「凜」の意味や由来は？名前に込められる思いや名付けの例を紹介！

まずは、「凜」という字について知りましょう。

「凜」は態度や気持ちが引き締まって、きちんとした様を表します。

「凜」はにすいに「稟」を組み合わせた漢字です。つくりの「稟」は下の「禾」が稲穂、上の部分が蔵を表すことから、「米倉の中の穀物」を表現しています。

また部首の「冫」は氷を表しており、「凜」は米倉の近くに氷があり寒々しいというところから「身も心も引き締まる」という意味に転じています。

また「凜」と似た漢字で「凛」がありますが、二つの漢字は同じ意味として使われていて、読み方も同じです。「凜」は正字、「凛」は俗字（長年使われているうちに誤字が一般化したもの）で、現在では「凛」の字が広く使われています。

つくりの「稟」という文字はリンの読み方を持ちます。

凜という漢字は寒々しい、引き締まるといった意味合いから「凜々しい」と使われることが多く、気高く意志が強い様をイメージさせます。

名前として使うときには「頼りがいがある」「堂々としている」「気品を兼ね備えている」などのイメージがあるでしょう。また「凜」と「凛」はほとんど同じ意味で使われますが、「稟」の文字には扶持米（俸禄としての米）という意味があります。そこから「凜」の字を使うと「天から授かる」という意味を持たせることができます。

「凜」には氷のイメージから「きりっとした気高い人になってほしい」という願いや、「稟」の持つ意味から「天から授かりし大切なもの」という思いが込められています。「凜然」という言葉から「勇敢な人になってほしい」という願いを込めることもできます。特に、次のようなイメージとかけて思いや願いを込められるでしょう。

「凜」に含まれる氷の意味合いを冷たく感じる人もいるかもしれませんが、「凜」から連想される言葉としては「氷」よりも「凜々しい」などが一般的です。

また「凛」の文字のほうが広く浸透しているため、間違えられやすいことを気にかける人も多いようです。

「凜」も名前に人気の漢字なので問題はないですが、もし他の漢字で「リン」と呼びたいなら「鈴」「琳」、「リ」と読みたいのであれば「莉」「李」「梨」などの漢字もおすすめです。

ぜひ「凜」を使った素敵なお名前をプレゼントしてください。

「凜」はきちんとした様や気高い意志を持つことを示す漢字で、「凛」も同様の意味として使われます。

名前としては「頼りがいがある」「気品を持つ」といったイメージがあります。

「凜」という字を使った名前をつけることで、気高さや堂々とした未来を願うことができるでしょう。

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