おすすめスカルプシャンプー5選 | 自分の頭皮に合った商品の選び方を詳しく解説

スカルプシャンプーとは、頭皮のケアに特化したシャンプーのことです。

「育毛成分」や「発毛成分」などの「髪の毛を生やす成分」は含まれていないため、抜け毛や育毛に対して直接的な効果がある訳ではありません。しかし、保湿効果があり頭皮の皮脂を落としすぎないため、頭皮を健やかな状態に保つことができます。

スカルプシャンプーを使って土台となる頭皮（スカルプ）を清潔に保つことが、薄毛を予防することにつながるのです。

スカルプシャンプーを選ぶ時に気をつけたいポイントは、以下の3つです。

• 自分の肌質に合わせて選ぶ
• 頭皮の悩みに合わせた有効成分を確認して選ぶ
• お気に入りの香りのシャンプーを選ぶ

ここから詳しく解説していきます。

1つ目のポイントは、自分の肌質に合わせて選ぶ事です。

皮脂の分泌が多い方と乾燥肌の方では、頭皮に合うスカルプシャンプーが異なります。ここでは、それぞれの方に向けてスカルプシャンプーを選ぶポイントを解説します。

皮脂の分泌が多い、頭皮がベタつきやすいなどの悩みをお持ちのオイリータイプの方には、洗浄力の強い成分を含むスカルプシャンプーがおすすめです。

パッケージ裏の成分表の中に、以下の成分が入っているものを選びましょう。

• ラウリル硫酸Na
• ラウレス硫酸Na
• ラウレス硫酸アンモニウム

頭皮が乾燥しやすいという乾燥肌タイプの人は、できるだけ刺激が少ないタイプのスカルプシャンプーを選ぶようにしましょう。

洗浄力の高いシャンプーで皮脂を落としすぎると、皮脂が不足して乾燥が悪化してしまう可能性があります。乾燥肌の人には、刺激が少ない以下の成分が入っているものがおすすめです。

• オレフィン(c12-14)スルホン酸na
• オレフィン(c14-16)

2つ目のポイントは、頭皮の悩みに合わせた有効成分を確認して選ぶことです。

ここでは、「フケ・かゆみを抑えたい方」「頭皮の臭いを抑えたい方」「抜け毛に悩んでいる方」に向けて、それぞれの選び方を3つ解説します。

フケや痒みを抑えたい方には、グリチルリチン酸2K・ミコゾナール硝酸塩などの抗菌成分が含まれたスカルプシャンプーがおすすめです。

グリチルリチン酸2Kには、肌荒れ防止と頭皮の炎症防止効果が、ミコゾナール硝酸塩には、フケの原因となるマラセチア菌の増殖防止効果があります。これらの成分が入ったシャンプーを使うことで、頭皮を健やかに保ちながらフケ対策をすることができますよ。

毎日シャンプーしているのに頭皮が臭いなど頭皮の臭いに悩んでいる方には、デオドラント成分が配合されたスカルプシャンプーがおすすめです。

頭皮の独特な臭いの原因は、悪玉菌や皮脂の酸化と言われていますが、デオドラント成分にはそんな臭いの原因を抑える効果があります。また、口コミサイトではフケ対策シャンプーに関する実際の声をみることができるので、使用感が気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

そもそも抜け毛は、生える→成長→抜けるのヘアサイクル（毛周期）が乱れることによっておこります。

頭皮の汚れや乾燥で頭皮環境が悪くなると、このヘアサイクルが乱れ、髪の毛が成長しきらないまま抜け落ちてしまうのです。つまり、抜け毛に最も効果的な対策は「頭皮環境を清潔に保つ」こと。抜け毛に悩んでいる方には、抗酸化作用・血行促進作用で頭皮の環境を整えるスカルプシャンプーがおすすめ。成分には、センブリエキスやショウガエキスが含まれたシャンプーを選ぶといいですよ。

3つ目のポイントは、お気に入りの香りのシャンプーを選ぶことです。

好みの香りを選べば、1日の疲れを癒すバスタイムがより有意義なものになり、周りにもいい印象を与えることができますよ。香料が苦手という人には、無香料のシャンプーがおすすめです。

