授乳中にチョコレートを食べてもいい?おっぱいや赤ちゃんへの影響は?【専門家監修】 | MAMADAYS(ママデイズ)
MAMADAYS(ママデイズ)
チョコを食べるとおっぱいが詰まりやすいのは本当?

授乳中にチョコレートを食べてもいい?おっぱいや赤ちゃんへの影響は?【専門家監修】

授乳中にチョコレートを食べるとおっぱいが詰まりやすくなるという噂を聞き、控えている人もいるのではないでしょうか? カフェインなどの成分が気になる人もいるかもしれません。この記事では、チョコレートがおっぱいや母乳の成分に与える影響について紹介します。
授乳中にチョコレートを食べるとおっぱいが詰まりやすくなるという噂を聞き、控えている人もいるのではないでしょうか? カフェインなどの成分が気になる人もいるかもしれません。この記事では、チョコレートがおっぱいや母乳の成分に与える影響について紹介します。

授乳中にチョコレートを食べるとおっぱいが詰まりやすいのは本当?

授乳中のチョコレートでおっぱいが詰まるという根拠はない

チョコレートをはじめ、特定の食品がおっぱいを詰まらせる(乳腺炎になる)という医学的な根拠はありません。

おっぱいが詰まる原因は、授乳回数が少ない・授乳の間隔があく・赤ちゃんの吸い付きが弱い・母乳の過剰分泌・急に授乳をやめるなどがあります。

チョコレートが原因になることは考えにくいので、授乳中でも適度に楽しんでOKです。

授乳中のママは量に気をつければチョコレートを食べてもOK

授乳中にチョコレートを食べるのは問題ありませんが、量に気をつけないといけません。

理由のひとつに、チョコレートにカフェインが含まれることが挙げられます。

カフェインは母乳に移行するので量に注意が必要

授乳中のカフェインは、1日あたり200~300mg以内(コーヒー1~2杯)にしておくことが推奨されています。カフェインは母乳を通して赤ちゃんに移行します。

授乳中にカフェインを1日あたり800mg以上摂っている場合、カフェインを摂っていない場合に比べて、子どもが眠っている間に突然死亡してしまう病気であるSIDS(乳幼児突然死症候群)の発症率が約5倍に増えることが報告されています。

カフェインの過剰摂取は、興奮、不安、めまい、心拍数の増加、不眠症、下痢、吐き気などの健康被害を起こすことがあります。赤ちゃんはカフェインの感受性が高いため、授乳中は注意しましょう。

こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

授乳中のママが、気分転換にコーヒーや紅茶をのみたいと思ったとき、気になるのはカフェインについてではないでしょうか?今回は、授乳中のカフェインの影響や摂取量について解説します。

チョコレートに含まれるカフェイン量

チョコレートに含まれるカフェインは、メーカーや種類によって異なる場合がありますが、コーヒーのように多くはありません。

  • 一般的なミルクチョコレート:25g(5粒ほど):カフェイン量7mg
  • 一般的な高カカオをうたったチョコレート:25g(5粒ほど):カフェイン量21mg
  • コーヒー:150ml(カップ1杯):カフェイン量90mg

授乳中のカフェイン量は1日200~300mg以内が目安なので、たくさん食べなければ超えることはないでしょう。

ただし、コーヒーや紅茶、緑茶、ココアなどのカフェインを含む飲み物と一緒に食べる場合は、量に気をつけましょう

ただし、洋酒入りのチョコレートはNG

洋酒入りのチョコレートは、アルコールが含まれるため避けておきましょう。アルコールもカフェインと同じく母乳へ移行し、赤ちゃんへの影響が考えられます。

生後1ヶ月以内の赤ちゃんはアルコールの分解能力が大人の1/2程度と低く、成長や発達の遅れにつながるという報告もあります。

チョコレートを食べるときは、パッケージの原材料名をチェックするなどして、アルコール(洋酒など)が入っていないかチェックするとよいでしょう。

授乳中のチョコレートがやめられない!チョコレートケーキも食べたい!

