ゼリーはつわり中でも食べやすい！手作りレシピやゼリーばかり食べてしまう際の注意点【管理栄養士監修】

ゼリーは口あたりがよく、味のバリエーションも多いことから、つわり中でも食べやすい食品のひとつです。

冷やすことで匂いを抑えられ、つるんとした食感で飲み込みやすいこともつわり中に食べやすい理由です。

つわり中にゼリーを食べても、赤ちゃんに影響はありません。

ただし、食べ過ぎから体重が増えて妊娠性糖尿病になったりすると、早産や流産になったり、赤ちゃんの発育に影響が出たりすることがあります。

極端な食べ方をしない限り、妊娠中にゼリーを食べても問題ないでしょう。

つわり中にゼリーを食べることには、次のようなメリットがあります。

ゼリーは凍らせて食感を変えることもできます。

味も豊富なのでつわり中に食べられるもので困ったらゼリーを試してみてくださいね。

ここからは、つわり中におすすめのゼリーを紹介しましょう！

つわりを食べるときは、次のことに注意しましょう。

ゼリーには糖分も含まれています。そのため、食べ過ぎると糖分の摂り過ぎ・カロリーオーバーになってしまうことも。

つわり中にゼリーを食べるときは、食べ過ぎないように注意しましょう。

ゼリーの食べ過ぎは、栄養バランスの偏りにもつながります。ゼリーばかり食べてしまう、ゼリーしか食べられないという場合はかかりつけ医に相談してみましょう。

妊娠中はホルモンバランスの影響で虫歯・歯周病になりやすいといわれています。

ゼリーを食べたあとは、歯を磨くかうがいをして、口の中を清潔に保ちましょう。

つわりで歯ブラシを口に入れると吐きそうになる人は、マウスウォッシュなどを使って口をすすぐだけでも、虫歯・歯周病ができにくくなりますよ。

つわり中は、次のようなゼリーは避けましょう。

カフェインの摂り過ぎは、おなかの赤ちゃんの発育に影響することがあります。妊娠中は、カフェインを含むコーヒーゼリーは控えましょう。

どうしてもコーヒーゼリーが食べたいときは、デカフェのコーヒーを使って手作りするのがおすすめです。

エナジードリンク風味や、ゼリータイプのサプリメントにも、カフェインを含むものがあるため注意してください。

乳成分が入っているゼリーは、人によっては香りが受け付けないことも。

匂いに敏感になっていて、乳製品の臭いを付けつけない人は、乳成分が入ったゼリーは控えましょう。

経口補水液のゼリーも市販されていますが、経口補水液はあくまでも脱水症状を防ぐ・改善するためのものです。

脱水を起こしていない人が常飲するものではありません。

脱水状態になっていないのに経口補水液を飲むと、かえって体に負担がかかってしまうので避けましょう。

つわり中は、特に次のようなゼリーが食べやすいといわれています。食欲がなく「ゼリーなら少し食べられそう」というときは、試してみてくださいね。

レモンなどの柑橘類や梅などを使った酸味のあるゼリーは、つわりで気分が悪いときでも食べやすいといわれています。

つわり中、酸味があるものだと食べやすいというママは多いですよね。

手元にあるゼリーにレモン汁をかけて食べるのもおすすめですよ。

フタが付いていて、片手で手軽に食べられるパウチに入ったゼリーもおすすめです。つわりがひどいと、洗い物をするのも億劫ですよね。

パウチに入ったゼリーなら、フタをあけて直接食べられるので、洗い物をせずに済みますよ。

カロリーが控えめのゼリーは、量を食べてもカロリーオーバーになりにくく、摂取カロリーが気になる妊婦さんにおすすめです。こんにゃくや寒天など、ヘルシーな食材を使ったゼリーを探してみましょう。

ここからは、つわり中におすすめのゼリーレシピを紹介します。サイダーを使ったものや、果物のおいしさを活かしたものを中心に紹介しますので、時間があるときに作ってみてくださいね。

サイダーのシュワシュワ感も感じられるさわやかなゼリーです。いちごの酸味も手伝って、つわり中でも食べ進めやすいですよ。お菓子作りが苦手でも、材料を混ぜるだけで簡単に作れます。

DELISH KITCHEN いちごのサイダーゼリー

レモンの酸味とはちみつのやさしい甘さが相性抜群のゼリーです。レモンの酸味と炭酸のシュワシュワ感で、食欲がないときでも食べやすいのがポイント。

お好みで生姜の搾り汁を加えて「レモンジンジャーゼリー」にするのもおすすめですよ。

DELISH KITCHEN レモンソーダゼリー

トマトとオレンジのハーモニーが楽しめるフルーティーなゼリーです。トマトの種と皮を取り除いて、舌触りよく仕上げましょう。

大きめにカットして食べ応えを出すと、満足感のあるゼリーになりますよ。

DELISH KITCHEN トマトゼリー

「つわり中にゼリーが食べたくなると男の子（女の子）」という話を聞いたことはありませんか？

つわり中に食べたくなるものと赤ちゃんの性別が関係しているという科学的な根拠はなく、これらの話は迷信です。

赤ちゃんの性別は気になりますが、検査でわかる日までもう少し待っていてくださいね。

つわり中、食生活に偏りが出ることに不安を感じる人もいるでしょう。

理想はさまざまな食材をバランスよく摂れることですが、食事が難しい場合つわり中に限っては食事の偏りは容認されています。

また、妊娠初期につわり・悪阻の症状がひどくて食事が摂れなくても、赤ちゃんの成長に影響を与えることはないと考えられています。

しかし、高カロリーのものや糖分が多いもの、塩分が多いものなど、肥満や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群につながるものばかり食べてしまう場合や体重が減る・増えない場合は医師に相談してみましょう。

次のような工夫をするとつわり中でも食事がしやすくなりますよ。

つわりの症状は妊娠5〜6週目頃から始まり、妊娠12〜16週までに落ち着く人が多いです。

しかし、つわりの症状は人により個人差があります。

つわりが全く出ない人、妊娠中期以降も残る人とさまざまです。

なかには、症状が重くなり「妊娠悪阻（にんしんおそ）」という状態になる人もいます。

食事が過度に偏っている場合や、食事や水分が摂れず体重が減っている場合は、産婦人科を受診しましょう。

ここではつわり中のゼリーに関するよくある疑問をご紹介します。気になる点を解消しましょう！

口あたりのよいゼリーはつわり中でも食べやすいもののひとつです。

さまざまな味のものが市販されているので、自分がおいしく食べられるものを探してみましょう。

ただし、ゼリーの食べ過ぎには注意してくださいね。お菓子作り初心者でも簡単に作れるので、ヘルシーなゼリーを手作りするのもおすすめですよ。

つわりがしんどいときは、さっぱりとしたゼリーで水分と栄養を補給しましょう！

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