MAMADAYS管理栄養士に聞いた 子どもの習い事「料理教室」 | MAMADAYS(ママデイズ)

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MAMADAYS管理栄養士に聞いた 子どもの習い事「料理教室」

MAMADAYS管理栄養士に聞いた 子どもの習い事「料理教室」

家で子どもと一緒に料理をする人もいるかもしれませんが、料理教室で料理を習うメリットは何だろう?と気になることはありませんか。
過去に子ども向け料理教室の講師をしていた、MAMADAYS管理栄養士の永原沙穂梨さんにインタビューしました。
家で子どもと一緒に料理をする人もいるかもしれませんが、料理教室で料理を習うメリットは何だろう?と気になることはありませんか。
過去に子ども向け料理教室の講師をしていた、MAMADAYS管理栄養士の永原沙穂梨さんにインタビューしました。

子どもの料理教室はどんなことをする?

子どもの料理教室は、料理レシピを作るだけじゃないことをご存じですか? 教室によってはマナーや食材の知識などを、学ぶことができるんです。

これから料理教室の習い事を検討している人は参考にしてください。

料理を作るだけでなく知識を学ぶことも

永原沙穂梨(MAMADAYS管理栄養士 ※以下、永原):教室によって違いはありますが、大きく分けると知識を学ぶことと料理を実際にする実技があります。

最初の知識を学ぶことから言うと、「今日はどんな食材を使うのか」をノートに書いたり、野菜や果物など、冷蔵庫にある材料を書き出したりします。

主食と主菜と副菜でどのように使えそうかとか、どのグループに分かれるかを考えて献立の理解を促します。

食材について学ぶという部分では、野菜など今の旬の食材はこんなものがあるね、とかいうことを教えたりしていました。

料理を実際にする実技のほうでは、料理レシピを作るだけではなく、一番重要視していたのは「マナー」です。

生活習慣の部分では食器の並べ方、衛生面ではちゃんと手を洗うことを重要視していました。

料理教室ではこんなことが学べる

  • 料理の実技と知識を学ぶ
  • 主食・副菜などの献立の理解
  • 旬の食材などについて学ぶ
  • 実技に入る前にはマナーや食器の並べ方、衛生観念を学ぶ

料理で火を使うことも

永原:火を使うときは一般的には5歳くらいからが安心だと思います。

3歳くらいで料理を習っている場合は、料理教室の先生が火をつけて、「絶対に触らないでね」と伝えて一緒に見るということを行います。また、少しだけ鍋の食材を混ぜることもあります。

火を使うときは必ず危なくないように椅子の高さを確保し、鍋やフライパンに腕がつかないよう注意して一緒に混ぜます。

小学生くらいになると、自分で炒めるなどはできるようになります。

子どもの料理の習い事のメリット

永原:料理は、毎日の生活の中で行うことができ、食材などを通して数や形や色などの知育的なことも学ぶことができるということと、将来、子どもが大人になったときに「役に立つ」というのがメリットではあります。

私が料理教室で講師をしていたときは男の子も多く料理を習っていました。

習い事の大半は教育というのが一番の目的かもしれませんが、将来的に料理ができたら役立つと思うのですごくよい習い事だなと個人的には思っています。

五感を使う

一般的な部分でいうと、「五感を使う」というのがメリットですね。視覚だけじゃなくて嗅覚や触覚など、五感を使うので脳の活性化にもつながります。

実際に教室で行っていたのは、野菜や果物のにおいを嗅いでみたり、ゴーヤなどのゴツゴツした野菜などの触感を確かめて言葉にしたり、野菜や果物を切ったときの断面の形が切り方によって変わることを伝えたりしていました。

見通しを立てつつ作業が行えるように

色々な作業をするときに順序の組み立てや見通しを立てることが得意になります。

料理は「切って焼いて」などの工程を考えながら行うので、色んな作業をするときに工程を順序立てて考えつつ作業ができるようになります。

失敗も経験に

「料理をこうやって作る」と想像し、「実際に料理を作って実践をする」ことで想像力を引き出し、もしそれが失敗しても学びにつながる体験ができます。

「こういう味付けで今回こうなった、次はこうしよう」みたいな。ちょっと自分が思っていたのと違ったけど、こういう味付けになったなという感じで、失敗も経験に生きるということが実感できます。

次は「料理教室のデメリット」や「料理教室は何歳からはじめられるか」についてご紹介します。

子どもの料理の習い事のデメリット

永原:料理教室のデメリットとしては、通常の形態の教室だとすべて準備しているところもありますが、講師の先生に自宅へ来てもらうタイプの教室であると、自分で材料の用意が必要なこともあり、それが少し手間がかかるかもしれません。

さまざまな教室があるのでご家庭にあったものを選ぶといいと思います。

子どもの料理教室は何歳から?

