「仁」の意味や由来、名前に込められる思いや名付けの例は? | MAMADAYS(ママデイズ)
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「仁」の意味や由来、名前に込められる思いや名付けの例は?

「仁」の意味や由来、名前に込められる思いや名付けの例は?

「名付けに「仁」を入れたいけどどんな意味がある?」生まれてくる赤ちゃんには、素敵な名前を付けてあげたいですよね。しかし、名前に使える漢字はたくさんありすぎて、どの漢字を使うべきか迷ってしまいますよね。この記事では「仁」という漢字・言葉の意味を詳しく紹介します。
「名付けに「仁」を入れたいけどどんな意味がある?」生まれてくる赤ちゃんには、素敵な名前を付けてあげたいですよね。しかし、名前に使える漢字はたくさんありすぎて、どの漢字を使うべきか迷ってしまいますよね。この記事では「仁」という漢字・言葉の意味を詳しく紹介します。

「仁」の基本情報

「仁」を使った名前を紹介する前に、凛の画数や読み方、意味を解説します。

~「仁」の基本情報~

  • 仁(4画)
  • 音読み:ジン・ニン
  • 訓読み:-
  • 名乗り:きみ・きむ・さと・さね・しのぶ・ただし・と・とよ・のり・ひさし・ひと・ひとし・ひろし・まさ・まさし・み・めぐみ・めぐむ・やすし・よし

※名乗りとは:人名でのみ用いられる読み方です。「愛」を「まな」と読ませたり、「朝」を「とも」と読ませたりする読み方を「名乗り(名乗り訓)」といいます。

「仁」の意味や由来は?

「仁」という漢字は、人を表すにんべんに、慈しむ心を表す「二」が組み合わさって成り立ちました。

「仁」は「おもいやり」や「いつくしみ」という意味です。

「仁」にはほかにも「果物の種」という意味もあります。「杏仁豆腐」の「杏仁」とは、あんずの種のことです。

中国の儒教において「仁」は最高の徳とされています。「仁」の捉え方はさまざまで、書物(『論語』)には「人を愛すること」や「自分を律して、人に礼儀を尽くすこと」などと書かれています。

これらの意味から、名前に「仁」を用いる場合は

  • 思いやりのある人に育ってほしい
  • 心に芯のある人に育ってほしい
  • 慈しみの気持ちをもつ、優しい人に育ってほしい

などの意味が込められることが多いです。

名前のときの「仁」の読み方は?

「仁」は、「じん」や「ひとし」などの読み方から、男の子の名前に使われることが多いです。しかし組み合わせ次第では、女の子の名前にも使えます。

女の子の名前に「仁」を使うのであれば、前後の漢字はやわらかい雰囲気や意味合いの文字を組み合わせるといいでしょう。

女の子の名前に使う場合は「めぐみ」や「に」「しのぶ」と読ませると、使いやすいです。

とても素敵な意味を持つ文字なので、ぜひ赤ちゃんの性別にとらわれず、使ってみてくださいね。

一文字での読み方

「仁」一文字の場合の読み方は「じん」のほかに、「ひとし」や「めぐみ」「まさし」「ひろし」「きみ」「めぐむ」「やすし」「ひさし」「ただし」があります。

どちらかというと男の子の名前が多いですが、「めぐみ」や「きみ」「しのぶ」などは女の子にも付けられる名前です。

生まれてくる赤ちゃんのために、素敵な名前を探している時間は楽しいものですよね。最近は、漢字一文字の名前も人気です。この記事では、男女のどちらにも使える漢字一文字の名前を紹介します。かっこいい、かわいい、などのイメージ別に見ていきましょう。

組み合わせでの読み方

「仁」という字を使った名前は「仁○」と「○仁」の2通りの組み合わせがあります。

  • 「仁○」の組み合わせの場合

「仁○」の組み合わせは「まさ○」「ひさ○」「よし○」「きみ○」「さと○」「に○」「めぐ○」「しの○」などが考えられるでしょう。

  • 「○仁」の組み合わせの場合

「○仁」の場合、「○に」のほか「○ひと」「○よし」「○きみ」「○さね」「○とよ」「○さと」「○のり」「○まさ」などの組み合わせが考えられます。

「仁」は、名前の最後に来る止め字として使うこともあります。「に」や「ひと」などさまざまな読み方ができる文字なので、止め字として使いやすいのが魅力です。

名前に使う「仁」にはどんな思いが込められる?

