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【医師監修】赤ちゃんのしゃっくりについて|しゃっくりが多い・止まらないとき

【医師監修】赤ちゃんのしゃっくりについて|しゃっくりが多い・止まらないとき

赤ちゃんのしゃっくりが多いと「大丈夫かな?」と心配になりますよね。しゃっくりの多くは自然な現象ですが、中には何らかの病気が原因でしゃっくりをしている場合もあります。この記事では、赤ちゃんのしゃっくりについて説明します。
赤ちゃんのしゃっくりが多いと「大丈夫かな?」と心配になりますよね。しゃっくりの多くは自然な現象ですが、中には何らかの病気が原因でしゃっくりをしている場合もあります。この記事では、赤ちゃんのしゃっくりについて説明します。

赤ちゃんのしゃっくりはよくあること?

赤ちゃんが「ヒクッ!」としゃっくりをすることがありますよね。

寝ているのにしゃっくりをしていたり、遊んでいる最中に出たりといろんな場面で見られます。

実は、新生児の頃や乳幼児期はしゃっくりが出やすく、授乳後など特に、しゃっくりが出る赤ちゃんが多いようです。

原因は?

しゃっくりは、横隔膜が痙攣(けいれん)して引き起こされます。横隔膜とは、肺とおなかを隔てている筋肉です。何が原因で横隔膜が痙攣し、しゃっくりが起きるのか、これには諸説あります。中でも、食道や胃、横隔膜に何らかの刺激が加わることで、しゃっくりを誘発させているという説が多くいわれています。

赤ちゃんにとっての刺激は、大人とは少し異なります。

たとえば、

  • 呼吸のリズムが乱れた
  • 冷たい風にあたってびっくりした
  • 授乳のときに空気を飲んでしまった
  • 授乳後のゲップがうまく出し切れなかった 

など。

生まれたばかりの新生児の頃は、ささいなことでも刺激になりうるため、特にしゃっくりがよく出る傾向にあります。

しゃっくりの時間はそれぞれ

赤ちゃんによっては、短く数回で治ることもあれば、長い間しゃっくりをしていることもあります。

気付けば、30分もしゃっくりが続いていることもあります。

しかしそれだけしゃっくりが続くと、不安になるママやパパもいるのではないでしょうか。

赤ちゃんのしゃっくりの止め方は?

まず、赤ちゃんのしゃっくりは自然と治るものが多いので、一旦様子を見ましょう。なかなか治らない場合は、赤ちゃんが落ち着けるようにしましょう。

しゃっくりの多くは、授乳後や排尿後に見られます。おむつ替えをしたり、げっぷを出したりすると落ち着きやすいです。

げっぷを出させるときは、縦抱きにして優しく背中をなでたりトントンしてあげましょう。赤ちゃんも抱っこされ、ママやパパの匂いを感じると落ち着くといわれています。

【危険】大人のしゃっくりの止め方は絶対にやめましょう

しゃっくりが長い時間続いているからといって、決して大人のしゃっくりの止め方のように、急に驚かせたり、鼻をつまんだりしてはけません。大人のしゃっくりの止め方にも諸説ありますが、そのどれも赤ちゃんにしてよいことではありません。

こんな場合は注意

赤ちゃんがするしゃっくりの中には、病気の兆候である場合もあります。その場合は、しゃっくり以外にも以下のような症状が認められます。

しゃっくりが長く続いていたり、しゃっくりがつらそうに見えたり、何か気になるようであれば、赤ちゃんの体調も一緒に確認してみましょう。

・普段よりも元気がない、機嫌が悪い

・ミルクや母乳の飲みが悪くそれがしばらく続いている

・なんだかぐったりしている

・便が出ていない

・発熱

・腹部の膨満感が強い

など。

しゃっくりが異常を伝えている場合として、肺の病気、胃の病気、横隔膜周辺の臓器の病気、便秘などで横隔膜を刺激している可能性や、脳の病気の可能性などもありますが、どれも多くはありません。

しゃっくり以外の症状に気を付けることが大切で、そのようなときは迷わず病院を受診して相談しましょう。

基本的には、赤ちゃんがしゃっくりをすることはよくある現象です。多くは5分前後でしゃっくりは落ち着きますが、中には30分程度続く赤ちゃんもいます。もし、しゃっくり以外の症状がある場合、もしかすると病気の兆候かもしれません。ほかに赤ちゃんに異常がないか確認して、医師に相談してみましょう。

基本的には、赤ちゃんがしゃっくりをすることはよくある現象です。多くは5分前後でしゃっくりは落ち着きますが、中には30分程度続く赤ちゃんもいます。もし、しゃっくり以外の症状がある場合、もしかすると病気の兆候かもしれません。ほかに赤ちゃんに異常がないか確認して、医師に相談してみましょう。

参考

・メヂカルフレンド社、『新体系 看護学全書 母性看護学2 マタニティサイクルにおける母子の健康と看護』、2019年

・医学書院、『《系統看護学講座 専門分野Ⅱ》小児看護学[1]小児看護学概論 小児臨床看護総論』、2015年

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