【小児科医監修】子どもの病気　病院に上手にかかるためのコツ

赤ちゃんや小さな子どもは、自分がどうぐあいが悪いのかなどを説明できません。その代わり、ママやパパなどが、病院に子どもを連れて行き、医師に症状を説明しなければなりません。小児科などに行き慣れていない新米ママやパパにとっては、とまどうことが多いことでしょう。

医師ときちんとコミュニケーションをとって診察してもらうためには、コツがいります。受診する前に知っておいてほしいことや、待合室での過ごし方、そして、スムーズに診察してもらうための方法など、チェックボックスにチェックマークをつけながら確認し、いざというときの受診時に役立ててください。

予約診療している病院では、たったひとりの遅れがその後の人の迷惑になることもあります。都合が悪くなったら、事前に電話を。

検査をする場合を想定すると、なるべく午前中に受診します。入院やほかの病院を紹介してもらうときも午前中の方がスムーズ。

はしかなどうつる病気かもしれないと思ったときは、受診前に電話で症状を伝えるか、行ってすぐに受付に申し出ます。

病院の窓口で健康保険証と乳幼児医療証※を提示すると、その場で助成されます。

※乳幼児医療証の申請方法は、赤ちゃん誕生後に健康保険に加入し、その健康保険証が届いたら役所で交付手続きをします。対象となる子どもの年齢や助成金額は自治体によって違います。

便や吐いたものなどは、病名を特定するときの判断材料になります。

出始めたころの発疹の画像、独特のせきの場合の録音、けいれんしていた時間のメモなど。

診察のときに医師に見せると、病気の手がかりになったり、薬の処方に役立ちます。

待合室で待っている間にむずからないよう。ただし、音が出たり、飛ばして遊ぶものは避けて。

おなかやのどを触ったりしたときに、吐いたりしないよう、受診直前の飲食は避けます。

今までと病状が変わり、吐いたり、ぜいぜいと苦しみ出したり、グッタリしたら、迷わず受付に申し出ましょう。

おしっこしたいなどと言える年齢ならば、尿を採る場合があるので、看護師や受付に知らせます。

受診までの経過を話せる人が連れて行きましょう。無理なら経過を書いてもらったメモを持参して行きます。

診察を受けやすいよう、前開きのものか上下分かれている着脱しやすい服を選び着せましょう。

待合室での心得と同様、吐いて診察にさしさわりが出ないよう、飲ませたり、食べさせたりしないように。

コツ2の「受診時に持参するもの」は必ず忘れないように。診察などに大いに役立つからです。

診察のときに必要な情報は、落ち着いて明確に伝えます。家で書いていったメモを読んでもよいでしょう。

医師の説明をよく聞き、わからないことは聞き返したり、質問をしたりして、大事なことはメモをとりましょう。

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