産婦人科の選び方|初診・出産も安心の病院を選ぶ基準・ポイント | MAMADAYS(ママデイズ)
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産婦人科の選び方|安心・納得の出産のために見るべきポイントとは?

産婦人科の選び方|初診・出産も安心の病院を選ぶ基準・ポイント

出産する産婦人科の選び方がわからない、出産できる病院はたくさんあるけれど違いは何?女性にとって産婦人科選びではわからないことばかりで不安もあるでしょう。この記事では、安心して納得できる出産をするために、産婦人科を選ぶポイントをお伝えします。
出産する産婦人科の選び方がわからない、出産できる病院はたくさんあるけれど違いは何?女性にとって産婦人科選びではわからないことばかりで不安もあるでしょう。この記事では、安心して納得できる出産をするために、産婦人科を選ぶポイントをお伝えします。

妊娠かもと思ったら産婦人科を探そう

妊娠をきっかけに初めて産婦人科を受診する人は少なくありません。かかりつけ医がいない場合は産婦人科探しからはじめていきましょう。

妊娠初期から通えて、出産まで行えるのは産科と産婦人科です。婦人科は生理不順や思春期の身心の不調、更年期障害、女性疾患、不妊治療などが専門で、「妊娠していない女性」を対象としています。

妊娠チェックなどは婦人科でもしてもらえますが、妊婦健診が始まる時期には産科か産婦人科へ転院が必要になるので、妊娠に気づいたら、「産科」もしくは「産婦人科」を探しましょう。

インターネットで検索する

産婦人科を探す場合、まずは検索エンジンで「産婦人科 ○○」「産科 ○○」のように、住んでいる地域名を入れて探してみるのが簡単です。

病院や医療施設のポータルサイトで、地名などから絞り込んで検索する方法もあります。

地図アプリから調べると、自宅からの距離や所要時間も表示されるのでわかりやすいでしょう。ポータルサイトでは、口コミや評判を見ることができるサービスもあるので、いくつかのサービスを組み合わせて活用してみましょう。

マタニティ情報誌などで探す

マタニティ情報誌や本でリサーチしてもよいでしょう。マタニティ雑誌で「産婦人科の選び方」の特集記事が組まれることもあります。

産婦人科医や助産師のなかには、本を出版している方もいますので、参考にしてもよいでしょう。

一方で、雑誌や書籍は身近な病院を探すには不向きです。他の方法と合わせて活用しましょう。

先輩ママ・パパから評判を聞く

出産経験のあるきょうだいや友人、知人に、どこの産婦人科で出産をしたか直接教えてもらうのもよいでしょう。口コミサイトよりもより詳しくリアルに評判を知ることができます。

出産できる病院の種類と特徴

出産できる施設は、大きく分けて3種類に分類されます。

総合病院、産科専門病院、助産所です。それぞれ特徴を解説していきますので、病院の選び方の参考にしてください。

総合病院・大学病院

産婦人科だけでなく、内科、小児科、循環器科など他の診療科目もある病院です。規模が大きく設備も充実した病院が多く、妊娠前から出産に影響する持病があるママや、妊娠・出産に心配なことがある場合も安心です。

大規模な病院はNICUやGCUなど、医療設備が充実していることが多く、出産後赤ちゃんの健康状態に問題がみつかっても同じ病院で治療することができます。

一方で、さまざまな治療で通院する方が多く、院内が混み合ったり、予約をしていても待ち時間が長くなる場合があります。

産婦人科の専門病院・医院

産婦人科専門の病院は、女性の病気や妊娠・出産を専門とした病院です。小児科が併設されていたり、比較的大きめの病院はNICUが併設されていることもあります。

なかには個人経営の場合もあり、入院時のサービス面が充実していることが評判の病院も。一方で、規模や設備によっては妊娠中のママに問題が見つかった場合は対応できず、より設備や体制が充実した病院へ転院が必要になる場合があります。

助産所・助産院

助産所は、一般的には「助産院」と呼ばれており助産師が妊娠・出産・産後のサポートをしてくれる施設です。助産所によっては自宅での出産が可能な場合もあります。

出産はできますが、助産師が責任者となり医師が常駐している施設ではなく、「医療行為」ができません。そのため、通常の経腟分娩しかできず、会陰切開や帝王切開など、医療行為を伴う出産は助産所ではできません。また、リスクのある出産も対応ができないため、出産時にトラブルが起こった場合は、病院へ搬送されます。