「仁」という文字には「人を愛する心」や「思いやり」など、儒教で最も重要な「徳」という意味があります。

ここからは、名前に「仁」という字を入れることで込められる願いや思いについてお伝えします。

思いや願い

「仁」の付く名前を付けるママ・パパは、子どもに

  • 思いやりのある人に育ってほしい
  • 人を愛し、人に愛される人に育ってほしい
  • 心に芯のある人に育ってほしい
  • 徳の高い人に育ってほしい

という思いや願いを込めることが多いようです。

「仁」は、「他人の不幸を見過ごさない心」と解釈されることもあります。

そこから転じて「人の役に立つ人になってほしい」「困っている人を助ける勇気を持った人になってほしい」という願いを込めるのもいいでしょう。

同じ意味をもつほかの漢字

「仁」と同じ意味を持つ漢字はほかに

  • 人(ひと・じん)
  • 愛(あい・まな・ちか)
  • 親(しん・ちか)
  • 徳(のり・とく・なる)

などがあります。

男の子で「仁」を使う名前

男の子の名前に「仁」の漢字を使う場合の名付けの例を紹介します。

  • 仁(じん・ひとし)
  • 仁秀(まさひで・よしひで・ひさひで)
  • 禎仁(よしひと・よしのり・よしまさ)
  • 雅仁(まさひと・まさきみ)
  • 仁志(さとし・ひとし)
  • 英仁(ひでのり)
  • 鷹仁(たかのり・たかまさ・たかひと)
  • 真仁(まさと・まさひと)
  • 悠仁(ゆうと・ゆうじん・はると・はるひと)
  • 明仁(あきひと・あきと)
  • 健仁(けんと・たけと)
  • 理仁(りひと)
  • 仁太(じんた)
  • 仁貴(にき・まさき・よしき)
  • 柾仁(まさやす・まさと)
  • 清仁(きよひと・きよと)
  • 博仁(ひろと・ひろひと・ひろまさ)
  • 仁尭(まさあき・やすあき・よしあき・たかあき・のりあき)
  • 仁隆(まさたか・やすたか・よしたか・のりたか)
  • 仁弥(まさや・たかや・よしや)
  • 仁希(まさき・よしき)

女の子で「仁」を使う名前

女の子の名前に「仁」の漢字を使う場合の名付けの例を紹介します。

  • 仁奈(にな)
  • 仁衣那(にいな)
  • 仁知華(にちか)
  • 玲仁(れに)
  • 仁実(めぐみ)
  • 仁歩(しのぶ)
  • 仁子(ひとこ・まさこ・よしこ・やすこ・たかこ・きみこ)
  • 玖仁子(くにこ)
  • 仁夢(めぐむ)
  • 仁恵(まさえ・よしえ・ひとえ・やすえ・たかえ)
  • 由仁(ゆに)
  • 仁瑚(にこ)
  • 仁来瑠(にこる)
  • 仁香流(ひかる)
  • 仁華(よしか・やすか)
  • 萌仁佳(もにか)
  • 仁智恵(にちえ)
  • 仁笑子(みえこ)
  • 仁乃(よしの)
  • 麻仁(あさみ)
  • 恵仁(えみ)
  • 叶仁(かなみ)
  • 久仁歌(くにか)
  • 仁愛(にあ・にちか)
  • 仁凪子(になこ・ひなこ)
  • 仁斗美(ひとみ)
  • 亜仁佳(あにか)
  • 仁都子(みつこ)
  • 雅仁(まさみ)
  • 仁歌(きみか)

論語における「仁」の意味

「仁」は、古代中国で生まれた思想「儒教」のなかで最も大切なものとされています。

儒教は孔子の考えをもとにしており、孔子の死後、弟子たちがその言葉や行動を『論語』としてまとめました。

この『論語』の顔淵(がんえん)篇で、弟子に「仁とは何か」と問われた際、孔子はある若い弟子には「人を愛すること」と答え、年長の弟子には「己れに克(か)ち(己れを克(よ)くし)礼に復(かえ)る」と答えています。

