【管理栄養士監修】離乳初期（生後5〜6ヶ月頃）の玉ねぎ｜冷凍保存やレシピなど

玉ねぎは離乳初期の生後5〜6ヶ月頃から与えられます。玉ねぎなどの野菜は、離乳食を始めて1週間ほど経ち、おかゆに慣れた頃に始めましょう。

玉ねぎは透き通るまでしっかり加熱すると、甘みが出てやわらかくなるため、赤ちゃんが食べやすくなります。玉ねぎの繊維に対して垂直に切ると加熱が短時間で済み、繊維が短くて食べやすくなりますよ。

初めて玉ねぎを与えるときは、離乳食用スプーン1さじから始めましょう。初めはほかの食材と混ぜずに与えてください。少しずつ量を増やし、食べられる量を増やしていきます。

離乳食全期間を通した玉ねぎの調理方法など、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

離乳初期の玉ねぎは、加熱したものをすりつぶすか裏ごしして、なめらかなペースト状にします。加熱は鍋を使って煮てもよいですが、電子レンジでも可能です。

• 玉ねぎ　1/2個
• 水　適量

※とろみをつける場合

片栗粉:水＝１:２

1．玉ねぎを繊維を断ち切るように1〜2㎝幅に切る。

2．鍋に入れ、水を適量入れる。

3．強火にかけて、沸騰したら弱火にして透き通ってきてやわらかくなるまで約15分煮て、ザルにあげて粗熱を取る。

（電子レンジの場合は、耐熱容器に入れ水大さじ2加え、ふんわりラップをして600wのレンジで約2〜3分加熱する。粗熱が取れるまでラップをしたまま冷ます）

4．赤ちゃんの月齢に応じて、ハンドブレンダーやフードプロセッサーでペースト状にし、ゆで汁またはだし汁で伸ばす。

（すり鉢や裏ごし器を使って手動でつぶしてもOK）

とろみを少しつけてあげると食べやすくなります。

※とろみをつける場合

お湯またはだしで伸ばした玉ねぎを煮立てて、煮立った中に水溶き片栗粉を少量ずつ加えて赤ちゃんの月齢に合わせたとろみをつける。

玉ねぎの基本の調理の仕方について、こちらの記事では動画で紹介しています。参考にしてみてくださいね。

離乳初期に使う玉ねぎを、簡単に調理する方法をお伝えします。

離乳初期の玉ねぎは鍋で加熱してもよいですが、電子レンジで加熱すると時短になり、洗い物も少なく済みます。

電子レンジで加熱するときは、必ず水を入れましょう。玉ねぎがパサつくのを防ぎ、しっとりやわらかく仕上がります。電子レンジで加熱する場合も、玉ねぎの繊維を断ち切るように垂直に切ると、繊維が残りづらくつぶすのも簡単になります。

加熱した玉ねぎをすりつぶす際、すり鉢や裏ごし器を使ってもよいですが、ハンドブレンダーがあると簡単にペースト状にできます。

玉ねぎは繊維が残りやすく、すり鉢や裏ごし器でつぶすとやや手間がかかりますが、ハンドブレンダーだと簡単になめらかになりますよ。力もいらずあっという間にできるので、時間短縮にも繋がります。

ハンドブレンダーは少量だと撹拌しにくいので、まとめてペーストを作っておき、冷凍しておくと便利です。

玉ねぎは、生の状態ですりおろしたものを加熱してもOKです。少量でも調理しやすく、加熱も短時間で済み簡単に調理できます。

ただし、すりおろす際に大きな塊が残らないように注意しましょう。加熱するときは水を足し、辛みが抜けて甘みが出るまでしっかり加熱してください。

離乳初期に使う玉ねぎは冷凍保存できます。加熱してペースト状にしたものを、離乳食用の小分けトレーに大さじ1ずつ入れて冷凍します。凍ったらフリージングバッグに移して、1週間以内に使い切りましょう。

食べる前に電子レンジまたは小鍋などを使って再加熱してください。1週間は目安の期間なので、 匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください。

もし離乳食用に冷凍していた玉ねぎが余ったら、大人の料理に活用できます。甘みが出るので、ハンバーグやステーキなどのソースや、スープに入れるとよいでしょう。

ただし、大人用に使う場合もなるべく早めに使い切るようにしましょう。

玉ねぎは、まれに食物アレルギー発症の危険性があります。そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関に受診できる時間に与えるようにしましょう。

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玉ねぎは離乳初期の野菜デビューにもおすすめの食材です。年中手に入り、常備している方も多いので、取り入れやすいのも魅力です。赤ちゃんに与えるときは、できる限り新鮮な玉ねぎを使うようにしましょう。