「那」の意味や由来は?名前に込める思いや名付けの例は? | MAMADAYS(ママデイズ)
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「那」の意味や由来は?名前に込める思いや名付けの例は?

「那」の意味や由来は?名前に込める思いや名付けの例は?

この記事では「那」意味や由来を解説するとともに、名付けの例や名前に込められる思いなどを紹介します。子どもの名前に「那」という字を使いたいけどどんな意味があるのだろう?と気になるママやパパはぜひ参考にしてください。
この記事では「那」意味や由来を解説するとともに、名付けの例や名前に込められる思いなどを紹介します。子どもの名前に「那」という字を使いたいけどどんな意味があるのだろう?と気になるママやパパはぜひ参考にしてください。

「那」の基本情報

那須や那覇などに使われている「那」の基本的な意味や画数を簡単に見ていきましょう。

~「那」の基本情報~

画数:7画

音読み:ナ・ダ

訓読み:なんぞ・なに・どの・うつく-しい・おお-い

名乗り:とも・ふゆ・やす

※名乗りとは、人名に使われるときだけの読み方です。「那」の場合、そのまま「ナ」と読むほか「とも」や「ふゆ」「やす」とも読みます。

「那」の意味や使われ方は?

「那」という漢字の意味や使われ方は、次の通りです。

~那の意味~

①美しい

②多い・豊かな

③ゆったりとした

④疑問や反語

⑤どこ・どれ

「那辺(なへん)」は、「どのあたり」「どのへん」という意味です。明治期に多用され、主に抽象的な場所や位置を表しました。

~那の使われ方~

「那」という漢字は、古代インドで使われていた梵語を日本語に訳す際に用いられました。そのためインドから伝わった仏教用語には、「那」を使った言葉がたくさんあります。「刹那」や「旦那」などは仏教由来の言葉です。

日本語では「那」を疑問文に使うことはありませんが、漢詩では「那」をつけることで文章を疑問文にしたり、反語表現にしたりします。

反語表現とは「○○は××だろうか? いや、××ではない」と、言いたいことと逆のことを疑問形で述べて、断定を強調する文章です。

古典の授業で習ったのを思い出した方も多いかもしれませんね。

「那」は、明治時代には俗語として「那箇(なあこ)」や「那辺(なへん)」という使い方もされました。これは「あれ」や「あそこ」、または「どこ」「どれ」などの意味です。

「那」の由来

那という漢字は「おおざと」に大きな耳の形を表す文字を組み合わせて成り立っています。

那の部首は「おおざと」です。

おおざとは「人が住んでいる村」を意味します。

そこに、豊かさを表す大きな耳を表す文字が組み合わさったことで、「豊かな村」を示すようになりました。

また、那の左側は「冄(ぜん)」という字が変化したものだとする説もあります。「冄」は糸や毛がしなやかに伸びる様を表す文字です。それが転じて「美しい村」「(糸を細く長く紡ぐことができるほど)おだやかな村」という意味も生まれました。

「那」の意味①:美しさ

那が表す意味のひとつに「美しい」があります。

これは那の左側を「冄」の変形だとした場合の意味です。

しなやかな糸や毛の美しさから転じて、「美しい」という意味になりました。

そこから、「美しい人に育ってほしい」という願いを込めて、名前に「那」の字を使うママ・パパは珍しくありません。

「那」の意味②:豊かさ

那の左側が大きな耳を表すとした場合は「豊かな」という意味も生まれます。

日本では古くから大きい耳を「福耳」といって縁起が良い・お金持ちになれるとされていますよね。そこから、お金に苦労しない・財産をたくさん持っている=豊かであるという意味が生まれました。

那の付く名前を付ける場合「経済的な苦労のない人生を送ってほしい」「心の豊かな人に育ってほしい」という願いを込めることが多いです。

「那」の意味③:ゆったりとしている

「那」には「ゆったりとしている」という意味もあります。

「冄」には、しなやかにゆっくりと進むという意味もあるためです。

ゆったりと穏やかな人生を歩んで欲しい、一歩一歩自分のペースで生きていってほしい。という願いを込めて、名前に「那」の字を入れるのもよいでしょう。

「那」の意味④:疑問や反語

那は疑問や反語を表す文字でもあります。日本語では「那」を使って疑問文を作ることはありませんが、漢詩では「那得自任専=那(なん)ぞ自ら任じて専らにするを得んや」〔古楽府・焦仲卿妻(こがふ・しょうちゅうけいのつま)〕のように使います。

「なんぞ○○せんや(どうして○○しないでいられようか、いや、いられない)」など反語は、自分の気持ちをはっきりと伝える意味が強いことから、「自分の意思をしっかり人に伝えられる人に育ってほしい」と願って名前に「那」の字を入れるママ・パパもいます。

名前のときの「那」の読み方は?

