【医師監修】子どもの水ぼうそうの予防接種について | MAMADAYS(ママデイズ)
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子どもの水ぼうそうの予防接種について

【医師監修】子どもの水ぼうそうの予防接種について

水ぼうそうは主に子どもがかかりやすく、感染力も強い病気です。そんな水ぼうそうを予防するために有効なのが予防接種です。この記事では、水ぼうそうの予防接種について説明します。
水ぼうそうは主に子どもがかかりやすく、感染力も強い病気です。そんな水ぼうそうを予防するために有効なのが予防接種です。この記事では、水ぼうそうの予防接種について説明します。

水ぼうそうとは?

水ぼうそう(水疱瘡)とは、水痘帯状疱疹ウイルス(すいとうたいじょうほうしんウイルス)というウイルスの感染によって、発熱や全身に強い痒みを伴う発疹、水ぶくれが形成される病気です。

このウイルスはとても感染力が強く、飛沫感染・空気感染・接触感染などあらゆる経路から感染してしまいます。子どもが水ぼうそうになると、水ぼうそうでできた発疹が全てかさぶたになるまでは、周りの人に映す可能性がありますので、学校保健法によって保育園や幼稚園、小学校などへの登園および登校停止となります。

発疹が全てかさぶたになるまでは1週間から10日くらい、かさぶたが剥がれ落ちるまでは3週間前後といわれており、水ぼうそうにかかることは、ママやパパにとって育児の負担になりかねません。

水ぼうそうの症状に関する詳細は以下のリンクをご覧ください。

子どもの感染症で多い「水ぼうそう(水疱瘡)」は、正式には「水痘(すいとう)」といいます。かゆみを伴う水ぶくれが全身にできるのが特徴的な病気です。この記事では水ぼうそうの症状や注意すべきことについて紹介します。
感染力の強い水ぼうそう。水ぼうそうのウイルスに抗体がない1歳未満の赤ちゃんにかかった場合は、合併症を起こしやすいです。もし身近な人が水ぼうそうかあるいは帯状疱疹(たいじょうほうしん)にかかった場合、赤ちゃんにうつらないよう細心の注意を払う必要があります。

そんな水ぼうそうを予防するためには、日頃の予防行動のほかに、予防接種を受けることが有効です。

水ぼうそうの予防接種とは?

水ぼうそうの予防接種は「水痘ワクチン(すいとうワクチン)」というワクチンで全部で2回接種が必要です。

このワクチンは、1歳から受けることができます。

予防接種の予防率

水痘ワクチンの2回の接種で、水ぼうそうにかかる確率が80〜90%軽減できるといわれており、かかった際の症状を軽減することはほぼ確実にできるといわれています。

予防接種を受けた子どもへの影響は?

水ぼうそうの予防接種に使われる水痘ワクチンには、弱毒化されたウイルスが使用されています。なので稀に、接種後の子どもに異変が起こることがあります。

子どもへの副反応については、多くが軽度でおさまることが多く、発熱や水ぼうそうのように発疹が現れることが確認されています。

予防接種の子どもへの影響に関する詳細は、こちらの記事を参考にしてみてください。

予防接種を受けたあとに子どもの体調が変わらないか、心配になりますよね。この記事では、乳幼児が受ける予防接種による影響はないのかなど「副反応」について解説します。

予防接種のあとに気をつけること

水ぼうそうの予防接種を受けてから、15分から30分くらいは病院内で様子を見れるとよいです。

予防接種後に、発熱や発疹が見受けられることがあります。多くの場合、数日でおさまるので、予防接種後は意識して状態観察を心がけましょう。

通常は発熱や発疹が出ても自然に治まりますが、ごくまれに、重症になることがあるので、子どもが辛そうにしていたり、発熱や発疹が治らないようであればすぐに医師に相談しましょう。

予防接種の費用

日本ではその水痘ワクチンを「定期予防接種」として受けることができます。

日本には「定期予防接種」と「任意予防接種」がありますが、「定期予防接種」の場合、無料(公費)で接種できるので、推奨された期間内に接種しましょう。

水ぼうそうには予防接種が大切

水ぼうそうは子どもがかかりやすい感染症の中でも、とても感染力の強い病気です。あらゆる経路で感染をするので、予防接種を受けることは効果的な予防法です。

予防接種は1歳から受けられるので、なるべく推奨期間内の接種をしましょう。

子どもの頃に一度かかったはずの水ぼうそうが振り返す?

子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが、水ぼうそうが治ったあとも神経に留まり、免疫の力が低下したりストレスなどが原因で「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」として発症することがあります(50歳以上のことが多いです)。

帯状疱疹は、個人差がありますが、帯状に発疹や痛みなどの症状があらわれ、神経痛などの後遺症が残ることもある病気です。

水ぼうそうと異なり「帯状疱疹」自体が周りの人にうつることはありません。しかし、水ぼうそうのウイルスに対する免疫を持っていない人(たとえば、水ぼうそうにかかっておらず、かつ水痘ワクチンを接種していない子どもなど)には感染することがあります。その場合、うつされた人は水ぼうそうになります。

50歳以上になった人は、帯状疱疹にかかりにくくするために予防接種を受けることができます(費用自己負担)。過去に水ぼうそうにかかったことがある人や帯状疱疹にかかったことがある人は受けるとよいです。

なお、水ぼうそうにかかったことのない人は、体内にウイルスがとどまっていることはないので、予防接種は必要ありません。

水ぼうそうは、子どもの頃にかかりやすく、その後成人して50歳を迎える頃、再発のリスクがあり油断できない病気といえます。

参考

・医学書院、『《系統看護学講座 専門分野Ⅱ》小児看護学[2]小児臨床看護各論』、2020年

・厚生労働省、「水痘 」、2021年1月閲覧

・医学書院、 『成人看護学[11] 専門分野2 アレルギー膠原病 感染症』、2020年

・医学書院、『疾病のなりたちと回復の促進〈4〉微生物学 (系統看護学講座 専門基礎分野)』、2018年

写真提供:ゲッティイメージズ

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