「麗」の意味や由来は？名前に込められる思いや名付けの例を紹介！

まずは、「麗」という字について知りましょう。

鹿の角が対となり生えている様子から成り立った「麗」。「美しい」「形が整って美しい」「連なる」「そろう」など、複数の意味を持つ漢字です。

また、「うららか」の意味もあり、「春麗ら」と使うことで春の穏やかな日の光を表します。

「麗」は美しさや華やかさを連想させ、繊細で優雅な美しさや、気品高く上品な印象を与える漢字です。

「綺麗」「秀麗」などの熟語からも上品な美しさが伝わります。

また、「うららか」の意味からは明るく穏やかなイメージができ、春の日のような柔らかな雰囲気も持ち合わせています。

「美しい」という漢字の意味から、「可憐で美しい人に育ってほしい」という思いを込められます。

「美しさ」は外見だけでなく、心の美しさのことも指して、「心から人を思う優しさや思いやりを持った人に成長してほしい」という願いを込めることもできます。

また、「うららか」の意味から、人を明るい気持ちにさせる春の穏やかな日の光のように、「いつも明るく前向きに生きてほしい」「周りの人を元気にするような存在になってほしい」という願いをこめても素敵です。

子どもが美しさと品格を備え、周囲に光をもたらす人生を歩むことを願った名付けができますよ。

「れい」の読みで使われることが多く、画数が多い漢字のため、組み合わせる漢字はシンプルな字面のものが人気です。

とくに女の子の名付けで人気の漢字ですが、男の子の名前に使われた場合は、繊細で思慮深い人柄をイメージできます。

「れい」と読む漢字は他に、「零」「礼」「玲」「鈴」などもあります。

同じ響きにしたいけれど「麗」以外の文字にしたいという人は参考にしてくださいね。

「麗」はネガティブな意味を持たないため、安心して名付けに使える漢字です。

ただし、画数が多い漢字であるため子どもが小さいうちは書きづらく、組み合わせる漢字によっては少し重い印象を与える可能性もあります。

また、女性らしさを象徴するイメージがあり、男の子の名付けで用いる場合は組み合わせる漢字に工夫が必要です。

美しく、華やかな印象を持つ「麗」。

品のある優雅な印象とともに、周りを温かくする穏やかなイメージを兼ね備えた名付けにぴったりの漢字です。

外見だけでなく、内面的な美しさを兼ね備えた優しい人になってほしいという願いも込められます。

名前に込められるたくさんの期待と愛情は、子どもが人生で直面するであろう困難や試練を乗り越える力となることでしょう。

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