那は通常「ナ」と読みますが、人名に使うときだけは「とも」「ふゆ」「やす」とも読めます。これらの読み方は、男の子にも女の子にも使えるので、那はとても便利な漢字といえるでしょう。

漢字によっては、イメージが可愛すぎたり、逆にシャープな雰囲気だったりして、性別によっては使いづらいことが珍しくありません。

しかし、「那」は漢字の持つイメージが中性的なので、男の子・女の子どちらの名前にも使えます。

読み方もシンプルなので、初めて会った先生やお友達に間違われにくいのもポイントです。

名前に使う「那」にはどんな思いが込められる?

那という漢字には、次のような思いを込めるママ・パパが多いようです。

「美しい人に育ってほしい」

「心が豊かな人に育ってほしい」

「自分の意見をはっきり言える人になってほしい」

「穏やかな人生を歩んでほしい」

いろいろな意味を持つ漢字だからこそ、1文字に様々な願いが込められるのが「那」の魅力といえるでしょう。

「那」は組み合わせる漢字を引き立たせる

那は他の漢字と組み合わせることで、その文字を引き立てたり、その文字に那の意味を添えたりできます。

「ナ」も「とも」「ふゆ」「やす」も、性別を問わない読み方なので、中性的な名前にしたいときにもぴったりです。

最近は、赤ちゃんに中性的な名前を付けるママ・パパも増えています。

名前の響きは好きだけれど、漢字を当てはめると名前の印象が男の子っぽく・女の子っぽくなってしまう……というのもよく聞く悩みです。

その点「那」は、性別を問わずに使用でき、文字の持つ意味も良い漢字なので、人名に使いやすい漢字といえるでしょう。

「那」と「奈・菜」との違いは?

那と奈・菜は、同じ「ナ」と読む漢字でもかなりイメージが異なります。

那に比べると、奈も菜もやわらかいイメージです。

特に菜は「菜の花」を連想する人も多く、どちらかというと女の子の名前に多い漢字です。

意味を見てみると、

「いかん」や「いかんせん」「いかんぞ」「なんぞ」など、疑問や反語を表す際に用いられる。カタカナの「ナ」、ひらがなの「な」の元になった漢字で、外国語の音訳に用いられる。

葉物の野菜、青菜。おかず、副食物。

とあります。

「奈」は那とほとんど同じ意味ですが、菜は意味から転じて「食べ物に困らない人生を送ってほしい」「料理上手な人になってほしい」という願いを込めることができそうです。

一方「那」は、その文字1文字に大きな意味を持っていません。そのため、他の漢字と組み合わせた時に主張しすぎることがない漢字と言えます。画数も「奈(8画)」「菜(11画)」より少ない7画なので、子どもが書きやすいのもポイントです。

名付けに「那」は避けたほうがいい?

名付けに「那」の字を使うのは避けたほうがいいという意見もあります。

「刹那(せつな)」には、「きわめて短い瞬間」という意味があることから「短命になる」などとして、名前に「那」の字は使わない方がいいと考える人もいます。

しかし「刹那」は単に「瞬間」を表す単語であり、それそのものに不吉な意味はありません。「刹那」に那の字が使われているからといって、名付けに「那」を使わないようにする必要はないでしょう。

