においに敏感になるのは、つわりの症状の1つとして考えられます。どんなにおいがダメになるかは、個人差が大きく、一概にはいえません。つわりの症状として有名なのは胃腸症状ですが、そのほかに「感受性の亢進(こうしん)」があり、眠気が続く、唾液がたくさん出る、頭痛がする、何か特定の食べ物ばかりが食べたくなったり、また反対に嫌いになったりするなどの症状が出ることがあります。
原因はよくわかっていませんが、妊娠による代謝やホルモンの変化に、母胎が適応できずにいる状態と考えられています。また、不安や環境の変化からくるストレスなど、精神的なものも関係しているようです。
においの刺激に敏感になっているときは、においの強い食品は避ける、外出時などは好きな香りを含ませたハンカチなどを持ち歩く、といった対策が有効。ご主人の体臭や、ペットのにおいには、ボディソープや消臭剤を使ってみるのもオススメです。
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