論語に書かれていることをわかりやすく言い換えると、「仁」とは「思いやりの心もつこと」「人を愛すること」「自分を律して、人に対して礼儀を尽くすこと」です。

仁(人を愛する心)の発端には、肉親への愛情であるとされており、『論語』の学而篇には「孝悌(こうてい)なる者はそれ仁の本(もと)たるか(父母や年長の兄弟などを敬い、それに尽くすことは仁(人間愛)の基本である」とあります。

この「仁」の考え方は、弱い立場の人や困っている人に対する思いやりの心にも通じるものです。

孔子の孫に儒教を学んだ孟子は、人が大切にすべき道徳を

  • 仁:人を愛する心・思いやりの心
  • 義:悪いことを憎み、恥じる心
  • 礼:目上の人、偉い人に従う心
  • 智:善悪を判断する心

の4つであるとし、ここでも「仁」は「人を愛する心・思いやりの心」という意味を含んでいます。

ちなみに、仁を使った四字熟語やことわざには次のようなものがあります。「仁」の持つ意味をより理解する参考にしてみてください。

  • 一視同仁(いっしどうじん):人を差別せず、平等に接すること
  • 仁言利博(じんげんりはく):徳のある人の言動が、ほかの人にも利益をもたらすこと
  • 仁者無敵(じんしゃむてき):徳のある人には、敵対する人がいないこと
  • 寛仁大度(かんじんたいど):心が広く、度量が大きく、慈悲深いこと
  • 過ちを見て仁を知る:人の過ちの種類を見ると、その人の人柄がわかること
  • 剛毅朴訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し:意志が固く、素朴で無口な人ほど徳をそなえている

「仁」は天皇にゆかりがある?

「仁」は、天皇の名前にも用いられる文字です。

「天皇に用いられる字を名前に付けるなんて、恐れ多い」という意見もありますが、仁は天皇だけが使用を許されているわけではありません。

「仁」という漢字にはたくさんの素敵な意味が込められられています。

天皇の名前に使われている漢字だから……と気にしすぎることなく、ぜひ赤ちゃんの名付けの際に検討してみてくださいね。

どうしても天皇と同じ字を使うことに抵抗があるときは、読み方を変えるというのもひとつの手です。

「○○ひと」と読ませるのではなく「○○やす」「○○と」などと読ませるようにするとよいでしょう。

名前に「仁」を含む有名人は?

最後に名前に「仁」を含む有名人を紹介します。

  • 阿久津仁愛(あくつ にちか。俳優)
  • 秋山仁(あきやま じん。数学者)
  • 赤西仁(あかにし じん。タレント)
  • 遠藤保仁(えんどう やすひと。サッカー選手)
  • 岡野昭仁(おかの あきひと。歌手)
  • 片桐仁(かたぎり じん。タレント/アーティスト)
  • 北川悠仁(きたがわ ゆうじん。歌手)
  • 草野仁(くさの ひとし。フリーアナウンサー)
  • 佐藤仁美(さとう ひとみ。俳優)
  • 辻仁成(つじ ひとなり。小説家)
  • 生天目仁美(なばため ひとみ。声優)
  • 麻木久仁子(あさぎ くにこ。俳優)
  • 森仁奈(もり にな。アイドル)
  • 野々村仁清(ののむら にんせい。江戸時代前期の陶工)
  • 谷地仁花(やち ひとか。マンガ『ハイキュー!!』)
  • 亜久津仁(あくつ じん。マンガ『テニスの王子様』)

子どもの名前に「仁」を取り入れてみては?

「仁」は、思いやりの心や人を愛する心を表す漢字です。読み方も豊富なので、赤ちゃんの性別を問わず名前に入れやすいのではないでしょうか。

有名人にも「仁」を使った名前の人がたくさんいるので、イメージもわきやすいでしょう。

赤ちゃんに「仁」を使った名前を付ける際は、ぜひ「思いやりのある人になってほしい」「人を愛し、人に愛される人に育ってほしい」「意志の強い、芯のある人になってほしい」といった意味を持たせたいときに取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事では子どもの名前を決め方について紹介します。名前を考えるときに注意したい決まりごとや先輩ママやパパの名付けエピソードなども紹介します。ぜひ名前を決めるのに悩んでいるママやパパは参考にしてみてくださいね。
  • 「仁」とは「思いやりの心」のこと
  • 読み方が豊富で男女共に名付けに使いやすい
  • 「仁」は天皇の名前にも使われる由緒正しい言葉

写真提供:ゲッティイメージズ

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