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性感染症になると赤ちゃんに影響がある?【MAMADAYSお悩み相談室】

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【MAMADAYSお悩み相談室】性感染症になると赤ちゃんに影響がある?【産婦人科医監修】

性感染症には色々な種類のものがありますが、この記事では妊娠中・妊娠前から気をつけたい性感染症について簡単にわかりやすく紹介します。産婦人科医の吉村泰典先生に話を伺いました。
性感染症には色々な種類のものがありますが、この記事では妊娠中・妊娠前から気をつけたい性感染症について簡単にわかりやすく紹介します。産婦人科医の吉村泰典先生に話を伺いました。

性感染症は赤ちゃんに影響ある?

影響を及ぼす可能性があります

妊娠中の女性が感染症にかかってしまうと、感染症で母子感染を起こし、おなかの赤ちゃんに影響を及ぼすことがあります。

感染症には風疹やインフルエンザなどありますが、性行為によって感染するリスクのある性感染症は妊娠前にかかっているのがわかった場合、治療して妊娠に備えるようにしましょう。

妊娠前や妊娠後に感染がわかった場合は、お産の方法が変わる場合もあります。詳しくは後述します。

感染症の治療・対策することによって、赤ちゃんへの影響や不安を軽減することにも繋がります。妊婦健診などでは必要に応じて血液検査などの医学的検査を行います。

どんな影響がある?

妊娠中の女性がなんらかの感染症にかかっていたり、かかったりしてしまうと以下のようなことが起こる可能性があります。

  • 死産、新生児死亡
  • 流産、早産
  • 子宮外妊娠
  • 先天性の障害
  • 出産時に産道感染で赤ちゃんが結膜炎や関節炎、肺炎などにかかる など

ほかにも、妊娠前に感染症にかかっていると不妊症などの原因になることもあります。

性的な接触によって感染するリスクのある性感染症は?

性感染症とは性的な接触によって感染する病気のことで、現在知られている性感染症は約80種類あります。

性的な接触によって感染するリスクのある感染症は主に以下のものがあります。

性的な接触によって感染するリスクのある性感染症

  • 梅毒
  • 性器クラミジア感染症
  • 性器ヘルペスウイルス感染症
  • 尖圭コンジローマ=ヒトパピローマウイルス(HPV[子宮頸癌])感染症
  • HIV感染症/エイズ [後天性免疫不全症候群] 
  • トリコモナス症
  • 性器カンジダ症
  • 淋菌(りんきん)感染症 など

性感染症はどうやって感染する?

性行為によって、病原体を含む精液や膣分泌液、血液などに触れると、粘膜や傷口から感染します。

性感染症が起こる主な性行為としては以下になります。

  • 腟性交(性器接触によるセックス)
  • 口腔性交(オーラルセックス)
  • 肛門性交(アナルセックス)

性感染症の中には無症状のものもあるため、もしパートナーがほかの人と関係を持って、感染症になってしまった場合は自分自身が知らぬ間に感染していることもあります。

性感染症とは性的接触によって感染する病気ですが、妊娠中は腟内に存在している菌のバランスが変わり、原因となる菌が増殖し、炎症して感染症が起こるという場合もあります。

後遺症を残すこともある性感染症

性感染症の中には胎盤を通じて赤ちゃんに感染するものや、産道感染するものなどさまざまです。

放置するとママの健康だけではなく、赤ちゃんに感染して重い後遺症を残すことがあり、中には赤ちゃんが死亡する感染症もあります。

妊娠前に早期発見し、しっかりと治療をすることが大切です。

妊娠後に感染症が判明して治療ができなかったら?

妊娠前に性感染症にかかっていることがわかった場合は治療できる場合もあります。

しかし、妊娠後に性感染症にかかっていることが判明して、治療が間に合わなかったら、経腟分娩を予定している人は帝王切開にお産方法を変更して赤ちゃんへの感染を防ぐ場合があります。

性感染症にかかったときは

妊娠中も普段でもかかわらず、夫婦のどちらかに感染症が確認された場合は、パートナーも感染している可能性があるため、必ずパートナーも検査を行い、感染していた場合は治療しましょう。

女性は産婦人科・婦人科を受診、男性は泌尿器科、皮膚科、性病科を受診しましょう。

MAMADAYS編集部まとめ

性感染症は早期発見・治療が大切

今回はママの性感染症が赤ちゃんに与える影響について、産婦人科医の吉村先生にお伺いしました。

性感染症は、妊娠前にすでに感染していてママ・パパ自身が気づかない場合があります。妊娠中のママだけではなく、家族で予防や早期発見して治療するよう心がけましょう。

性感染症に関して、これからMAMADAYSで感染症ごとに詳しくお伝えしていく予定です。

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