【MAMADAYSお悩み相談室】生まれたときから卵子が減り続けているって本当?【産婦人科医監修】 | MAMADAYS(ママデイズ)
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生まれたときから卵子が減り続けているって本当? 【MAMADAYSお悩み相談室】

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【MAMADAYSお悩み相談室】生まれたときから卵子が減り続けているって本当?【産婦人科医監修】

年齢が上がると妊娠しにくくなる理由の一つに卵子の数が減る、卵子が老化するなど、「卵子」による影響があげられます。この記事では「卵子が減る」とはどういうことなのか、産婦人科医・吉村泰典先生にお伺いしました。

年齢が上がると妊娠しにくくなる理由の一つに卵子の数が減る、卵子が老化するなど、「卵子」による影響があげられます。この記事では「卵子が減る」とはどういうことなのか、産婦人科医・吉村泰典先生にお伺いしました。

卵子は生まれたときから減り続けている

女性は母親のおなかにいるときに、一生分の卵子のもとである「原始卵胞(げんしらんぽう)」が作られます。妊娠2ヶ月頃から増え始めて、妊娠5ヶ月頃の胎児の卵巣の中の原始卵胞の数は、人生において最高値でだいたい700万個ぐらいです。

それまでは卵子は増えるのですが、その先は増えることはないんです。以降はずっと減り続けます。

「オギャー」と赤ちゃんとして生まれたときの卵子の数は100万〜200万個、思春期で20万〜30万個だとされています。だいたいこのぐらいではないか、と想像されている数字ではありますが、医学的にもよく使います。

個人差がありますが、50歳ぐらいで卵子が500個とか、1000個以下になってくると閉経に至ります。

一方、男性の精巣は思春期まで精子を作れません。

思春期になると70〜80日ぐらいで精子が作られます。「精巣は精子を作るところ」に対して、女性の卵巣は卵子を作るところではなく、「卵子を保存しておくところ」となるわけです。

女性の卵子の数の変化

胎児期:700万個

生まれたとき:100万〜200万個

思春期:20万〜30万個

50歳頃:1000個以下となり閉経

卵子の年齢は自分の年齢プラス1歳

たとえば20歳の女性の卵子は、胎児のときに作られているので20歳と5ヶ月、と少し自分の年齢より上がります。卵子の年齢は、プラス1歳のように考えるとよいかもしれません。

卵子は新しく作ることができないので、どんどん年をとり続けていることになります。そのため染色体も少しずつ傷ついてダウン症などの染色体異常が起こる、精子と出会っても受精卵にならず妊娠しにくくなったりします。

精子はインターネットのように更新される、卵子は書籍のように少しずつ古くなっていく、と表現するとわかりやすいかもしれません。卵子は常に老化、エイジングしているわけです。

卵子がどのくらい残っているかわかる?AMH(アンチミューラリアン)検査とは?

卵巣の予備能(卵巣に残っている卵子数)がどうやってわかるかというと、今まではFSH(卵胞刺激ホルモン)というホルモンが利用されてきました。これは脳の下垂体から出るホルモンで、更年期になって卵巣の機能が下がると、FSHがどんと上がります。

ただ、これは月経周期によって変動します。そのためいつ検査したかで違いが出てきてしまいます。

最近ではエコーが発達したので、経腟エコー(超音波)検査で卵胞の数を確認できます。ただこれも周期によって変わります。

現在、卵巣予備能を見るためにはAMH(アンチミューラリアンホルモン)検査が一番いいといわれていて、これは血液検査で行えます。

AMHは、これから発育してくる小さい卵胞から出てくるホルモンのため、どのくらい卵子を持っているのか、という数を示す値になります。

AMH検査の値が高いと卵巣の予備能がよく、卵胞ををたくさん持っているのではないかと推測されます。

よい点としては、月経周期に左右されないことがありますが、とても個人差があります。

同じ年齢の女性でも相当幅があります。いくつからいくつまでがいい、このくらいだと低いかな、ということはいえます。

ただしAMH検査の値が低いから妊娠できないというわけではありません。

卵子の数を反映していますが、卵子の質とは関係なく受精能力などは測れません。

低用量ピルを内服することで卵子が減るのを止められますか? (MAMADAYS編集部スタッフ)

