【医師監修】子どもの水ぼうそうのあとは残る?あとを残さないようにするために | MAMADAYS(ママデイズ)
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子どもの水ぼうそうのあとは残る?あとを残さないようにするために

【医師監修】子どもの水ぼうそうのあとは残る?あとを残さないようにするために

水ぼうそうになるとかゆみを伴う発疹が現れ、それがあとにならないか不安に思うママやパパもいるのではないでしょうか。この記事では、水ぼうそうの「あと」に関する対策などを紹介します。
水ぼうそうになるとかゆみを伴う発疹が現れ、それがあとにならないか不安に思うママやパパもいるのではないでしょうか。この記事では、水ぼうそうの「あと」に関する対策などを紹介します。

水ぼうそう(水疱瘡)とは?

水ぼうそうは子どもの頃になりやすく、もし予防接種をしないとほとんどの場合子どものうちにかかるといわれています。

その症状は発熱と発疹です。発疹の特徴は、全身の皮膚にできる赤い発疹で、その真ん中に小さな水ぶくれが現れ、かゆみを伴うことです。水ぶくれは、時間経過で乾燥してかさぶたとなり、はがれ落ちます。

水ぼうそうでは個人差もありますが、体中にたくさんのぶつぶつとした水ぶくれができます。また発疹や水ぶくれの箇所はかゆみを伴うため、子どもが肌を引っ掻いてしまうことがあります。

そのような状態を見ると、これらの発疹のあとが本当に残らないのか、ママやパパは不安になるかもしれません。

水ぼうそうについての詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。

子どもの感染症で多い「水ぼうそう(水疱瘡)」は、正式には「水痘(すいとう)」といいます。かゆみを伴う水ぶくれが全身にできるのが特徴的な病気です。この記事では水ぼうそうの症状や注意すべきことについて紹介します。
感染力の強い水ぼうそう。水ぼうそうのウイルスに抗体がない1歳未満の赤ちゃんにかかった場合は、合併症を起こしやすいです。もし身近な人が水ぼうそうかあるいは帯状疱疹(たいじょうほうしん)にかかった場合、赤ちゃんにうつらないよう細心の注意を払う必要があります。

水ぼうそうの「あと」はのこる?

水ぼうそうでは多くの場合、その発疹のあとは残りにくいといわれています。

しかし、かゆい肌を思いっきり引っ掻いて肌を傷つけてしまうと、それがあとになる可能性は高くなります。

また、少しかいただけでも、色素沈着を起こし、薄くなるのに時間がかかることもあります。子どもの肌の体質によってもあとの残りやすさ、残りにくさの基準は変わってきます。

なるべく子どもが引っ掻いたりいじったりしないよう、ママやパパも一緒に注意しましょう。

あとが残ってしまう場合

子どもが肌を強くかいてしまうことで肌が傷つくと、あとが残りやすくなります。傷が深いほど、肌が凹んでしまったり色素沈着を起こしたりします。

また、かきむしった傷口にばい菌が入り込むと、傷が膿んでさらに悪化させてしまうことがあります。

さらに注意すべきはかゆみだけではありません。水ぼうそうが治るときに現れるかさぶたを、子どもがいじってはがしてしまうこともあります。

かさぶたとはいえ、その下の皮膚はまだ柔らかいので、傷ついてしまえばあとになるかもしれません。

水ぼうそうのときは、できるだけ子どもがかきむしったり、かさぶたをいじらないように、予防と対策をとることが、あとを残さないために大切です。

水ぼうそうのあとが残らないようにするには?

水ぼうそうのあとが残らないようにするには、「早く治すこと」と「触らせないこと」です。具体的にどういったことをしたらよいのか、ひとつずつ見ていきましょう。

なるべく早くに受診する

【受診の目安】

38度前後の発熱

赤い発疹がある

などの症状があれば、なるべく早く病院で診てもらうようにしましょう。

水ぼうそうを早く治すには、その兆候や症状に気付いて早くから治療を開始することが大切です。

引っ掻いてしまうような水ぶくれが広範囲に広がる前に抑えることができますし、そのほかの症状も軽度に抑えられる可能性が高くなります。

発疹や水ぶくれに触らない

【触らない対策】

処方されたかゆみ止めの薬を用法用量をまもって塗る

手にミトンをつける

爪を短く切っておく

水ぶくれに触らせないこともまた、あとを残さない上で大切です。水ぼうそうの治療の一環としてかゆみ止めを出されることがあります。

これにより多くの場合かゆい感覚は抑えられますが、中には子どもが違和感を感じて触ってしまうこともあるので、引き続き子どもが触らないように意識しましょう。

また、水疱ができている部分の皮膚は弱っています。紫外線などの外的刺激もできるだけ避けられるとよいでしょう。

肌がかゆいときに我慢するのは大人でも難しいことがあります。ましてや子どもがかゆみをじっと我慢するのは、もっと難しいでしょう。もし子どもが肌をかいてしまっても、子どもを叱りすぎないようにしましょう。

水ぼうそうにかからないための予防接種

そもそも水ぼうそうにかからないように、予防接種を受けるという手段もあります。水ぼうそうの予防接種は、指定された期間内に接種することで定期接種として無料(公費)で受けられます。

水ぼうそうの予防接種について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

水ぼうそうは主に子どもがかかりやすく、感染力も強い病気です。そんな水ぼうそうを予防するために有効なのが予防接種です。この記事では、水ぼうそうの予防接種について説明します。

水ぼうそうになって少しかきむしってしまっても、全く元に戻らないわけではありません。水ぼうそうの症状は、子どもにとってもママやパパにとっても長引くほど負担が大きくなります。水ぼうそうのあとを残さないためにも、子どもが症状でつらい思いをしないためにも、なるべく早期の発見と受診ができるとよいですね。

参考

・医学書院、『《系統看護学講座 専門分野Ⅱ》小児看護学[2]小児臨床看護各論』、2020年

・厚生労働省、「水痘 」、2021年1月閲覧

・医学書院、 『成人看護学[11] 専門分野2 アレルギー膠原病 感染症』、2020年

・医学書院、『疾病のなりたちと回復の促進〈4〉微生物学 (系統看護学講座 専門基礎分野)』、2018年

・医学書院、『解剖生理学 人体の構造と機能[1]』、2018年

写真提供:ゲッティイメージズ

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