「徳」の意味や由来は？名前に込められる思いや名付けの例を紹介！

まずは、「徳」という字について知りましょう。

「徳」は、まっすぐ正しい行い、人格者の振る舞い、もしくはその人という意味があります。

徳という字は、甲骨文字では大きな目の上に装飾を被った形であり、それは司祭王の目による呪力で土地を抑えることを意味していました。

もとは「悳」と書いていて、これは「直線」の「直」と「心」を合わせて「まっすぐな心」を表した漢字です。

その後に、「彳（ぎょうにんべん）」を加えて「まっすぐ正しい行い」を表す「徳」という字ができました。

「徳」はよい行いを意味することから、人格者、善人といった印象があります。

仏教や儒教でも用いられる語なので、宗教的なイメージを抱く人も居るでしょう。

また、それら東洋の思想では「徳を積む」などのように、善い行いがその後の自分や子孫にまで帰ってくるという考えもあります。そのため、スケールが大きく、壮大なイメージもあるでしょう。

「徳」を名前に入れると「人として正しい道を歩んでいってほしい」という願いや思いが込められます。

具体的には、下記のような思いを込めることができるでしょう。

「徳」に悪い意味はありません。

「徳」という字を使った良くない意味の言葉としては「不徳」が挙げられます。「不徳の致すところで」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。これは、よい行いを表す「徳」を「不」で打ち消している言葉です。

「徳」という字は「まっすぐ正しい行い」や「人格者の振る舞い」を意味します。

この字の由来は「直線」と「心」を合わせた「悳」という字からきています。

子どもの名前に「徳」を入れると、正しい道を歩んでほしいという親の願いを込めることができますよ。

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