「聖」の意味や由来は？名前に込められる思いや名付けの例を紹介！

まずは、「聖」という字について知りましょう。

「聖」は、「知徳のすぐれた人物」を意味します。

「聖」は「耳」「口」「王」が組み合わさってできた漢字です。神様の言葉を聞く「耳」と神様へのお祈りに使う器の形を表す「口」、元々「壬」と書き、つま先立ちしている人を表す「王」を意味しています。

神様に祈り、お告げを聞いている様子から、「徳が高く神のような人」を意味するようになりました。

「聖」は、天皇を表すことから「畏れ多い」と感じたり、キリスト教を連想させることから、「名前に使うのはよくない」と言われることもあるようです。詳しく解説していきましょう。

「聖」は天子（君主）の尊称であることから、子どもの名前につけることを「畏れ多い」と感じる人もいるようです。しかし「棋聖」や「楽聖」など、いろんな分野で秀でた人にも使われる漢字なので、遠慮する必要はないでしょう。

キリスト教では、「聖フランシスコ・ザビエル」のように聖人に冠する語として使われます。例えば「佐藤聖」さんを西洋風にすると「聖・佐藤」になり、謙虚でないと思われる可能性も。またクリスチャンでないのに、キリスト教のイメージからクリスチャンだと誤解されることもあるようです。

「神聖」「聖書」などの熟語から、「聖」には「汚れがなく清い」「ピュア」「純白」などのイメージがあります。

「聖人君子（せいじんくんし）」という四字熟語に「知識や教養にすぐれ、非のうちどころのない人」という意味があることから、「お手本」や「尊敬される人」というイメージも。また「聖夜」から「クリスマス」や「冬」を連想でき、冬生まれの赤ちゃんにも人気です。

「聖」を使った名前には、汚れがなく清いイメージや聖人君子のイメージなどから、様々な願いを込めることができます。

名前に「聖」を含む有名人としては、これらの人が挙げられます。 憧れの人物や偉人などから名付けのヒントを得るのも良いですよね。

「徳が高く神のような人」を意味する「聖」。「汚れがなく清い」「ピュア」「純白」などのイメージから、「心の美しい人になってほしい」という願いを込めることができます。

性別のイメージはないので、男女問わず使えますよ。ぜひ「聖」の漢字を使って、赤ちゃんにぴったりの名前を考えてみてくださいね！

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