助産所を選ぶ場合は、提携病院やどのようなサポートが受けられるのか確認もしておきましょう。治療や医療行為はできませんが、母乳や子育てなど、妊娠中や出産後の生活面の相談がしやすいのが特徴です。

参考:公益社団法人日本助産師会「助産所とは」

産婦人科で行うことと通う頻度

産婦人科には、妊娠中から出産時、産後と長い期間通うことになります。初診から出産までの流れをみてみましょう。

まず、生理(月経)がこない、市販の検査薬で陽性の場合など、妊娠の可能性がある場合、初診で妊娠の有無を検査します。

妊娠胎児の心音確認(心拍確認)ができると母子手帳(母子健康手帳)を自治体の窓口でもらうよう指示があります。人にもよりますが、心音確認ができるまで1~3回程度通院をします。

母子手帳をもらって以降は妊婦健診としての通院します。妊娠初期から23週くらいまでの期間は4週に1度、24週から35週までの期間は2週間に1度、36週以降は1週間に1度の頻度で妊婦健診があります。標準的な妊婦健診の回数は14回です。

妊婦健診では、ママの健康状態や赤ちゃんの成長を確認します。妊娠中に体調面でのトラブルや不安がある場合、追加検査が必要な場合は妊婦健診以外でも通院することがあります。

出産時は、病院や初産婦、経産婦によって異なりますが、1週間前後入院し、退院後も乳幼児健診で通うことになります。

産婦人科を選ぶ際には、長期間通うことを前提に病院を選びましょう。

参考:厚生労働省「妊婦健診Q&A」

妊娠が発覚すると、定期的に妊婦健診が必要です。「頻度はどれくらい?」「何を行うの?」「出産までのスケジュールは?」など、初めて出産するママはわからないこともありますよね。妊婦健診の頻度や内容についての情報をお伝えします。

出産する産婦人科を選ぶポイント

出産ができる産婦人科や助産所は数多くありますが、設備やサービスはさまざまです。

産婦人科選びで重視するポイントも人それぞれ異なるでしょう。どんな病院でどんな出産をしたいか、病院選びで確認したいポイントをみてみましょう。

1.距離・通いやすさ

産婦人科選びで重要なポイントの1つに、距離や通いやすさがあります。産婦人科には妊娠発覚から産後まで何度も足を運ぶことになります。

妊娠初期はつわりで体調が不安定だったり、だんだんとおなかが大きくなるなかでの移動は大変です。自然分娩の場合、出産時は陣痛がある状況で荷物を持って病院へ向かうことになり、産後は首のすわっていない赤ちゃんを連れて通うことになります。

そのため、ママができるだけ負担なく通える病院を選ぶことが大切になります。

通いやすさをチェックする時は、駅から病院まで歩く距離はどれくらいか、バスはあるかなど、通うルートや交通手段も含めて確認しましょう。

仕事をしている場合は、仕事前や仕事帰り、仕事が休みの日に通うこともあります。診察時間や診察日も確認するとよいでしょう。

2.希望する分娩方法が選べるか

出産には、自然分娩、計画分娩、帝王切開のほか、無痛分娩や水中出産、ソフロロジー式分娩、フリースタイル分娩など、さまざまな分娩方法があります。

病院により対応していなかったり、妊婦の状態により選べない分娩方法もありますが、病院によっては妊婦の希望に沿った出産スタイルを選択できます。

陣痛中に音楽をかけたい、出産の様子を動画に撮りたい、産声を録音したい、などバースプランにこだわりがある場合も、病院によってできること・できないことがあります。

病院選びの際は、希望する出産方法に対応しているか、どんな分娩が選択できるかチェックしてみるとよいでしょう。

3.入院費用・分娩費用は予算内か

産婦人科の選び方では、出産にかかる費用も気になるポイントではないでしょうか。

自然分娩の場合、出産費用は健康保険の適用外です。出産育児一時金や医療費控除、高額療養費制度など、ママや医療費がかかる家庭むけの制度がありますが、医療費扱いにならない費用は自己負担になります。

分娩費用は地域や病院によってさまざまです。希望する分娩方法や入院時の病室によっても追加費用がかかります。産婦人科を選ぶ際には、ホームページで分娩費用を確認してみましょう。

出産費用は、平均すると約51万円くらいかかりますが、定額があるわけではありません。施設によって、分娩方法によって、そして自治体によっても金額が異なります。
今回は出産費用の相場について紹介します。
出産育児一時金は公的医療保険の加入者(被保険者)が出産したときに、1児あたり42万円を支給される制度です。
この記事では、出産育児一時金の基礎知識を紹介したうえで、その申請方法を解説します。

