兄弟が仲悪いのは親のせい?知っておきたい不仲の原因と対処法 | MAMADAYS(ママデイズ)
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兄弟が仲悪いのは親のせい?知っておきたい不仲の原因と対処法

兄弟が仲悪いのは親のせい?知っておきたい不仲の原因と対処法

兄弟が仲悪いと悩むママやパパは少なくないようです。毎日のようにケンカする姿を見て「兄弟の不仲は親のせい?」と不安になってしまうこともあるかもしれません。この記事では、仲が悪い兄弟を持つパパやママが知っておきたい、原因や対処法についてご紹介します。
兄弟が仲悪いと悩むママやパパは少なくないようです。毎日のようにケンカする姿を見て「兄弟の不仲は親のせい?」と不安になってしまうこともあるかもしれません。この記事では、仲が悪い兄弟を持つパパやママが知っておきたい、原因や対処法についてご紹介します。

きょうだいの仲が悪くて悩む親は多い?

ママやパパが「きょうだいの仲が悪い」と感じるのはどのようなときでしょうか。

多くのママやパパは、子どもたちが毎日のように言い争いなどのきょうだい喧嘩をしている姿を見たときに「仲が悪い」と感じている様子。子ども同士、手加減せずに手を出し合う場合には心配になってしまいますよね。

ほかにも子ども同士があまり話さなかったり、同じ場所で過ごすことが少なかったりするときょうだい仲の悪さが気になるパパやママもいるようです。

仲が悪いと感じるシーンはさまざまのようですが、不仲な状態が続くと「このままでいいのかな」と悩んでしまいますよね。

育児をする身としては「できれば仲よく過ごしてほしい」と感じるのが正直なところではないでしょうか。

仲がよいきょうだいばかりではない

公園でほかの家庭のきょうだいが一緒に遊んでいる姿を見たり、友人からきょうだい仲の良さを感じるエピソードを聞くと、仲が悪いのはうちだけなのか、と心配になってしまうママやパパも少なくないでしょう。

「兄弟の仲が悪い」と感じている家庭は、どのくらいあるのでしょうか。

アイブリッジ株式会社が2013年に行ったアンケートでは「あなたの家は、兄弟同士仲良しですか?」という質問に対して、「あまり仲が良くない」と答えた人の割合は10.6%。さらに「とても仲が悪い」と回答した人は全体の4.3%で、合計すると15%近くの人が「自分の家は兄弟の仲がよくない」と感じている結果となりました

ニフティ株式会社が2015年に行った兄弟姉妹に関するアンケートで「昔はあまり仲が良くなかったが」と回答している人たちも一定数存在しています。

アンケート調査の結果を見ると、必ずしも、きょうだいの仲がよい家庭ばかりではないようですね。

参考:@niftyニュース 何でも調査団「兄弟姉妹についてのアンケート・ランキング」
参考:アイブリッジ株式会社「兄弟・姉妹に関する調査(ランキング)」

きょうだいの仲が悪いのはなぜ?考えられる原因

ケンカをしたり口をきかなかったり、殴り合いのケンカをしたり。仲が悪い原因が気になったり、「親の接し方が悪いの?」と心配になってしまうこともあるかもしれません。

ここでは、きょうだいの仲が悪い理由をご紹介します。

相手に嫉妬している

きょうだい仲が悪い原因には「相手への嫉妬心」があるといわれています。

たとえば「甘え上手でいつも大人にかわいがってもらっている」「自分のできないことをスムーズにこなして褒められて羨ましい」といった気持ちがあると、相手への嫉妬から不仲になることがあるようです。

また、羨ましい気持ちや甘えたい気持ちをママやパパに伝えられず、相手に当たってしまう可能性もあるでしょう。

個々の性格や好みの違い

「子ども同士の性格の違い」もきょうだい関係に影響することがあります。

外に出て思い切り遊ぶのが好きな子もいれば、静かに集中して遊びたいタイプの子もいますよね。誰かと一緒に遊びたい子もいれば、ひとりで遊びたい子もいるでしょう。

一生懸命なにかを作っているときに、話しかけられたりちょっかいを出されたりすると、イライラしてしまう子もいるかもしれません。

「性格や好みの違い」が理由で、仲よく遊ぶことが難しくなったり、きょうだい喧嘩につながるというケースもあるでしょう。

「ママをとられた」と感じることがあった

子どもはママやパパに甘えたいと思う気持ちを持っています。

そのため、きょうだいに「ママ(パパ)をとられた」と思う出来事があると、それが引き金になって相手に対して攻撃的になってしまうことがあります

具体的な例としては「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから○○しなさいといわれる」「親が手のかかる下の子ばかり相手をしている」など。下の子が生まれたときに、上の子に「赤ちゃん返り」が起きたり、下の子に意地悪をしたりするのも甘えたい気持ちが理由といわれています。

「自分より大切にされている」など親を独占できないと感じ「もっと自分の方を見てほしい」と思うと、相手にちょっかいをかけたり、意地悪をしたりしてしまう子もいるでしょう。

親の関わり方・接し方

きょうだいの仲が悪い原因を考えるときに「親の接し方」も目を向けたいポイントの1つではないでしょうか。

ママやパパはきょうだいそれぞれ平等に、年齢に合わせて接しているつもりでも、子どもの受け取り方はさまざまです。

たとえば、上の子は体が大きく食欲があるので食事やおやつの量が多かったり、下の子が食べられないお菓子を買ってもらったりした場合、下の子は差をつけられたと感じてしまうかもしれません。

また、自分で片付けができる上の子には「片付けなさい」と伝え、下の子には「片付けようね」と促した一言の違いを、上の子は「自分だけ怒られた」と受け取ることもあるでしょう。

大人が思うよりも、子どもたちは「自分に対する接し方」を敏感に受け止めているのかもしれません。

きょうだい仲が悪いと悪影響はある?

