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離乳食のふりかけはいつから?手作りレシピも紹介

【管理栄養士監修】離乳食のふりかけはいつから?手作りレシピも紹介

離乳食のふりかけはいつから与えられるのか、疑問に思ったことはありませんか?今回は、市販のふりかけや手作りのふりかけはそれぞれいつから与えられるのか、与えるときの注意点などを説明します。また、手作りするときのおすすめの食材や保存方法、おすすめレシピも紹介します。
離乳食のふりかけはいつから与えられるのか、疑問に思ったことはありませんか?今回は、市販のふりかけや手作りのふりかけはそれぞれいつから与えられるのか、与えるときの注意点などを説明します。また、手作りするときのおすすめの食材や保存方法、おすすめレシピも紹介します。

離乳食のふりかけはいつから?

離乳食のふりかけは、手作りのものと市販のものとでは与えられる時期が変わります。

また市販のものは、大人向けの一般的なふりかけや、子ども向けのふりかけ、さらにお店の離乳食コーナーに並んでいる赤ちゃん向けのふりかけなど、種類がいくつかあります。

使用している材料や味付けなどによっても与えられる時期が変わるので、それぞれ説明します。

市販の大人向けの一般的なふりかけの場合

市販の大人向けの一般的なふりかけは、塩分が多く、食品添加物などが使用されていることが多いので、離乳食の時期の赤ちゃんには与えません。

市販の子ども向けのふりかけの場合

市販の大人向けのふりかけと同様に、塩分が多く、食品添加物などが使用されていることが多いので、離乳食の時期の赤ちゃんには与えません。

離乳が完了し幼児食に移る1歳7ヶ月頃から与えられますが、頻度や1回の量が多くなりすぎないように注意して、少量から与えるようにしましょう。

ご飯に混ぜ込み、味の濃さを和らげて与えるのがおすすめです。

また、商品のパッケージに記載されている、使用している食物アレルギーの特定原材料の表示を確認し、与えたことのない食物アレルギーの特定原材料(例 えび、かになど)や食物アレルギーの症状を起こしたことがある食材が入っていないか確認してから購入しましょう。

市販の赤ちゃん向けのふりかけの場合

離乳食売り場などで手に入る市販の赤ちゃん向けのふりかけは、商品に記載されている対象月齢を確認して与えましょう。

一般的には離乳食に味を付けることが増える離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)以降が対象月齢となっているものが多いです。

ふりかけをかけるとよく噛まずにご飯を飲み込んでしまう場合や、ふりかけの味付けに慣れて白いご飯を食べなくなってしまう場合もあるので、使用する頻度や1回の量が多くならないように注意しましょう。

また、商品パッケージに記載されている原材料表示を見て赤ちゃんが食べたことのない食材が使用されている場合は、食物アレルギーの症状を引き起こす可能性もあるため、該当する食材単品を少量から与えて食べ慣れてから、ふりかけを与えましょう。

手作りのふりかけの場合

離乳食のふりかけを手作りする場合、食材によっては離乳中期(生後7~8ヶ月頃)から与えられるようになります。

離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)まではふりかけを作るときに塩などの調味料は加えず、食材のみを加熱して作りましょう。

作り方は記事後半の「手作りふりかけのレシピを動画で確認」を参考にしてみてください。

手作りすることのメリットは、ママやパパが使用する食材を選べることや、食品添加物を使用せず味の濃さも調節できることです。

手作りする場合のおすすめの食材

離乳食のふりかけを手作りする場合は、味付けが濃くならないように注意しましょう。

離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)から与えられるかつお節や青のり、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から与えられるすりごまなどの風味のよいものを混ぜると、醤油や塩を入れなくてもおいしく作ることができますよ。

しらす

離乳初期(生後5~6ヶ月頃)から与えられる食材なので、手作りふりかけを与えられる離乳中期からふりかけの具材として使えます。

ふりかけにする際は、離乳食の時期はお湯でゆでて塩抜きをして、赤ちゃんに合わせて細かく刻みましょう。やわらかい口当たりで、赤ちゃんでも食べやすい食材です。

生鮭

離乳中期(生後7~8ヶ月頃)から与えられます。離乳食の時期では、塩味のついた甘口や辛口などと記載してある塩鮭は使用せず、生鮭を加熱して使用するようにしましょう。

ふりかけにする際は、両面を焼く、お湯でゆでる、または電子レンジで加熱するなどの方法で中まで火を通し、骨と皮を丁寧に取り除き、細かくほぐすと食べやすくなりますよ。

ツナ水煮缶(ノンオイル・食塩不使用のもの)

離乳中期(生後7~8ヶ月頃)から与えられます。離乳食の時期には、必ずノンオイル・食塩不使用の水煮缶を選ぶようにしましょう。

ふりかけにする際は、そのままでは塊が大きいことがあるので、水気を切ってよくほぐし、フライパンで炒ると食べやすくなりますよ。

ひじき

離乳後期(生後9~11ヶ月頃)から与えられます。

ふりかけにする際は、乾燥ひじきの場合は水で戻して、生ひじきの場合は下処理をしてからお湯でやわらかくゆで、水気を切って細かく刻み、フライパンで炒って水分を飛ばします。

青菜(小松菜・ほうれん草・大根葉など)

離乳初期(生後5~6ヶ月頃)から与えられる食材なので、手作りふりかけを与えられる離乳中期からふりかけの具材として使えます。

特に小松菜やほうれん草は野菜の中でも鉄分が豊富なので、ふりかけにすると手軽に鉄分を取り入れられておすすめですよ。

ふりかけにする際は、細かく刻んで、お湯でやわらかくゆでてからフライパンで炒ります。

手作りふりかけのレシピを動画で確認

ごはんがパクパクすすむ! 手作り鮭ふりかけ (生後9〜11ヶ月頃から)

鮭を使用したふりかけのレシピです。ごま油や白すりごまで風味よく仕上がります。

赤ちゃんの月齢に合わせた白いご飯や軟飯に混ぜ、小さく丸めておにぎりにしたり、卵焼きなどに混ぜたりするなどのアレンジもできます。おにぎりにすれば手づかみ食べの練習にもなりますよ。

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手作りふりかけの冷凍保存方法

手作りふりかけを冷凍保存する場合は、ジッパー付きのフリーザーバッグに入れて冷凍庫に保管し、2週間以内を目安に使い切るようにしましょう。

必ず食べる直前に電子レンジまたはフライパンなどで全体が温まるまで加熱してください。

また、以下のことにも注意しましょう。

・雑菌が増える原因となるので、作ったものを常温のまま長時間放置することや、一度解凍したものを再冷凍することは避けてください。

・清潔な保存袋を使用してください。

・環境によって保存期間に差が出る場合があるため、 匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当