4.病室は大部屋か個室か

出産後は1週間ほど入院が必要になりますので、入院中に過ごす部屋が快適かどうかも気になるでしょう。

病室は、複数名の大部屋か個室かで異なり、中には「完全個室制」の病院もあります。

個室のメリットは、ほかのママへ気兼ねせず過ごせることです。シャワー・トイレ付きの部屋があったり、家族と個室に一緒に泊まれる病院もあります。一方で、大部屋か個室かを選択できる場合、個室の追加費用が発生します。追加費用は自己負担となることが多いので、分娩費用と合わせて確認しましょう。

大部屋のメリットは費用をおさえられることです。大部屋でもプライバシーや一定の広さが確保されており、1部屋に4人ほどとなります。

病室で面会が可能な病院の場合、同室の人に面会者がいると、話し声が気になってゆっくり休めないこともあります。

5.立ち会い出産は可能か

自然分娩の場合は立ち会い出産ができる病院が多いですが、できる場合でも立ち会いのタイミングは病院によって違います。陣痛中から立ち会いが可能な場合や分娩台に上がった時点からなど、さまざまです。

帝王切開は手術となるため、立ち会うことができない病院が多いですが、病院によっては立ち会い可能な場合もあります。立ち会いができる人も病院により異なり、赤ちゃんのパパのみ、祖父母や上の子も立ち会えるなどさまざまです。

立ち会い出産を希望する人は、どのような形で立ち会いができるか確認をしておきましょう。

6.面会は可能か

病院によって、ママ・赤ちゃんに面会できる人が異なります。

◼︎例

  • 面会に制限なし
  • パパのみ面会
  • 赤ちゃんからみて2親等(パパ・きょうだい・祖父母)まで
  • 面会不可

また、面会できる場所も病室まで入れることもあれば、談話室までなど決まりがあったり、面会時間も病院ごとにルールがあります。

上の子が小さいとパパのみで面会するのは大変です。また、祖父母や友人にも来てもらいたい場合もありますよね。面会ルールも病院選びの際はチェックしておくとよいでしょう。

7.食事がおいしいか

病院によって、入院中の食事内容に差があります。和・洋・中のバリエーションがあったり、まるで高級レストランのような食事を提供していたり、入院中の食事に力を入れている病院もあります。

入院中は食事が楽しみになることもありますので、どんな食事が出てくるのか確認しておくとよいですね。

8.出産時に何かあっても対応できるか

出産時、母子の健康状態に問題があった場合、病院によっては対応ができないため、ほかの病院へ緊急搬送されることがあります。

大規模な総合病院で体制や設備が整った病院であれば、母子に何かあっても病院内で対応ができます。ママに持病があったり、心配ごとがある場合、設備・体制の充実度で病院を選ぶことも大切です。

9.病院のサービスの充実度はどうか

病院により、設備や体制だけでなくサービス面でも差があります。

たとえば、妊婦健診でのエコー。おなかの赤ちゃんの様子を見るエコー(超音波検査)は、2D、3D、4Dと種類があります。

  • 2Dエコー:縦・横でおなかの赤ちゃんの体の断面が映し出される
  • 3Dエコー:縦・横・奥行きで赤ちゃんの造形がわかる立体画像
  • 4Dエコー:3D+時間の立体映像

一般的な妊婦健診で使用されるのは2Dエコーです。4Dエコーは、追加費用がかかりますがUSBやDVDに保存したエコーデータを受け取れることもあります。

また、サービスとしては他にも、出産後の入院中にエステやマッサージを受けられる病院もあるので、サービス面で比較してもよいでしょう。

立体的な動画でおなかの赤ちゃんの表情や動きを見られる4D(フォーディー)エコー検査。
妊婦健診で必ず行う検査ではなく、行える施設も限られているため知らないママもいるかもしれません。
今回は4Dエコー検査の特徴や2D、3Dとの違い、費用などについてお伝えします。

10.マタニティクラスなどの教室は開催されているか

妊娠中の過ごし方、出産準備品、母乳育児のこと、出産に向けての体調管理や陣痛がきたときの対処法などを教えてくれる講座に「マタニティクラス」があります。母親学級、プレママ教室など産婦人科によって呼び方は違いますが、同じものを指します。

産前のマタニティヨガ教室や、産後のベビーマッサージ教室などがある産婦人科もあります。マタニティクラスやマタニティヨガ教室、ベビーマッサージ教室は、自治体開催のもの、民間企業開催のものもあります。

