【小児科医監修】子どもの病気の特徴 | MAMADAYS(ママデイズ)
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【小児科医監修】子どもの病気の特徴

子どもは小さい大人ではありません。子どもならではの、病気にかかったときの状態を心得ておきましょう。
子どもは小さい大人ではありません。子どもならではの、病気にかかったときの状態を心得ておきましょう。

子どもだからこその注意が必要

病気は予告なくやってきます。
特に子どもは突然ぐあいが悪くなったりすることが多いもの。
そんなとき大人ならば、すぐに自分の体調の悪さを人に説明することができ、病院に行ったり、自宅でケアしたりすることができます。
ところが、子どもはそのぐあいの悪さや痛みをうまく伝えることができません。
そのため、病気の発見が遅れることがあります。
また、まだ抵抗力が弱く、あっという間に進行してしまうこともあります。
ですから、パパやママは子どもが病気にかかったときの症状の進み方を、よく知っておいてほしいのです。
子どもは小さな大人ではありません。
同じ病気にかかったとしても、大人とは違う進み方をするものもあるのです。

大人と違う5つのポイント

子どもが病気にかかったときの5つの注意点です。
大人とは違う、子どもならではの特徴があります。

Point 1:5~6か月以降は病気にかかりやすい

子どもはママから病気の抗体(こうたい)をもらって生まれてきます。
生後しばらくは、その抗体が赤ちゃんを病気から守ってくれます。

けれども、ママからもらえるのは、ママがかかったことのある病気の抗体だけ。
ですから、ママがかかったことがない病気は、低月齢の赤ちゃんでもかかってしまいます。

また、ママからもらった抗体は、生後徐々に少なくなっていきます。
そのため、生後5~6か月ごろからは病気にかかりやすくなります。

Point 2:病気の進行が大人より速い

子どもは大人に比べ、体の各器官・各機能が未完成です。
自前の免疫(めんえき)もなく、病気に対する抵抗力が弱いのです。
そのため、ウイルスや細菌に感染しやすいだけでなく、
いったん病気にかかると、進行が速く、あっという間に重症化してしまうこともあります。

子どものぐあいが悪そうだと気がついたら、「ただのかぜ」などと侮らず、小児科を受診しましょう。
家でも適切なケアを心がけ、子どもの状態をよく観察します。
一度診てもらった後でも、ようすがおかしいように感じたら、早めに再受診をしてください。

Point 3:熱が出ると高熱になりがち

子どもの病気は、発熱、せき、鼻水といったかぜ症状(上気道炎/じょうきどうえん)から始まることが多いもの。
そして、発熱すると高熱になるケースがよく見られます。
これは、大脳にある体温調節中枢(おんどちょうせつちゅうすう)が未成熟なためです。
体温調節中枢は、体温を一定に保つ働きをしています。
たとえば、暑いときは血管を拡張し毛穴を開き、汗をかいて体温を下げようとし、
寒いときは血管を収縮させて体温が逃げるのを防いでいます。
子どもは、こうした機能がまだ十分働かず、ちょっとしたかぜでも高熱になりがちなのです。

Point 4:水分が不足して脱水症を起こしやすい

子どもは体重の60~90%が水分で、体調の維持には大量の水分が必要です。
ところが熱が出ると、吐く息や皮膚から蒸発する水分が増えます。
激しい嘔吐や下痢も起きてくると、吐いたものや便からも多量の水分が失われます。
こうなると、水分が不足し、細胞やさまざまな器官の動きが鈍くなります。
これが脱水症で、重症になると命にかかわることもあります。
「水分補給が大切」とよくいわれるのは、子どもが脱水症になりやすく、また悪化しやすいからなのです。

Point 5:抵抗力が弱いため合併症を起こすことが多い

たとえば、ふつうのかぜなら長くても1週間程度で完治します。
しかし、子どもの場合は、病気に対する抵抗力が弱いことも関係して、
かぜの原因であるウイルスが、鼻やのどなどの上気道だけではなく、その他の部位でも悪さをして、合併症を起こすことがあります。
かぜの合併症としては、気管支炎・肺炎・中耳炎・脳炎などがあります。
ただのかぜであっても、治りきるまでは気を抜いてはいけません。
子どものようすに変化がないか、よく注意する必要があります。

写真提供:ゲッティイメージズ

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