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【管理栄養士監修】離乳食のミルク粥はいつから?レシピ動画や冷凍方法も紹介

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【管理栄養士監修】離乳食のミルク粥はいつから?レシピ動画や冷凍方法も紹介

甘みがあって赤ちゃんにとって食べやすい離乳食のミルク粥は、離乳食のおかゆのレパートリーとしておすすめのメニューです。この記事では、離乳食のミルク粥がどんなメニューか、いつから与えられるのか、レシピやアレンジ例などを紹介します。
甘みがあって赤ちゃんにとって食べやすい離乳食のミルク粥は、離乳食のおかゆのレパートリーとしておすすめのメニューです。この記事では、離乳食のミルク粥がどんなメニューか、いつから与えられるのか、レシピやアレンジ例などを紹介します。

離乳食のミルク粥とはどんなメニュー?

ミルク粥とは、離乳食のおかゆに育児用ミルクを混ぜて作るメニューです。

ミルクの甘味があり、赤ちゃんにとって親しみのある味なので食べがよいことが多いです。

米で作るおかゆ以外にも、パン粥やオートミール粥などに育児用ミルクを混ぜることで、様々な主食をベースにしたミルク粥を作ることができます。簡単に作れて、かつアレンジがしやすいのがミルク粥のメリットです。

離乳食のミルク粥はいつから?

米で作るおかゆの離乳食のミルク粥は、離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)から与えることができます。

たとえば離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)の場合、約30gの10倍粥に対し、調乳した育児用ミルクを約大さじ1加えて混ぜ合わせるだけで作ることができます。

離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)でも、各月齢に合わせたおかゆに育児用ミルクを加えることで、赤ちゃんにミルク粥を与えることができます。

また、ミルク粥に食べ慣れている食材を混ぜるのもおすすめです。

たとえば、ほうれん草などの葉物野菜が食べにくそうな場合、ミルク粥にほうれん草を月齢に合わせてペースト状や刻んだ状態にして混ぜることで、ミルクの甘味が苦味などを和らげて食べやすくしてくれます。

ただし、離乳食は赤ちゃんが様々な食材の味に慣れることを目的の一つとしているので、食べがよくなるからといって毎回ミルク粥に頼るのではなく、メニューのレパートリーのひとつとして時々取り入れてみてくださいね。

レシピ動画で作り方を確認

離乳食初期からの きほんのミルク粥(生後5〜6ヶ月頃から)

10倍粥で作るきほんのミルク粥の作り方を紹介しています。おかゆの食べ進みが悪くなってきたときにもおすすめです。

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上記の動画に出てくる10倍粥のレシピ動画

きほんの離乳食 10倍がゆ 作り方〜フリージング (生後5〜6ヶ月頃から)

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おかゆを米粉で簡単に作る方法

きほんの離乳食 米粉(うるち米)(生後5〜6ヶ月頃から)

米粉を使うと、簡単にペースト状のおかゆを作ることができます。すりつぶす必要がないので、忙しいときに作るのにぴったりです。

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おかゆをパン粥やオートミール粥に変えてアレンジ

きほんの離乳食 食パン(生後5〜6ヶ月頃から)

水だけでなく、だし汁で煮たり、粉ミルクを追加したりすることで、味の変化をつけることができます。

すりこぎやスプーンなどで軽くつぶすだけでちょうどよい形態になるので、手軽に作ることができます。

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きほんの離乳食 オートミール(生後7〜8ヶ月頃から)

オートミールとはオーツ麦を食べやすく加工したもので、お米と比べて食物繊維が豊富に含まれています。電子レンジで手軽に作れることがポイントです。

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冷凍方法は?

1回の食事で食べるおかゆの量は少ないので、多めに作って冷凍保存しておくと便利です。詳しい冷凍方法や解凍方法を紹介します。

冷凍方法

冷凍保存用の小分け容器やフリーザーバッグなどに入れて冷凍庫で保存します。

特に離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)は食べる量が少ないので、製氷皿に似た形の離乳食用の冷凍保存容器で保存すると少量(1キューブ)ずつ取り出せて便利です。

解凍方法

自然解凍でそのまま与えるのではなく、食べる前に電子レンジなどで必ず加熱して解凍してください。途中で混ぜながら加熱をすると、均一に解凍することができます。

冷凍保存の際の注意点

保存期間は約1週間以内を目安に食べきりましょう。環境によって保存期間に差が出る場合があるため、匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください。

また、解凍した離乳食を再冷凍することは雑菌が増える原因となるので避けましょう。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

参考

五十嵐隆(監修)、『授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)実践の手引き』、公益財団法人 母子衛生研究会、2020年