
【小児科医監修】クループ
のどがむくんでイヌの遠ぼえのようなせきが出る 【主な症状】発熱・せき・呼吸困難
のどがむくんでイヌの遠ぼえのようなせきが出る 【主な症状】発熱・せき・呼吸困難
【症状】のどにウイルスや細菌が感染
のどの喉頭(こうとう)という部分にウイルスや細菌が感染したことで、炎症が起きます。多くは39度前後の発熱を伴います。赤ちゃんはもともと気道が細いので、のどの粘膜が炎症を起こしてむくむと、さらに気道が狭くなり、声がかれてイヌの遠ぼえのような特有のせきが出ます。夜眠りについてから2〜3時間後に突然せきが出始めるのが特徴です。
のどの炎症がひどくなると、息を吸い込むときにヒューという音がします。さらに重症になると呼吸困難を起こしてしまうことも。その場合、唇やつめが紫色になるチアノーゼが見られます。
【治療】薬でのどの炎症を緩和する
ステロイド剤や血管収縮剤でのどの炎症を抑えます。細菌感染を予防するために、抗生物質を使うこともあります。
せき込むときは部屋を加湿し、水分を飲ませてあげましょう。重症の場合は入院して酸素吸入を行います。
写真提供:ゲッティイメージズ
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