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前置胎盤の場合、ヨガやウォーキングはしないほうがいい?

前置胎盤の場合、ヨガやウォーキングはしないほうがいい?

おなかの張りや出血が心配なので、運動は控えたほうがいいでしょう

 胎盤は母体の血液中にある酸素や栄養を赤ちゃんに届け、赤ちゃんから母体に不要になった二酸化炭素や老廃物を渡します。また妊娠を順調に維持するホルモンを大量に分泌しています。このように赤ちゃんにとって、とても重要な働きをしているので、トラブルが起きると赤ちゃんの命にかかわることがあります。どんなトラブルが起こるのか、知っておきましょう。

前置胎盤

 本来、子宮の高いところにつくはずの胎盤が、子宮口をふさぐように下のほうにできてしまうのが、前置胎盤。子宮口にどの程度かかっているかによって、イラストのように分類されます。

 後期になって生理的に子宮が収縮するようになると、胎盤と子宮壁にズレが生じ、胎盤がはがれやすくなります。大きくはがれると、大出血を起こすこともあります。そうなると赤ちゃんも母体も危険な状態に陥るので、要注意です。

 前置胎盤は、超音波検査により、ほとんどの場合、妊娠中期までに診断されます。もしも前置胎盤と診断されたら、出血を起こさないよう、動き過ぎないようにしましょう。お腹に力が入るような、重いものを持つのも厳禁です。

 出産は、赤ちゃんが子宮口から出てこられないので、帝王切開になります。

常位胎盤早期剥離 

 通常、胎盤は赤ちゃんが生まれてきた後に役目を終えて子宮壁からはがれ、体外に排出されます。ところが赤ちゃんが生まれる前にはがれてしまうのが、常位胎盤早期剥離です。原因ははっきりとわかっていませんが、妊娠高血圧症候群などによって、胎盤の機能が低下するために起こることもあります。また転んだり、おなかを強くぶつけたなどの物理的な刺激がきっかけで起こることもあります。

 胎盤がはがれてしまうと、赤ちゃんに酸素や栄養がいかなくなり、赤ちゃんのみならず、大出血のため母体も危険な状態になります。すぐに帝王切開で赤ちゃんを取り出すことになります。自分でわかる症状は下腹部に激痛があり、おなかの張りや痛みがあるなど、切迫早産と似ています。はがれた部分が大きいほど出血量は多く、痛みも激しくなります。はがれた位置によっては子宮内では大出血していても、外に流れ出てくるのは少量のこともあります。出血に激痛が伴う時は、一刻も早く救急車を呼んでください。

胎盤機能不全

 胎盤の機能が低下すると、赤ちゃんに酸素や栄養が十分に届かなくなります。そのため赤ちゃんは発育が悪くなったり、仮死状態になることもあります。妊娠高血圧症候群や糖尿病、腎炎などの合併症がある場合、また母体が高齢である場合に起こりやすいとされています。また妊娠42週を過ぎてもお産が始まらない過期妊娠も原因となります。

 胎盤の機能は、胎児の心音をチェックすることで予測することができます。機能の低下が見られた場合、陣痛促進剤で分娩を誘発することになります。胎児の状態によっては、帝王切開になる場合もあります。

胎盤の位置の異常

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写真提供:ゲッティイメージズ

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