トモニテ
いよいよ病院へ

もうすぐ出産!入院する前にしたいこと

陣痛が10分間隔になったら病院に連絡し、指示があったら入院します。
病院では問診、内診などを受け、出産準備室(陣痛室)に入ります。
陣痛が10分間隔になったら病院に連絡し、指示があったら入院します。
病院では問診、内診などを受け、出産準備室(陣痛室)に入ります。

陣痛が始まったらまずは出産施設へ連絡を

 いよいよ病院へ向かいます。車の場合、破水している時には、タオルやビニールシートなどをおしりの下に敷いておくと安心です。タクシーを使う場合は、病院までの地図を運転手さんに渡せるようにしておくとよいでしょう。タクシーの場合もタオルなどを用意するのを忘れずに。

 入院の手続き後、診察室へいきます。問診では、おしるしや破水の有無、陣痛が開始した時刻と現在の間隔などを聞かれます。内診では、子宮口の開き具合、破水の有無を診ます。赤ちゃんの頭の位置や陣痛の様子を調べ、赤ちゃんの心拍数を観察。

 出産のスタートが確認されたら、いよいよ出産準備室へと向かいます。

病院ではラクな姿勢でリラックスを

 痛みが弱い時には、音楽を聞いたり、本を読んだりしながら、リラックスをしましょう。食事と飲水はできるだけ分けてとります。

 また、陣痛の痛みの波に合わせて姿勢を変えたり、深呼吸をして、力が入らないようにしましょう。痛みをやわらげるマッサージも効果的です。

ママの様子:痛みがきたら深呼吸

 出産でいちばん時間がかかるのが第1期で、初産の人で約10~13時間かかります。

 陣痛は、1時間に6回以上あり、だんだんと回数が多くなります。でも、陣痛の持続時間はまだ30~60秒なので、がまんできる余裕がある時期です。痛みがきたら深呼吸をし、上手にのがします。陣痛が去ったら、からだの力を抜きます。力まないで、できるだけリラックスすることを心がけて。

赤ちゃんの様子:じょじょに下がってくる

 赤ちゃんは、しだいに下がってきます。骨盤を通るため、あごを引いて顔をうつ向きかげんにし、横向きになって、ひざを曲げ、からだを丸くして、出るタイミングに向けて、準備しています。

徐々に下がってくる赤ちゃん

入院前にしておきたいこと

その1 入浴やシャワー

 産後しばらくは、ゆっくりとおふろに入ることができなくなるので、今のうちに入浴をすませるとよい。からだが温まると、陣痛もきやすい。ただし、破水したら感染する可能性があるのでおふろはNG。

その2 消化のよいものを食べる

 出産はとても体力を使うもの。おにぎりやサンドウィッチなどの軽食やバナナなど消化によいものを食べて、エネルギーを補給し、出産に向けて少しでも力をつけて。

その3 トイレに入る

 自分で歩けるうちは、できるだけトイレにいき、おしっこをするようにする。陣痛が強くなり動けなくなったら、必要に応じて、尿道カテーテルという管で、おしっこを排泄させることがある。

その4 パパや親に連絡する

 パパや親などにもうすぐ入院するということを伝えておく。また、家を空けるとパパが家事などをすることになるため、パパにお願いしたいことをメモにして残しておくと、スムーズ。

その5 お産の流れを確認

いよいよこれからお産。その始まりに向けて、出産の流れを確認しておくとよい。とはいっても、本番中は医師や助産師さんなどがサポートしてくれるので、簡単な流れを頭に入れておくだけでよい。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当