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【管理栄養士監修】離乳食初期 いちご|冷凍保存やレシピ

【管理栄養士監修】離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)の いちご|冷凍保存やレシピ

甘酸っぱい味わいを楽しめるいちごは、離乳食初期から食べられる果物のひとつです。食べられるようになると、離乳食に赤い彩りを添えるのに重宝します。この記事では、離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)のいちごのレシピや簡単な調理法、冷凍保存の仕方をご紹介します。
甘酸っぱい味わいを楽しめるいちごは、離乳食初期から食べられる果物のひとつです。食べられるようになると、離乳食に赤い彩りを添えるのに重宝します。この記事では、離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)のいちごのレシピや簡単な調理法、冷凍保存の仕方をご紹介します。

離乳食初期のいちごはいつから?

ゴックン期・離乳食初期の生後5〜6ヶ月頃からOK

いちごは離乳食開始から1週間ほど経ち、おかゆに慣れた頃に始められます。なめらかなペースト状になるよう、裏ごししたものを与えましょう。いちごに慣れるまでは加熱したものを与えてください。

いちごを初めて与えるときは、ほかの食材と混ぜずに与えましょう。離乳食用スプーン1さじから始め、少しずつ増やしていきます。赤ちゃんが嫌がらずに食べられるようになれば、ほかの果物と混ぜたり、パンがゆの上にのせて色のアクセントにしたりと、さまざまな組み合わせを楽しめます。

離乳食のいちごは生でも与えられる?

離乳食初期の間、いちごは生で与えるのは避け、加熱したものを与えましょう。赤ちゃんは抵抗力が弱いので、加熱することで食中毒のリスクを減らすことが期待できます。また、加熱によって酸味が飛び、赤ちゃんが食べやすくなるメリットもあります。

加熱は鍋でもよいですが、少量なら電子レンジが便利です。電子レンジ(600W)で10秒程度の加熱でよいので、短時間で済むのもうれしいポイントです。

離乳食全期間を通したいちごの調理方法など、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

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離乳食初期のいちごレシピ

離乳食初期のいちごはすりおろしたものを裏ごし器で裏ごしし、ペースト状にしたものを加熱します。

材料

いちご 適量

作り方

1.いちごのヘタを持ってすりおろし器でする。

2.裏ごし器で裏ごしする。

3.耐熱容器に入れてふんわりラップをし、電子レンジ(600W)で約10秒加熱する。慣れてきたら生のままで大丈夫です。

こちらの記事では動画で紹介しています。参考にしてみてくださいね。

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ぜひお試しください。

いちごのヘタを簡単に取るには?

いちごのヘタを包丁で取るのは手間がかかり、面倒ですよね。家庭にあるもので誰でも簡単にヘタを取れる方法があります。使う道具は、フォーク、ストロー、ピーラーです。

特にたくさんのいちごを調理したいときは、これらを使ってヘタを取るようにすると調理時間が短縮できます。こちらの記事で詳しい取り方を紹介しているので、参考にしてください。

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離乳食初期のゴックン期・生後5〜6ヶ月頃にいちごを与えるときのPOINT

ゴックン期とも呼ばれる生後5〜6ヶ月頃は、食べ物を「ゴックン」と飲み込む練習をする時期です。そのため赤ちゃんが飲み込みやすいよう、初めのうちはなめらかな状態にするのがポイントです。いちごは丁寧に裏ごしし、皮に付いている粒を取り除いてあげることで赤ちゃんが飲み込みやすくなります。

赤ちゃんはミルクや母乳の甘味には慣れていますが、それ以外の味にはまだ慣れていないものです。特にいちごの酸味はびっくりして吐き出すことがあるかもしれません。一度加熱して酸味を和らげてあげると食べやすくなるほか、酸味の少ない品種を選ぶのもよいでしょう。

離乳食初期のいちごの簡単調理方法

ハンドブレンダーを使うと便利

離乳食初期のいちごを調理するときは、ハンドブレンダーを使うと簡単にできます。いちごをすり鉢やスプーンなどを使ってつぶすのは力がいり、時間がかかってしまいます。手作業だと時間のかかる作業も、ハンドブレンダーを使えばあっという間になめらかなペースト状にできます。ハンドブレンダーで撹拌(かくはん)したあとは、粒を裏ごしすれば完了です。

ハンドブレンダーを使う場合は、少量だと撹拌しづらいので、まとめて撹拌したものを冷凍保存しておくと便利です。

離乳食初期のいちごは冷凍保存できる?

冷凍保存可能

離乳食初期のいちごは冷凍保存ができます。いちごは裏ごししてペースト状にしたものを冷凍します。離乳食用小分けトレーに大さじ1ずつ入れて凍らせ、凍ったらフリージングバッグに移しておきましょう。食べる前に電子レンジか小鍋を使って加熱してください。

冷凍したいちごは1週間以内に使い切りましょう。1週間は目安の期間なので、匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください。

食物アレルギーに関する注意

いちごは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしてください。

ポイントをおさえて、いちごにチャレンジ!

いちごは離乳食初期から与えられます。離乳食初期では赤ちゃんがいちごの種を食べづらいことがあるので、裏ごしして粒を取り除き、なめらかなペースト状にしましょう。慣れるまでは加熱したものを与えてください。

いちごは酸味のある果物なので、酸味に慣れる練習にもなります。ただ、酸味が強すぎると赤ちゃんが食べづらいので、加熱して酸味を和らげるか酸味の弱い品種を選ぶとよいでしょう。

冷凍保存もできるので、まとめて調理して冷凍しておくと便利です。まとめて調理する際はハンドブレンダーがあると簡単に調理できます。

いちごはバナナやりんごなどの果物に比べると高価ではありますが、安く手に入りやすい旬の時期に、ぜひチャレンジしてみましょう。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
  • いちごは離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)からOK
  • 慣れるまでは加熱したものを与える
  • 加熱することで酸味が和らぐ
  • 食べやすいよう、裏ごししてなめらかなペースト状にする

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当