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地鎮祭とは?初穂料など準備すべきものは?費用の相場はどのくらい?

地鎮祭とは?初穂料など準備すべきものは?費用の相場はどのくらい?

自分で家を建てるというとき、何もない土地の段階で行う「地鎮祭(じちんさい)」とよばれる儀式があります。地鎮祭ではどのような準備が必要なのでしょうか。この記事では、地鎮祭のときの初穂料など必要なものについてや相場について紹介します。
自分で家を建てるというとき、何もない土地の段階で行う「地鎮祭(じちんさい)」とよばれる儀式があります。地鎮祭ではどのような準備が必要なのでしょうか。この記事では、地鎮祭のときの初穂料など必要なものについてや相場について紹介します。

地鎮祭ってどんな儀式?どこに依頼するの?

地鎮祭とは、建設工事に先立ってその土地に新しく建物を建てそこに住むことを神様に報告し、これから安心・安全に暮らしていけるように願う儀式のことをいいます。

実際には、家を建てる前やビルを建てる前の何もない状態の土地で神主を招いて行われます。施工に関わる業者や建設予定の家に住む人らが主に参加し、神主が祝詞を唱えて工事の安全やこれからの生活の安全を祈願します。

地鎮祭で用意するものをチェック

地鎮祭は施工業者が主催する場合が多く、祭壇やお供え物など当日に必要なものの準備もしてくれています。

  • 神社側が準備してくれるもの
  • 施工業者側が準備してくれるもの
  • ママやパパ側で用意しておくもの

念のためこの3点を事前に施工業者に確認しておきましょう。当日、慌てないためにも「どこまで準備してくれるのか」「自分たちが持って行くものはあるのか」など、把握しておくと安心ですね。

施主で用意しておくもの

ママやパパが施主(せしゅ:建築の依頼主)として地鎮祭で準備しておくよう言われることが多いものを紹介します。

※施工業者によって異なるので確認が必要です。

  • 初穂料(または玉串料)

地鎮祭で祈祷にいらっしゃった神主への返礼金のこと。

  • 奉献酒(ほうけんしゅ)

地鎮祭のときに神にお供えするお酒のこと。奉献酒は地鎮祭のときに祭壇にお供えされ、儀式のあとは神主に渡したり、参加者で分けたり、儀式の規模やお供物によってさまざまです。

  • 近隣の挨拶回りの手土産(粗品)

地鎮祭のあと、近所への挨拶回りを行う場合、手土産(粗品)をママやパパが用意することもあります。施工業者によっては粗品を準備してくれる場合もあるので、確認が必要です。

  • お車代

地鎮祭を行う土地に来られた神主に支払う交通費のこと。

※必ず渡す決まりはなく、地鎮祭の儀式にいらっしゃった神主に対し、あくまで気持ちで渡すものなので、渡せる余裕がある場合は渡しましょう。

地鎮祭の費用の相場を知りたい!

地鎮祭にかかる費用は、現場諸経費として見積りに組み込まれている場合がほとんどです。

そのためママやパパが新たに負担する費用は、初穂料(または玉串料)・奉献酒代・挨拶回りの手土産代・お車代の4点になることがほとんどです。地鎮祭自体の負担額が気になる場合は、施工業者に確認しましょう。

初穂料の相場は?

初穂料の相場は、20,000~50,000円程度といわれています。

地鎮祭で祈祷を行う神職の方へ渡す返礼金のことを初穂料といいます。初穂料は玉串料ともいい、どちらも同じ意味として使われています。

奉献酒(ほうけんしゅ)の相場は?

地鎮祭で神に捧げるお酒のことを奉献酒(ほうけんしゅ)といい、相場は5,000円程度です。奉献酒には金額によって良い悪いという基準はなく、用意するママやパパの予算に合わせて調整するとよいでしょう。

実際に奉献酒についてどんな大きさがいいのか、どんな銘柄がいいのかなど、何を用意したらいいかわからない場合は、施工業者に聞いてみたり、予算に合わせて酒店で相談するとよいでしょう。

近隣の挨拶回りの手土産(粗品)の相場は?

