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【医師監修】妊娠6ヶ月(20・21・22・23週)のママと赤ちゃんの様子

【医師監修】妊娠6ヶ月(20・21・22・23週)のママと赤ちゃんの様子

出産までの折り返し地点となる妊娠6ヶ月。ママの体や赤ちゃんには、どんな変化が見られるのでしょうか。妊娠6ヶ月頃にやっておきたいこともチェックしておきましょう。
出産までの折り返し地点となる妊娠6ヶ月。ママの体や赤ちゃんには、どんな変化が見られるのでしょうか。妊娠6ヶ月頃にやっておきたいこともチェックしておきましょう。

妊娠6ヶ月頃のママの体

おなかが目立ってくる

赤ちゃんの成長とともに、おなかもどんどん大きくなってきます。妊婦らしい体型になるため、マタニティウェアが活躍する時期です。妊娠後期にはさらにおなかが大きくなるため、サイズ調整のできるものや、ゆったりサイズを選びましょう。

胎動を感じるようになる

この頃になると、激しくなってきた胎動に眠れないママも出てくる時期です。元気に動くことは、赤ちゃんの成長に繋がる必要な動きです。逆に、胎動が少なく感じることもあるかもしれません。赤ちゃんが眠っている時間が多いということもあるでしょう。

胎動は個人差があります。もしも不安な気持ちになってしまったら、病院で相談してみましょう。

乳頭や乳輪が色づく

プロゲステロンというホルモンによってメラニンの分泌量が増えるため、乳頭や乳輪が黒っぽく色づく場合があります。産後もこの色のままだったらどうしようと思うかもしれませんが、産後に徐々に薄くなっていくので心配いりません

おなかに「妊娠線」が出やすい

おなかが大きくなることで、皮膚が引っ張られ、筋状の線の「妊娠線」がおへそから下に出やすくなります。保湿クリームや妊娠線の予防クリームなどをおなかにまんべんなく塗り、皮膚を保湿しましょう

赤ちゃんの様子

夏みかん1〜2個分ぐらいの重さに

妊娠6ヶ月頃になると、胎児の大きさは下記のようになります。

胎児の成長には個人差がありますので、あくまでも目安として参考にしてみてくださいね。

妊娠6ヶ月頃の胎児の大きさ

身長:約30~33cm

体重:約400~600g(夏みかん1〜2個分程度)

羊水の中で元気に動き回る

赤ちゃんが大きくなり、羊水の中で活発に動き回ります。超音波検査中にその様子を見られるかもしれません。この時期に逆子になっていても、くるくると回ったり動いたりして赤ちゃんの姿勢は固定されないため、心配いりません

性別がわかりやすくなる

この時期、胎児の性器の成長が進みます。そのため、これまで超音波検査で胎児の性別がわかりづらかった胎児も、性別がわかりやすくなります。ただし、胎児の向きや姿勢によっては、外性器が見えず判別できないこともあります。次回の健診を楽しみにしておきましょう。

妊娠6ヶ月頃のママが気をつけるべきこと

妊娠6ヶ月に入り、妊娠22週を迎えると、もし出産を迎えたとしても胎児がおなかの外の世界でも生きられる可能性が出てきます。しかし、妊娠37週までは、週数が早いほど胎児が未熟な状態で生まれてくることになります。早産やそのほかの妊娠合併症の兆候があれば、早めに気づくことが大切です。

妊婦検診を定期的に受けることはもちろん、下記のような症状があれば、健診日でなくてもかかりつけの産婦人科を受診しましょう

  • 下腹部の痛みが続く
  • 性器から出血する
  • 血の混じったおりものが出る
  • 水っぽいおりものが出る
  • 胎動がいつもより少ない、ほとんど感じない

この時期にやっておきたいことリスト

妊娠6ヶ月頃にやっておきたいことをチェックしましょう。

必ずやっておきたいこと

●妊婦検診を受ける

妊娠初期から妊娠23週までは4週間に1回、24週から35週までは2週間に1回が妊婦検診を受ける目安です。妊娠経過に問題がないかを妊婦検診で確認してもらいましょう。気になる症状や不安なことがあれば医師に相談することが大切です。

●両親学級に参加

両親学級(母親学級、プレママ教室など)では、妊娠のしくみや妊娠中の過ごし方、赤ちゃんのお世話の仕方などを教えてもらえます。自治体や産婦人科の医療機関、助産院などで行われていますので、無理なく外出できる状況であれば参加しましょう。オンラインで開催している自治体もあるようです。特に、初めて出産を迎える方や数年ぶりに妊娠した人は、受講することをおすすめします。パートナーも参加OKの場合は、一緒に参加するのもいいでしょう。

●歯科健診を受ける

妊娠中は女性ホルモンの影響や、つわりで歯みがきが難しくなること、食事が不定期になることなどから、口腔内環境が悪くなりがちです。もし、妊娠中のママに歯周病がある場合、胎児に影響を及ぼすこともあります。

おなかが大きくなると、仰向けで寝るのが難しくなってきますので、早めに歯科健診を受けましょう。虫歯などで治療が必要な場合もありますので、今のうちに済ませておくと安心です。

できればやっておきたいこと

●適度に運動する

妊娠中の適度な運動は、出産に向けての体力づくりや心身のリフレッシュ、腰痛・肩こりなどの予防・改善といった効果が期待できます。ただし、運動を始めるときは、必ず医師に相談して許可を得てから行いましょう。

会話ができるぐらいの運動の強さで行い、運動中に体調が悪くなったり、違和感を覚えたりしたときは、すぐに運動を中止してください。

妊娠中の運動について、詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

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妊娠中はどのような運動をいつからしたらよいのか、運動をして赤ちゃんに影響はないのかなど、疑問や不安を抱えるママも少なくないでしょう。運動を始める前に、妊娠中におすすめの運動や注意点などを確認しておきましょう。

●保育所の見学を行う

保育所への入園を検討している場合、可能であれば、比較的体調が安定している時期に見学などを済ませておくのがおすすめです。保育所によっては、見学を中止や制限している可能性もあります。事前に電話をして日時を相談しましょう。

産婦人科医・荒瀬先生からの一言メッセージ

この時期は行動範囲も広がり気も緩みがちです。多くの妊婦さんは問題なく経過しますが、時に状況が変化すると赤ちゃんが未熟な状態のまま分娩となることもあります。「いつもと違う」ことがありましたら、是非かかりつけの医療機関にご相談ください。

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写真提供:ゲッティイメージズ

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