3〜4歳くらいからが多い

永原:料理自体は内容を選べば0歳からでも1歳からでもできます。

子どもが離乳食を食べ始め、「楽しくご飯を食べて欲しい」「食に興味を持って欲しい」と考えることはありませんか。子どもの将来の健康のためには大人が食に対しての興味を促すことが大切です。子どもが食に興味・関心を持つことのできるお手伝いの方法を年齢別にご紹介します。

永原:教室により違いがありますが、その教室の受けられる最低年齢と習い事の内容によって年齢が変わります。

言葉が理解できていて、包丁や、火などを扱うため「親の注意が聞けるようになってから」が目安。

3歳頃であると話はだいぶ理解しているので、おおむね3歳くらいであれば習える子もいます。

子どもの料理教室は年齢によって教え方が違う

永原:年齢によって理解度が違うので、低年齢の子に教えるときは噛み砕いて簡単に言います。

「旬の食材」でいえば、小学校高学年の子には「旬の食材」と伝え、幼児には「今食べると美味しい食べもの」など、簡単な言葉に置き換えて伝えていました。

「主食」とか「主菜」っていうのも「お肉とかお魚」、「お野菜の料理」みたいな感じで内容をわかりやすくして説明していました。

低年齢の子どもへの料理の習い事での注意点

気をつけていたこととしては、「包丁の刃を触らないようにする」「火は危ないから触らない」など、注意する部分はしっかりと伝えて大人と一緒に行うことです。

子どもが料理を習うきっかけで多かったのは何でしたか?

想像力が豊かになってほしいという希望

永原:料理教室で習う子の親がきっかけとして言っていたのは、「これからの時代、将来はAI中心の時代になる中で、今日は食材を使って何を作るか・どんな仕上がりになるかなど、自分で考えて料理をすることを通して想像力が豊かになってほしい」ということでした。

料理をすると1つのものを完成させることができるので、小さな達成感や成功体験が得られることが魅力かもしれません。

料理教室やお手伝いを通して子どもが食を好きになってくれるきっかけがつくれるといいなと思います。

料理教室で実際に料理を習った子どものママはどのように感じている?

元々子どもが料理に興味があって一緒に作ったりしていて、料理教室の広告を見て本人が行ってみたい、と言ったので連れて行きました。

実際に料理教室に通ってからは家でも作ってみたいと言い、お手伝いしてくれるようになりました。

前はハンバーグのタネを混ぜるだけだったけど丸めるところまでやってくれるなど、お手伝いのレベルが上がりました。

子ども自身が「周りのお友だちより料理が得意かも」と自信が持てたことがよかったと感じました。

毎回子どもも「楽しかった」と喜んでいます。

(MAMADAYSスタッフ・6歳児ママ)

料理を習う前にやっておくとよいことは?

ちょっとしたお手伝いができているとスムーズ

永原:家ではママ・パパのちょっとしたお手伝いなど、できることがあります。

小さい頃から少しずつお手伝いをお願いすると、「お手伝いをする」という習慣付けができるため、習い事をするときもスムーズにできます。

「テーブルを拭く」や「食器を運ぶ」などお手伝いはさまざまですが、「習慣付け」を目標に置いている教室も多いようなので、家で子どもに声かけするのもいいかもしれません。

家で料理を作って出したときや、食べるときに「これはにんじんだね」とか、「これはお肉だね」「これはこういう野菜なんだよ」など、ママ・パパが声かけすることで「そうなんだ」と食べ物に興味を持ったり、食材に対する興味や知識がストックされたりするのではないかと思います。

家でのお手伝いでできること

  • お手伝いの前には手を洗うなど習慣付けをする
  • 食器を運ぶ
  • 食事のときには「この野菜は大根だよ」「これは秋刀魚というお魚だよ」など声かけをする

お手伝いや料理教室は食育につながる

ここまでMAMADAYS管理栄養士で前職が料理教室の講師である永原さんに、「子どもの料理教室」についてお伺いしました。

子どもが何かに興味を持ったときは、子どもの可能性をひろげるタイミングです。興味を持った教室などで専門的に習うだけではなく、ママ・パパが子どもと一緒に試してみる、などもいいかもしれません。

今回ご紹介した「料理教室」は、子どもの食育につながる習い事です。

食は生きる上での基本です。不規則な食事や栄養の偏りが出てしまうと、生活習慣病のリスクにつながるといわれています。そのため、子どもの頃から食に興味を持たせるきっかけづくりが大切です。

子どもが食に興味を持ったら、料理教室で料理を習うのもいいきっかけになるかもしれません。

また、家でのちょっとしたお手伝いでも食育につながります。子どものお手伝いを習慣にしてみませんか。

写真提供:ゲッティイメージズ

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