「きょうだいが仲悪い」と感じる場面が多いと、子どもたちが大きくなってからコミュニケーションに悪影響があるのでは?と心配に思う人もいるでしょう。

「きょうだいとのコミュニケーションが幼児の社会的認知の発達に及ぼす影響」という研究では、きょうだい関係が、子供の対人関係・個性や人柄などにどのように影響するのかを検討しています。

考察では「きょうだいの対立が対人関係に影響するわけではない」とされ、きょうだいが不仲だと対人関係にも問題が起きるとはされていません。

家庭ごとの事情により一概にはいえませんが、こうした見解があるとママやパパは、心に余裕を持つことができるかもしれませんね。

きょうだい間の対立関係が仲間関係における攻撃的行動に結びつく,あるいは保護・依存関係や共存関係が仲間関係における向社会的行動と結びつくというような結果は全く見られなかった。きょうだい関係が,そのまま対人関係に影響しているわけではないようである。

きょうだいが不仲になる原因にはさまざまな理由が考えられます。

親の接し方が影響する場合もありますが、親の接し方が悪いのではなく子どもの受け止め方が繊細だからということもあります。何が原因になっているのか、きょうだいの日頃の様子を観察することが大切です。

きょうだいの仲が悪いときに試したい対処法

毎日きょうだいが不仲な様子を見ると、「どうしたらきょうだいの仲が改善するんだろう」と頭を抱えてしまいますよね。

すべてのきょうだいに当てはまる対処法はないかもしれませんが、ママやパパができることをご紹介します。仲の良し悪しに関わらず、取り入れられるものがあるかもしれません。

上の子と関わる時間を増やす

仲が悪いきょうだいへの対処法のひとつに「上の子との関わりを増やす」というものがあります。

下の子が小さいと、手のかかる下の子に時間を使う場面が多くなってしまいますよね。そうした中で、上の子が無意識に「自分は年上だから、我慢しなければならない」という気持ちを抱いているかもしれません。

意識的に上の子と関わる時間を増やすことで、寂しさが軽減されて下の子への接し方が変わる可能性があるでしょう。ママやパパが上の子と2人だけで遊んだり、おでかけをしたり、上の子に甘えさせてあげる時間を作ってみるとよいでしょう。

「上の立場」を理由に叱らない

上の子を叱ったり注意する場合には、立場を理由にしないということも大切です。

「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんはね」の言葉は避け、やってしまったことに対して何がよくないのかを伝えるようにしましょう。

きょうだいの体格差や力関係から、上の子に強く注意してしまうと、下の子ばかり守っているように感じてしまうこともあるかもしれません。そのような場合でも、きょうだいで力の強弱が違うことを説明し、差をつけているわけではない理由を伝えてあげられるとよいですね。

無理にケンカを終わらせない

きょうだいの仲悪いとケンカをすることもあるでしょう。きょうだい喧嘩が起きたときは、ケンカを無理に終わらせようとしないことも1つです。

たとえば「ママ!お兄ちゃんに○○された!」といわれた場合、どちら側にもつかず、安全を確認したうえで見守ったほうがよい場合もあります。

見守ることで、きょうだい自らで問題を解決しようとしたり、本人同士で仲直りできる可能性もあります

また、ケンカから、力加減や譲り合いの気持ち、相手の気持ちを想像する力が養われるともいわれています。

手を出すような場合を除き、「多少のケンカは普通のこと」と割り切ると、ママもパパも心に余裕が持てるかもしれません。

親も一緒になってたくさん遊ぶ

仲が悪いきょうだいへの接し方を改善する方法に「ママもパパも一緒になって、遊びに混ざること」も挙げられます。

大人が子どもの遊びに混ざって、子どもと同じ目線で遊びに取り組んでみましょう。

親が一緒に遊ぶことで「みんなで協力する姿」や「楽しく遊ぶための方法」を伝えることができます。大人の姿を見て、子どもたちが「仲よく遊ぶ方法」を身につけてくれたらうれしいですね。

名前で呼ぶ

子どもに呼びかけるときは、子どもたちを名前で呼ぶことを意識してみましょう。つい上の子を「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」と呼んでしまう場面もありますよね。

立場に関係なく「ひとりの存在として見てもらえている」と、平等に接していることをより感じとってもらえるかもしれません。

関わり方に工夫をしつつ見守ることも大切

毎日のようにきょうだい喧嘩を目にすると「こんなに仲が悪くて大丈夫?」と心配になってしまいますよね。

兄弟が仲悪い理由にはさまざまな原因があり、家庭によっても異なります。子どもの性格や、大人が気づかないささいなことが影響を与えていることもあるでしょう。

親が子どもの気持ちに寄り添った接し方を意識したり、ときには見守ることで、素敵なきょうだい関係が築けるとよいですね。

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  • 仲がよい家庭ばかりではなく不仲の理由もさまざま
  • きょうだいの仲が悪くても対人関係に悪影響があるわけではない
  • 立場で差をつけない接し方も大切

写真提供:ゲッティイメージズ

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