男の子で「那」を使う名前

男の子の名前に「那」の漢字を使う場合の名付けの例を紹介します。

  • 那智(なち・やすとも)
  • 真那人(まなと)
  • 那月(なつき)
  • 那人(やすと)
  • 友那(ともやす)
  • 那樹(ふゆき・ともき)
  • 那信(とものぶ)
  • 那之(やすゆき)
  • 世那(せな)
  • 那日斗(ふゆひと・ともひと・やすひと)
  • 那由多(なゆた)
  • 嘉那多(かなた)
  • 日那太(ひなた)
  • 那緒樹(なおき)
  • 伽那斗(かなと)
  • 那由貴(ともゆき)
  • 那雄太(なゆた・なおた)
  • 那彦(ふゆひこ・ともひこ・やすひこ)
  • 那晴(ともはる・やすはる)
  • 明那(あきとも)
  • 玲於那(れおな)
  • 那弥(ともや)
  • 那凪斗(ななと)
  • 那波(ななみ)
  • 那琉彦(なるひこ)
  • 那緒(なお)
  • 那津男(なつお)
  • 那義(なぎ)
  • 那留(ともる)
  • 千那(ちふゆ)
  • 那我彦(ながひこ)
  • 那康(ともやす)
  • 那偉瑠(ないる)
  • 那緒太(なおた)

女の子で「那」を使う名前

女の子の名前に「那」の漢字を使う場合の名付けの例を紹介します。

  • 日那(ひな)
  • 優那(ゆうな)
  • 未央那(みおな)
  • 亜那(あな)
  • 那帆(なほ)
  • 那子(ふゆこ・ともこ・やすこ)
  • 那々子(ななこ)
  • 那奈香(ななか)
  • 茉那(まな)
  • 莉那(りな)
  • 那佳(ともか・くにか)
  • 佳那子(かなこ)
  • 凛那(りんな)
  • 那智華(なちか)
  • 那都貴(なつき)
  • 那津(なつ)
  • 那美(なみ・ともみ)
  • 那留(なる)
  • 那流美(なるみ)
  • 愛那(あいな・まな)
  • 笑那(えみな)
  • 恵里那(えりな)
  • 麻里那(まりな)
  • 聖那(せいな)
  • 仁以那(にいな)
  • 珠理那(じゅりな)
  • 華那(かな)
  • 佳那恵(かなえ)
  • 嘉那芽(かなめ)
  • 加那代(かなよ)
  • 咲那(さきな・さな)
  • 千那津(ちなつ)
  • 那緒子(なおこ)
  • 那世(ともよ・やすよ)
  • 知那実(ちなみ)
  • 那都那(なづな)
  • 那南(ななみ)
  • 美那穂(みなほ)
  • 瑠那(るな)
  • 那津子(なつこ)
  • 那代(ともよ・やすよ)

名前に「那」を含む有名人は?

最後に、名前に「那」の付く有名人を紹介します。

~男性~

  • 野沢那智(のざわ なち。声優)
  • 奥井那我人(おくい ながと。俳優)
  • 福崎那由他(ふくざき なゆた。俳優)
  • 中尾真那(なかお まな。サッカー選手)
  • 佐藤世那(さとう せな。元プロ野球選手)
  • 柘植世那(つげ せな。プロ野球選手)

~女性~

  • 吉田知那美(よしだ ちなみ。カーリング選手)
  • 髙木菜那(たかぎ なな。スケート選手)
  • 片瀬那奈(かたせ なな。女優)
  • 宮本佳那子(みやもと かなこ。声優)

子どもの名前に「那」を取り入れてみては?

「美しい」や「豊か」「ゆったりしている」という意味を持つ「那」は、漢字の持つ意味がいいだけでなく、男の子・女の子どちらの名前にも使いやすい漢字です。「ナ」だけでなく「とも」や「やす」「ふゆ」などとも読めるので、名付けの漢字に迷ったときは「那」の字を使ってみてはいかがでしょうか。

名前は、ママ・パパから赤ちゃんへの初めての贈りものです。ぜひ、名前と漢字に願いを込めて、赤ちゃんに素敵な名前をプレゼントしてくださいね。

この記事では子どもの名前を決め方について紹介します。名前を考えるときに注意したい決まりごとや先輩ママやパパの名付けエピソードなども紹介します。ぜひ名前を決めるのに悩んでいるママやパパは参考にしてみてくださいね。
  • 「那」には美しさや豊かさといった意味がある
  • 「那」は組み合わせる漢字を引き立たせる

写真提供:ゲッティイメージズ

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