【医師監修】妊娠2ヶ月(4・5・6・7週)|ママとおなかの赤ちゃんの様子 | MAMADAYS(ママデイズ)
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妊娠2ヶ月(4・5・6・7週)|ママとおなかの赤ちゃんの様子

【医師監修】妊娠2ヶ月(4・5・6・7週)|ママとおなかの赤ちゃんの様子

ママが妊娠に気がつく妊娠2ヶ月の頃、おなかの中の赤ちゃんは人間としての機能を備える準備をしています。この時期のママと赤ちゃんの様子を見ていきましょう。
ママが妊娠に気がつく妊娠2ヶ月の頃、おなかの中の赤ちゃんは人間としての機能を備える準備をしています。この時期のママと赤ちゃんの様子を見ていきましょう。

妊娠2ヶ月のママの体

おなかの大きさ

妊娠前には鶏の卵くらいだった子宮の大きさは、妊娠2ヶ月の終わり頃には鶏の卵2.5個分くらいになります。

体に起こる変化

妊娠すると月経(生理)が止まり、基礎体温は高温相(体温が高い状態が続く期間)が続きます。胸がチクチクと痛んで張りを感じたり、情緒不安定になったりするのは、妊娠によって女性ホルモンの分泌が増えることが原因です。

便秘や眠気、だるさなどのほか、空腹時に吐き気を感じたり、食べ物の好みが変わったり、つわりの症状に悩まされる人もいます。

赤ちゃんの様子

妊娠2ヶ月初め頃の赤ちゃんは、まだ小さな魚のような形です。ここから段々と人間らしい形へと変化していきます。

赤ちゃんの大きさ

妊娠2ヶ月の初めから終わり頃になると、赤ちゃんの大きさは下記のようになります。
成長には個人差があるので、あくまでも目安として参考にしてみてくださいね。

2ヶ月_赤ちゃんの大きさ

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赤ちゃんの成長

妊娠4週頃になると、超音波(エコー)検査で「胎嚢(たいのう)」が見えてきます。

胎嚢とは赤ちゃんを包み込む袋のこと。胎嚢の中の赤ちゃんはまだよく見えないか、見えても小さな点のようです。妊娠4週頃の赤ちゃんは、長いしっぽやえらがあるタツノオトシゴのような形です。まだ人間らしい姿をしていないため、「胎児」ではなく「胎芽(たいが)」とよばれます。

妊娠5週頃からは、赤ちゃんの主な器官の原型が作られ始めます。
はじめに作られていくのは脳や脊髄などの基になる神経管と、心臓や血管などの循環器系です。心臓が動き始め、最初の赤血球ができてきます。

妊娠6週頃になると、消化器、目、耳などが作られ始めます。手足になる部分もできてきますが、まだ小さな丸い突起にすぎません。

妊娠7週頃にはしっぽやえらがなくなってきて、2頭身の体へと変化してきます。

動きの様子

妊娠6週頃になると、赤ちゃんの心臓が動く様子がエコーで見えるようになります。
心拍が確認できると、赤ちゃんが無事に育っていることがわかります。小さな心臓は、未完成のうちから動き始め、体に血液を循環させてほかの器官の発育を支えるのです。

妊娠2ヶ月頃のママが気をつけるべきこと

赤ちゃんの主要な器官が作られていく妊娠2ヶ月頃は、薬物や放射線などの影響を受けやすいため、注意が必要です。

たばこやアルコールはNG

たばこやアルコールは、赤ちゃんに先天的な奇形を引き起こす可能性があります。妊娠がわかったら、禁煙しましょう。
また、パートナーや家族など、周りの人が吸ったたばこの煙(副流煙)にも注意が必要です。アルコールも中止しましょう。

X線検査に注意

妊娠初期は放射線の影響を最も受けやすく、被ばくすると赤ちゃんの奇形発生リスクが上昇します。
レントゲン撮影などX線検査が必要な場合には、妊娠していること、あるいは妊娠の可能性を、必ず告げるようにしましょう。

薬の服用にも注意

妊娠がわかったら、薬を服用する際には必ず医師に相談しましょう。
妊娠に気づく前に飲んでしまった薬の影響が心配な場合には、医師や薬剤師に相談してみるとよいでしょう。

葉酸を摂る

葉酸はビタミンB群の一種で、赤ちゃんの正常な発達に必要な栄養素の一つです。妊娠前から葉酸を十分に摂取すると、赤ちゃんの神経管閉鎖障害(先天性異常の一つ)のリスクを減らせることがわかっています。ママの貧血予防にも重要です。

葉酸を多く含む食品には、以下のようなものがあります。

  • ほうれん草
  • ブロッコリー
  • いちご
  • 納豆 など

つわりで食べ物から葉酸を摂るのが難しい場合には、葉酸のサプリメントやキャンディなどを利用するとよいでしょう。

ただし、過剰摂取には注意が必要です。サプリメントで摂る場合は使用量の目安を守るようにしましょう。

詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

「葉酸」とは赤ちゃんの障害のリスクを下げるために重要な栄養素です。今回は助産師のさきさんに、妊娠中に摂取するべき時期や適切な量について伺いました。

妊娠2ヶ月頃にやっておきたいこと

必ずやっておくべきこと

妊娠かなと思ったら、必ず医師の診察を受けましょう。

妊娠検査薬で陽性の場合でも、正常な妊娠かどうかは判断できません。妊娠中に赤ちゃんを育てる部分(子宮体部)以外に受精卵が着床する「異所性妊娠(いしょせいにんしん)」や、赤ちゃんが何らかの原因で途中で成長を止めてしまう「早期流産」の可能性もあります。産婦人科では、尿検査や血液検査、超音波検査などで妊娠の確定診断を行います。

妊娠が確定したら、妊娠初期から23週までは、4週間に1回の間隔で妊婦検診を受けましょう。

できればやっておきたいこと

仕事を持つママは、職場に妊娠を告げるタイミングを考えておきましょう。身体への負担が大きければ、妊娠中の通勤緩和や、勤務時間の短縮、作業環境の変更などの相談をする必要があります。

荒瀬先生からの一言メッセージ

この時期は「希望」と「不安」が交錯する期間であり、過去に流産の経験のある方は特に後者が強くなるかも知れません。同時に親としての自覚が少しずつ芽生える時期でもありますので、今までの生活習慣を見つめ直し、おなかの赤ちゃんに良いとされることを積極的に行うよう意識してみましょう。

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参考:

・医療情報科学研究所(編)、『病気がみえる vol.10 産科 第4版』、株式会社メディックメディア、2018年

・「日集中医誌.2006;13:115~123.心臓形態形成の新 しい発生学:発 生現象 と心奇形および再生医療への展望」(日本集中治療医学会)

・妊婦検診Q&A(厚生労働省)

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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