チョコレートの食べ過ぎはカフェインだけでなく、カロリーオーバーにもつながってしまうため気をつけたいものです。チョコレートケーキも含め、チョコレートの食べ方のコツをお伝えします。

授乳中にチョコレートケーキはOK、ただし栄養バランスに注意しよう

授乳中、チョコレートはもちろん、チョコレートケーキを食べても問題ありません。

ただし、種類にもよりますがチョコレートケーキは、1切れあたり300〜400kcal。

毎日のように食べていると、カロリーオーバーしたり、脂質の摂り過ぎになったりしてしまい、栄養バランスが崩れる原因になってしまいます。

授乳中は妊娠前より、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素の必要量が高まるため、できるだけ栄養バランスよく食べることを心がけたいものです。カロリーの高い間食は、ほどほどに楽しむようにしましょう。

こちらの記事で授乳中の人におすすめのおやつを紹介しています。

授乳中は、すぐにお腹がすいてついついおやつを食べてしまいがちな時期。授乳中のおやつはどのくらいの量なら食べていい?チョコやケーキなどの甘いものは大丈夫?市販のおやつでもいいの?など、授乳中のおやつの疑問や注意点、上手な食べ方についてお答えします。

授乳中、チョコレートが食べたくなったときの上手な食べ方

手軽に食べられるチョコレートは、つい食べ過ぎてしまいがちです。食べ過ぎないように工夫をしましょう。

1日に食べる分を小分けにしておく

授乳中の間食は1日に食べる量を決め、食べ過ぎを防ぎましょう。

1日の間食のカロリーの目安は200kcal以内です。板チョコでいうと2/3枚ほどが目安となります。1日に食べる分を小分けにして、タッパーに入れておくなどするとよいでしょう。

買い置きしない

チョコレートをはじめ、間食類は買い置きしないことで食べ過ぎを防げます。自宅に置いていると、つい手が伸びて食べ過ぎてしまうものです。

買い物に行った際は、その日に食べる分だけ買う、または次の買い物までの日数分を考えて必要な量だけを買うなどして対策しましょう。

ゆっくりと味わって食べる

チョコレートを食べるときは、ゆっくりと味わって食べましょう。ゆっくりと食べることで満腹感を得やすくなり、食べ過ぎ予防が期待できます。

温かい飲み物を用意して一緒に食べるようにすると、さらにゆっくり食べられるでしょう。

授乳中のチョコレートは乳児湿疹に関係するの?

赤ちゃんに湿疹ができたとき、食べたものが悪かったのかと考えてしまうこともあるのではないでしょうか。

食べ物が乳児湿疹に直接関係するという根拠はない

乳児湿疹は赤ちゃんにできる湿疹全体のことを指し、原因はホルモンの影響や皮脂の分泌過剰など、さまざまなものが考えられています。

『授乳・離乳の支援ガイド』では以下のように記載されています。

子どもの湿疹や食物アレルギー、ぜんそく等のアレルギー疾患の予防のために、妊娠及び授乳中の母親が特定の食品やサプリメントを過剰に摂取したり、避けたりすることに関する効果は示されていない。子どものアレルギー疾患予防のために、母親の食事は特定の食品を極端に避けたり、過剰に摂取する必要はない。バランスのよい食事が重要である。

そのため授乳中のママが食べたチョコレートが、乳児湿疹に関係しているとは一概には言えません。

ただし、授乳のあとに赤ちゃんに明らかな湿疹がみられるなど、気になる症状がある場合には医師に相談しましょう。

赤ちゃんの湿疹が治らないときは医師に相談しよう

赤ちゃんの湿疹の種類や原因はさまざまです。

母乳が原因とは限らないので、湿疹が治らない、ひどくなったなどの気になる症状が続くときは、医師に相談しましょう。

正しいスキンケアの方法や、治療についてもアドバイスを受けることが大切です。

授乳中の食事は栄養バランスが大事、適量を守って美味しく食べよう

授乳中は、母乳が作られるためにさまざまな栄養素が必要になります。

赤ちゃんの面倒を見ながらの食事の準備は大変ではありますが、なるべく栄養バランスのよい食事を摂れるよう心がけましょう。

チョコレートなどの間食も、量に気をつけながら、息抜きとして楽しんでくださいね。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当