【医師監修】授乳中の接種は大丈夫? 新型コロナウイルス感染症ワクチン | MAMADAYS(ママデイズ)
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授乳中の接種は大丈夫? 新型コロナウイルス感染症ワクチン

【医師監修】授乳中の接種は大丈夫? 新型コロナウイルス感染症ワクチン

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進むなか、ワクチンの影響について不安がある人もいるのではないでしょうか。授乳中はワクチン接種してもいいものか悩む人に向けて、詳しくお伝えします。
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進むなか、ワクチンの影響について不安がある人もいるのではないでしょうか。授乳中はワクチン接種してもいいものか悩む人に向けて、詳しくお伝えします。

授乳中の人は新型コロナワクチンの接種はできる?

接種することができる

現在、妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の人も、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン(※コラム参照)を接種することができます。

すでに多くの接種実績のある海外の妊婦のワクチン接種の情報では、ワクチンを接種することで妊娠初期を含めて妊婦とおなかの赤ちゃん両者を守るとされており、重篤な合併症発生の報告はないとしています。

2021年6月現在、日本で接種が行われている、ファイザー/ビオンテック製ワクチン「コミナティ筋注」とモデルナ製ワクチン「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」は、いずれも「mRNAワクチン」と呼ばれる新しい仕組みのワクチンです。

このワクチンは、ウイルス等の毒性を弱めて作られた「生ワクチン」とは異なるため、接種により新型コロナウイルスに感染することを心配する必要はありません。

厚生労働省のQ&Aによると新型コロナウイルスのワクチン「mRNAワクチン」が妊娠、胎児、母乳、生殖器に悪影響を及ぼすという報告はありません。

ただし、新型コロナワクチン接種を行うにあたって、リスク(副作用)とベネフィット(効果)の双方を考慮する必要があります。

産婦人科の施設以外で接種を受ける場合は、事前にかかりつけ医に接種する旨を相談してください。

授乳中の新型コロナワクチン接種について

子どもを感染から守る効果が期待されている

授乳中にmRNAワクチンを受けた人の母乳中に新型コロナウイルスに対する抗体が確認されています。母乳育児の場合、母乳からの抗体が、授乳中の子どもを感染から守る効果があることが期待されています。

また、mRNAワクチンを接種したことを理由にミルク(⼈⼯乳)に変更する

必要はありません。

ワクチンの副反応時の解熱鎮痛薬の使用については後半でお伝えします。

授乳中の乳児への新型コロナウイルス感染

新型コロナワクチンの接種後も感染リスクへの配慮を

新型コロナウイルスが母乳を介して乳児に感染するリスクは低いと考えられています。しかし、母乳中に新型コロナウイルスが検出されたとする報告もあります。

ワクチン接種をしたからといって完全に新型コロナウイルスを防げるわけではないため、接種後も感染リスクへの配慮はするようにしましょう。

もしママが新型コロナウイルスに感染していたら、授乳のときには接触・飛沫(ひまつ)感染のリスクがあります。

母乳栄養を希望する場合は母乳を介した感染や接触・飛沫感染のリスクについて、家族や医療機関の医師等と十分に相談し、授乳方法や時期を判断してください。

感染した際の授乳方法

直接母乳

授乳前に確実な手洗いと消毒をして、マスクを着用して直接授乳をする。

搾乳(さくにゅう)

確実な手洗い、消毒後に搾乳をし、感染していない介護者が授乳を行う。

(直接母乳より接触・飛沫感染のリスクが低く、あとで直接母乳に戻りやすい利点がある)

人工栄養(粉ミルク・液体ミルク)

(母乳の利点と授乳のリスクを知った上で)人工乳を授乳する。

mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンとは

「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン」は既存のワクチンとは違い、新しい仕組みのワクチンです。

これまで日本で使用されていたワクチン(不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、ペプチドワクチン)はウイルスの一部のタンパク質を人体に投与し、それに対して免疫ができる仕組みでした。

mRNAワクチンは、ウイルスのタンパク質をつくるもとになる情報の一部を注射します。

注射後、人の体の中でこの情報をもとに、ウイルスのタンパク質の一部がつくられ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができます。

副反応での解熱鎮痛薬の使用について

新型コロナワクチンを接種したあと、発熱や頭痛がある場合は早めに解熱鎮痛薬を服⽤するようにしてください。

ただし薬の成分によって、授乳中は使用できるものと避けるべきものがあります。

授乳婦の解熱鎮痛薬の使用

アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェン、ロキソプロフェン等)ともに安全に使用できると考えられます。

できる限り市販薬を使用せず、かかりつけ医に処方してもらうようにしましょう。医療機関の受診が難しい場合は薬局やドラッグストアの薬剤師に相談し、アドバイスをもらうようにしてください。

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ワクチン接種したあとは

2回のワクチン接種後は、これまでと同様に感染予防策は続けて行ってください。(適切なマスク使用、手洗いの実施、人込みを避けるなど)

参考:

厚生労働省、新型コロナワクチンについて「新型コロナワクチンQ&A Q. 私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。 」(2021年8月16日閲覧)

国立成育医療研究センター「妊娠・授乳中の新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種について 」(2021年8月16日閲覧)

厚生労働省、新型コロナワクチンについて「新型コロナワクチンQ&A Q. 私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。」 (2021年8月16日時点版、2021年8月16日閲覧)

厚生労働省、6.妊婦や小児に関すること「問9 母親が新型コロナウイルスに感染した場合、母乳や授乳を介して乳児が新型コロナウイルスに感染することはありますか。」 (2021年8月16日閲覧)

厚生労働省、新型コロナワクチンについて「新型コロナワクチンQ&A mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは新しい仕組みのワクチンということですが、どこが既存のワクチンと違うのですか。」 (2021年8月16日閲覧)

写真提供:ゲッティイメージズ

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