タオルやお菓子など、一つ500~1,000円のものを用意することが多いです。

施工業者がすでに用意していることもあるので、一緒に挨拶を行うか、別で挨拶に赴くかは自由です。

土地に対してどのくらいまでを近隣と捉えて挨拶しに行くかも、ママやパパの考え方次第になってきます。実際にいくつ分用意するかで、一つあたりの費用を調整してもいいかもしれませんね。

お車代の相場は?

相場は10,000程度とされています。

お車代とは、地鎮祭を行う土地に来られた神主に交通費として支払うお金のことをいいます。神主の交通費は地鎮祭の費用の中に入っている場合もあり、お車代として渡さないで済む場合もあります。

事前に施工業者やお願いする予定の神社などに確認しておきましょう。

お車代に関しては、気持ち程度に渡すものなので、無理に渡さなければならないものではありません。金額についても余裕のある範囲内であれば、厳密な決まりはありません。あくまでも来てくださった感謝の気持ちとして渡せるとよいでしょう。

初穂料や奉献酒のきまり

初穂料や奉献酒を用意する場合、地方や地鎮祭の規模や予算などによって異なりますが、一定のきまりがあります。気になる場合は施工業者などに確認してみるとよいでしょう。

初穂料

  • 水引の選び方

住まいを建てることは何度起こってもよいおめでたいことととえるのであれば、蝶結びの水引を選びます。

一方、今回建てる家が地震や火災にあわないことを願って、一度きりの祝いごととしてとらえるなら、結び目がほどけないように締められている結び切りの水引にしてもよいでしょう。

どちらが正しいということはないので、水引選びは家を立てるときの願いを込めたものを選ぶとよいでしょう。

  • のし袋の書き方

初穂料を用意する機会はあまりないので、一般的な表書きのマナーもしっかりチェックしておきましょう。のし袋の水引の上側中央には「御初穂料」と書きます。「玉串料」「御供え」でも構いません。

水引の下側中央には施主の氏名を書きます。1人の場合はフルネームを、家族連名の場合は世帯主だけをフルネームにして横に家族の名前を並べて書きます。氏名の文字の大きさが「御初穂料」より大きくならないように気をつけてくださいね。

奉献酒

  • 水引の選び方

水引の種類は初穂料に合わせましょう。

  • のしの書き方

酒屋さんで頼めば、地鎮祭のマナーもよく知っているので「地鎮祭用のお酒を買いたい」と伝えるだけで、包装やのし紙など体裁をきちんと整えて用意してくれます。迷ったときは、相談してみるのもよいかもしれませんね。

手土産やお車代

施工業者によってそもそも用意が必要な場合と、必要がない場合があるので事前の確認が必要です。

手土産の場合は簡単なのしと水引を付けて渡すと、挨拶するときにも渡しやすいでしょう。お車代の場合は、白い封筒に「お車代」や「御車代」と書いて神主に直接渡します。

初穂料はいつ渡せばいいの?

  • 地鎮祭が始まる前に渡す
  • 地鎮祭のあとに参加者がちょっと寛いでいるときに渡す
  • 地鎮祭を終えて神職の方が帰るときに渡す

など、初穂料を神主に渡すタイミングも厳密な決まりはありません。

儀式が始まるときに渡してそのまま祭壇に奉納されるケースが多いようですが、地鎮祭が終わったあとでも特に問題はありません。

地鎮祭の進行や内容によってはちょうどいいタイミングが変わってくるので、事前に施工業者やお願いする神社に確認しておくと安心です。

地鎮祭の準備は施工業者に確認してから

地鎮祭の準備では、実際にどのような準備が必要なのか、施工業者やお願いする神社などによって異なります。そもそも地鎮祭自体を行うかどうかも、現代では自由に決められるので、地鎮祭を行うかの判断や予算、信仰的な意向があれば、早いうちに施工業者と相談するようにしましょう。

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