このような、妊娠・出産に対するサポートの充実度もチェックしてみるとよいでしょう。

11.母子同室かどうか

出産後の入院中に、ママの部屋で赤ちゃんが一緒に過ごすことを母子同室といいます。

授乳時以外はベビーステーションに赤ちゃんを預けておける産婦人科もある一方、産後翌日から母子に異常がない限りは母子同室と決まっているところもあります。

入院中は極力預かってもらいゆっくり過ごしたいママもいれば、入院中から赤ちゃんのお世話に慣れておきたいと考えるママもいるでしょう。

病院により考え方や対応が異なりますので、確認しておくとよいポイントです。

12.母乳育児推奨かどうか

赤ちゃんを母乳で育てたいというママは、母乳育児を推奨していたり、母乳外来のある病院をチェックしてみましょう。

妊娠中から出産後まで、医師・助産師のサポートを受けることができます。

病院選びで知っておきたいこと

病院を選ぶポイントのほか、出産する病院を選ぶときの疑問や知っておきたい情報をご紹介します。

見学・下見はできる?

初診前や分娩予約前に、妊婦むけに見学会や説明会を実施している病院もあります。予約制の場合もあるため、ホームページや電話で確認してみるとよいでしょう。

分娩予約がとれないこともある?

出産したい病院があるのに、予約がいっぱいでとれなかった、ということもゼロではありません。人気のある病院は予約枠が埋まることも早いです。候補が絞れたらまずは問い合わせをしましょう。

分娩予約が可能な時期が「妊娠○週目以降」と決まっている病院や、予約をとるためには一度診察が必要な病院もあります。申し込みのための書類と予約金が揃わないと予約ができないという病院もあります。

病院により予約の対応はさまざまなので、早めに問い合わせをしましょう。

里帰り出産の病院選びで気をつけることは?

里帰り出産の場合、注意しておきたいポイントがあります。

  • 分娩予約の方法は早めに確認
  • 里帰り出産のための転院には紹介状が必要
  • 妊娠初期から計画を立てる

などです。

初診のとき、もしくは里帰り出産を決めた時点で、日頃通っている産婦人科に里帰り出産を予定していることを伝えておきましょう。里帰り先の出産する病院を決め、予約時期を確認し早めに予約をとります。

電話で予約ができる場合もあれば、来院を求められる場合もあります。里帰りする時期は、できるだけ早い段階から余裕のあるスケジュールをたてる必要があります。

転院のタイミングで里帰り前の産婦人科に紹介状を作成してもらう必要があり、紹介状の作成には費用がかかります。

また、里帰り先では、住民票のある自治体から発行された助成券(妊婦健康診査受診票)は使えません。自分で全額を支払い、後日負担した費用の助成を申請することになります。詳しくは、お住まいの自治体のホームページを確認しておきましょう。

自己都合で転院はできる?

転院は場合によりますが、基本的には可能です。転院したい場合は、まず転院先の産婦人科に分娩予約に空きがあるか確認が必要です。その上で、双方の病院とタイミングなどを相談してみましょう。

転院には紹介状が必要です。ただし、臨月や予定日ギリギリでの転院や、ママに持病がある場合、赤ちゃんに疾患が見つかっている場合、自己都合ではできないことがあります。

また、転院の際には、一度行なっている検査を再度行う場合があります。自己都合の場合、分娩予約金の返金が受けられないこともありますので、基本的には、自己都合での転院は避けた方がよいでしょう。

希望の病院で出産できないこともある?

分娩予約がとれたとしても、出産までに母子の健康状態に何か問題がみつかった場合に、その病院では対処できないと判断されると、医師の判断で転院が必要になることがあります。

妊娠中に問題がなくても、出産時に母子の健康状態に問題があると、大きな病院へ緊急搬送となることもあります。

産婦人科を選ぶポイントは人それぞれ!自分にとってベストな病院で出産しよう

産婦人科はたくさんあり、出産に対する考え方や施設・サービス、さまざまな面で病院ごとに特徴があります。

通いやすいか、入院中は快適に過ごせるか、出産後のケアは充実しているかなど。どんな出産をしたいか、ママ・パパで相談して決めることが大切です。

ホームページを確認したり、問い合わせてみたり、気になる点は事前に病院に確認しておきましょう。

  • 病院選びは通いやすさだけでなく希望する出産ができるかやサービス面も確認
  • 産婦人科により特徴が異なるので気になる点は問い合わせてみよう
  • ママ・パパ協力して産婦人科を選ぼう

写真提供:ゲッティイメージズ

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