  • ピルは排卵を抑えますが、ピルで卵子の減少を止めることはできません。

    「アポトーシス」といって、人間の体には細胞が自然に消滅する仕組みがあり、卵子も、排卵していなくても卵巣の中でどんどん自然に消滅していきます。

    現代の女性は、一生のうちにだいたい450回の生理(月経)を経験するといわれています。ピルを飲んで、もしすべての生理を止めて排卵を抑えても約450個です。10万、20万個のうちの約450個が保てても卵子が増えたということにはならないでしょう。

    ピルは不妊症の原因の一つである、子宮内膜症の症状を軽減したり、予防したりはできます。ただし卵子の数を減らさずに保っておく、ということではないですね。

「妊娠を望む人は別として、妊娠を望んでいない人は排卵をなくして生理(月経)を止めてしまっても問題はない」そう話すのは慶應義塾大学名誉教授で産婦人科医の吉村泰典(よしむら やすのり)先生。体に影響はないのか、そのようなことは可能なのか、吉村先生に話を伺いました。

医学的な妊娠適齢期は25〜35歳

卵子の数の減少や老化などから妊娠の適齢期を考えると、医学的には25〜35歳ぐらいだといえます。

まず妊娠率が一番高いのが20代ということがあります。

さらに、体外受精をしたときの卵子の染色体異常の研究で、30代前半では、異常は30%ぐらいです。40代になると60〜70%、45歳になると90%の異常が見られます。そういう風に年齢が上がると染色体の異常が増えることがわかっています。

ただ、年齢が若ければ若いほうがいいというわけではありません。これは20歳以下だといろいろな理由があって、流産、死産となる確率が上がります。

理由の一つに身体的に子宮の発育が未成熟ということがあります。

社会的な要因も非常にあると思います。中学生、高校生で妊娠した場合、予期せぬ妊娠で親に言えない期間が長いなどの理由で、十分な妊娠中のケアができないことがあります。

20歳を過ぎると子宮が成熟してきて排卵や生理(月経)のリズムも安定してきたり、社会的な問題も減ってきたりします。

医学的な適齢期を伝えていますが、もちろん、子どもを産むか産まないかを決めるのは女性本人であることは大前提です。

女性の年齢と妊娠についてタブーとして考えるのではなく、思春期の頃から妊娠に適齢期があることや、子どもをどのように育てていくか、女性の体がどのように変化していくかなどを教育として次の世代にも伝えていくのはとても大切だと思います。

さまざまな状況から、今はなかなか妊娠に踏み切れないという人もいるかもしれません。しかし、ママの年齢は妊娠・出産に影響します。どのような影響があるのかなど、出産と年齢の関係について紹介します。

男女ともにライフプランについて考えることが大切

将来赤ちゃんをつくりたいカップルは2人でよく話し合っておくのが大切です。

もちろん子どもをもつかもたないかはそれぞれの自由です。

もし子どもを望むカップルであるならば、できる限り25〜35歳で作るほうが、40歳を過ぎてからよりは妊娠しやすく、リスクが少ないということです。

子どもについて考えるとき、仕事のキャリアのことも問題としてあると思います。

一つ言えるのは、キャリアは40歳を過ぎても形成できる、40歳を過ぎると子どもはできにくくなるということを、女性だけでなく、男性も認識することが大事ではないかなと思います。

子どもを産む、産まないにかかわらず、将来自分が子どもを持ちたいかどうかについて考えておくことをおすすめします。

これからは妊娠・出産について知る機会が増えたり、子どもを産み、育てたいと思えるような社会の仕組みも重要ですね。

将来の妊娠に向けてできることはある?

・自分の将来のキャリアについて考える

・パートナーと話し合う

・年齢を軸に具体的にイメージする

・生理の不調や健康で気になることを医師に相談しておく

・プレコンセプションケアについて知っておく 

将来の妊娠を考え、妊娠前から知識をつけておくことは、本人だけでなくおなかの赤ちゃんの将来の健康にまで影響を与えるといいます。
今回は近年広まりつつある、プレコンセプションケア(妊娠する前からのケア)について産婦人科医の吉村泰典先生にお話を伺いました。

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