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赤ちゃんが水ぼうそう(水疱瘡)になるとどうなる?症状や予防法ついて

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【医師監修】赤ちゃんが水ぼうそう(水疱瘡)になるとどうなる?症状や予防法ついて

感染力の強い水ぼうそう。水ぼうそうのウイルスに抗体がない1歳未満の赤ちゃんにかかった場合は、合併症を起こしやすいです。もし身近な人が水ぼうそうかあるいは帯状疱疹(たいじょうほうしん)にかかった場合、赤ちゃんにうつらないよう細心の注意を払う必要があります。
感染力の強い水ぼうそう。水ぼうそうのウイルスに抗体がない1歳未満の赤ちゃんにかかった場合は、合併症を起こしやすいです。もし身近な人が水ぼうそうかあるいは帯状疱疹(たいじょうほうしん)にかかった場合、赤ちゃんにうつらないよう細心の注意を払う必要があります。

水ぼうそうとは?

水ぼうそう(水疱瘡)とは、医療用語では「水痘(すいとう)」といわれ、その原因は水痘帯状疱疹(すいとうたいじょうほうしん)ウイルスです。発熱のほかに所々に赤い発疹が現れて水膨れができるという特徴的な症状があります。また、空気感染・飛沫感染・接触感染をすることから、とても感染力の強い感染症でもあります。

水ぼうそうは、子どものうちに感染しやすい病気のひとつといわれています。特に1歳未満の赤ちゃんが水ぼうそうにかかった場合、合併症を引き起こす可能性が高く危険です。身近な人や赤ちゃんの通う施設で水ぼうそうか、あるいは帯状疱疹(たいじょうほうしん)にかかった人がいるとわかったら、接触や接近を避けるようにしましょう。

※帯状疱疹とは?

子どもの頃に感染した水ぼうそうの原因である「水痘帯状疱疹(すいとうたい じょうほうしん)ウイルス」が、水ぼうそうが完治した後も神経などに留まり、大人(とくに50歳以上)になると免疫の低下やストレスなどによって、帯状疱疹として発症することがあります。水ぼうそうと同じ水痘帯状疱疹ウイルスが原因ですが、痛みを伴う帯状の発疹を引き起こす点で、子どもの頃とは異る症状が出ます。

赤ちゃんが水ぼうそうにかかるとどうなるの?

1歳未満の赤ちゃんが水ぼうそうにかかる可能性は、身近に水ぼうそうか帯状疱疹の発症者がいない限り、普段の生活の中でかかるケースはまれです。ただ、1歳未満でも保育園に預けられるようになると、預けた保育園からウイルスをもらってしまうことがあります。

赤ちゃんに見られる水ぼうそうの症状は?

赤ちゃんが水ぼうそうにかかった場合に見られる症状は以下の通りです。

38度前後の発熱が3~4日ほど続く

発熱とほぼ同時に、顔・頭・体にかけて発疹が出ている

発疹の部分をかゆそうにしている

ぐずっている

ミルクを飲みたがらない

これらの症状が見受けられたらなるべく早く病院で受診しましょう。

赤ちゃんに熱があることや具合が悪そうなこともそうですが、水ぼうそうの特徴として、頭や顔から赤い発疹が所々に現れます。その後、赤い発疹の真ん中に小さな水ぶくれができれば水ぼうそうの可能性が非常に高いと考えられます。

合併症の危険

1歳未満の赤ちゃんが水ぼうそうになった場合、

  • 肺炎
  • 気管支炎
  • 熱性けいれん
  • 細菌感染症
  • 髄膜炎
  • 脳炎

などの合併症を起こす可能性が高くなります。

なるべく早く赤ちゃんの異変に気づき、気づいたらすぐに病院で診てもらう必要があります。

水ぼうそうの予防法

家族で予防行動をとる

水ぼうそうに限ったことではありませんが、手洗い・うがい・換気・消毒を行うことが予防に繋がります。水ぼうそうの原因は、水痘帯状疱疹(すいとうたいほうじょうしん)ウイルスという非常に感染力の高いウイルスです。空気感染・飛沫感染・接触感染をする感染力の強いウイルスなので、日頃からの予防行動が大切です。

万が一家庭内で誰かが水ぼうそうか、あるいは帯状疱疹になってしまった場合は、ウイルスが赤ちゃんにうつらないよう細心の注意を払って、なるべく発症者から離したほうがよいでしょう。

※水ぼうそうの予防接種は1歳から

水ぼうそうにならないためには、予防接種を受けることが推奨されています。しかし、水ぼうそうの予防接種は1歳の誕生日の前日からです。

1歳の予防接種前に、水ぼうそうと思われる症状が見られたらすぐに病院で受診しましょう。

水ぼうそうの注意点

病院に連絡を

もし赤ちゃんが水ぼうそうになってしまった場合、受診する前には、必ず前もって電話連絡をしましょう。感染力の強いウイルスなので、病院にも知らせておくことが大切です。

掻きむしらないようにする

水ぼうそうで発疹や水ぶくれができると、強いかゆみを伴います。

水ぶくれが破れてしまうと、炎症を起こして膿んだり、痕が残ってしまうこともあります。赤ちゃんが引っ掻いたりしないように、赤ちゃんの爪は短く丸く切ったり、ミトンをつけさせるなど、ママやパパの工夫が必要です。

注意しましょう。

入浴について

水ぼうそうになってしまった場合、入浴は医師に相談をした上で行いましょう。浴槽につからないようシャワー浴に切り替えるなどし、赤ちゃんの肌は水ぼうそうによってさらに敏感になるので、優しく洗いましょう。

また、シャワー浴であっても、必ず換気をすることがポイントです。締め切った空間では今までに水ぼうそうにかかっておらず、かつ水ぼうそうの予防接種もしていなかったという家族にウイルスがうつってしまう可能性があります。

水ぼうそうの早期発見を

赤ちゃんが水ぼうそうになってしまった場合、重症化する可能性があります。早期にママやパパが赤ちゃんの異変に気づくことが大切です。感染力の強いウイルスなので、手洗い・消毒・換気といった予防行動をとることも大切です。もし、水ぼうそうと疑わしい症状があれば、すぐに病院で受診しましょう。

参考

・医学書院、『《系統看護学講座 専門分野Ⅱ》小児看護学[2]小児臨床看護各論』、2015年

・厚生労働省、「水痘 」、2021年1月閲覧

・医学書院、 『成人看護学[11] 専門分野2 アレルギー膠原病 感染症』、2020年

・医学書院、『疾病のなりたちと回復の促進〈4〉微生物学 (系統看護学講座 専門基礎分野)』、2014年

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