ここからは、上記で解説した選び方のポイントを元に、おすすめのスカルプシャンプーを5つご紹介します。口コミのいいものを厳選したので、ぜひ参考にしてくださいね。

シャンプーは正しく行わないと、かゆみ・フケ・臭いなどの原因になります。

またスカルプシャンプーも、不適切な使用方法ではその効果を十分に発揮することができません。髪と頭皮を清潔に保つためにも、正しい方法を知ることは大切ですよ。ここからは、スカルプシャンプーの効果的な使い方と、正しい洗髪方法をご紹介します。

シャンプーの際に熱いお湯を使うと、頭皮に必要な皮脂まで洗い流されてしまうので注意が必要です。

皮脂には頭皮のうるおいを保つ機能があるため、全て洗い流すのではなく、ある程度残すことが大切と言われています。また頭皮の皮脂が不足することで、乾燥やかゆみなどの頭皮トラブルにつながる可能性も。頭皮へのダメージを最小限にするためにも、シャンプーに使うお湯は34〜37度程度のぬるま湯がおすすめです。

汚れがついた状態でシャンプーをつけると、髪のキューティクルを傷つける原因になってしまうため、シャンプー前には髪と頭皮の予洗いを念入りに行いましょう。

この予洗いの段階で、髪についている「花粉」「ほこり」「化学繊維」などの汚れのうち、約9割が落ちると言われています。また、予洗いすることでシャンプーの泡立ちもぐっとよくなりますよ。ゴシゴシこすると髪が傷んでしまうので、髪や頭皮を傷つけないように優しく行うのがポイントです。

シャンプーは、髪につける前に手のひらでよく泡立てましょう。

泡立てていないシャンプーは洗浄力が強すぎるため、頭皮にダメージを与えてしまいます。また、髪で泡立てようとすると必要以上に髪の毛をこすり合わせてしまうため、切れ毛や枝毛などの原因になる可能性もあります。シャンプー液を泡立てるときは、手のひらに取り、ぬるま湯を少し加えると泡立ちやすくなるのでおすすめですよ。

シャンプーを使う本来の目的は、頭皮の汚れを洗い流して頭皮を清潔に保つことです。

ほこり・花粉・化学物質などの髪についた汚れはお湯で流すことができますが、頭皮の皮脂汚れはシャンプーを使わないと落とすことができません。したがってシャンプーを使う際は、髪ではなく頭皮を洗うようにしましょう。ただし頭皮が傷ついてしまうので、爪を立てて洗うのはNGです。指の腹で頭皮をマッサージし、汚れを浮き上がらせるようなイメージで洗ってくださいね。

洗い終わった後は、流水でシャンプーをしっかりと洗い流しましょう。

少しでも洗い残しがあると、頭皮や髪にとって強い刺激になり、頭皮トラブルや髪のパサつきの原因になってしまいます。またしっかり洗い流したつもりでも、同じところばかり流していて、見えないところに泡が残ってしまうことがあるので注意が必要です。耳の後ろ・首の側面・前髪の生え際など、全体的にまんべんなくすすぐように気をつけましょう。

保湿するために、シャンプー後はトリートメントを使うようにしましょう。

トリートメントには、保湿のほかにも髪のダメージケアや指通りをよくする効果が期待できるため、スカルプシャンプーと兼用して使うことでより滑らかなうるツヤ髪に仕上げることができますよ。ただしトリートメントを頭皮につけると、油分が残り、頭皮トラブルにつながる恐れも。トリートメントは頭皮につかないよう、髪だけにつけるのがポイントです。

タオルドライしたら、できるだけ早くドライヤーで髪を乾かしましょう。

濡れた状態で髪を放置すると、多湿環境を好む雑菌が増殖してしまいます。頭皮トラブルの原因にも繋がるので、自然乾燥は絶対NGです。またドライヤーを髪の近くに当てると早く乾きますが、その分髪と頭皮にダメージを与えてしまうので避けたほうがよいでしょう。ダメージを与えないためには、ドライヤーを髪から20cm程度離し、常に振りながら当てるのがポイントです。

スカルプシャンプーは、オイリー肌・乾燥肌などの「頭皮の肌質」や、フケやかゆみを抑えたい・頭皮の臭いを抑えたい・抜け毛を抑えたいなどの「頭皮の悩み」に応じて選びましょう。頭皮を健康な状態に保つことができるので、薄毛予防にも効果的ですよ。またスカルプシャンプーの効果を最大限引き出すためには、正しい洗髪方法が大切です。ぜひ今回の記事で紹介した、シャンプーを使う前と後の注意点を参考にしてくださいね。