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「こどもが言うことを聞かなくて“イラッ”!」みんなはどう叱ってる?

「こどもが言うことを聞かなくて“イラッ”!」みんなはどう叱ってる?

こどもを厳しく叱った後、「あの言い方は正しかったのかな…」「もしかしたら虐待の一歩手前だったかも…」と後悔することってありませんか?今回、トモニテユーザーへのアンケートから見えた、みんなの“こどもへの接し方”と、「困った時にどうすればいいか?」をご紹介します。
こどもを厳しく叱った後、「あの言い方は正しかったのかな…」「もしかしたら虐待の一歩手前だったかも…」と後悔することってありませんか?今回、トモニテユーザーへのアンケートから見えた、みんなの“こどもへの接し方”と、「困った時にどうすればいいか?」をご紹介します。

みんなはどうしてる?こどもへの“しつけ”と“叱り方”

子育てをしていると、いくらかわいい我が子でもついイラッとしたり、思わずモノやこどもにあたってしまいそうになる時がありますよね。特に自分に余裕がない時は、頭ごなしに叱ってしまい、後悔や反省をした経験がある方もいるのではないでしょうか。そんな時に気になるのが「他の家庭のママパパはどうしてるんだろう?」ということ。聞いてみました!

まず、お子さんを叱るシーンについて。

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お願いしたことに対して、言うことを聞かなかったり反抗された時にこどもを叱ると答えた人が大多数を占める結果となりました。また、その他を選んだ回答者の中には、「危ないことをしそうになったとき」「叩いたりモノを投げたとき」という声もありました。こどもを叱る基準として、“こども自身や周りの人の身に危害が加わる危険性”があるときに、厳しく注意をすることも多いようですね。

続いては、こどもへの叱り方について。言葉を使って気持ちを伝えるなかでも、「正直手が出そうになってしまった」という声が過半数を超えています。

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育児をする中で、ついカッとなってしまったことを後悔…ということも多々あるようです。「感情的に怒鳴ってしまった」「こどもの前で落胆する姿を見せてしまった」「気付いたら1時間も説教していた」という声もありました。こどもを正すために叱っていたつもりが、いつの間にか自分の怒りを発散するために叱っていることに気付いたときに後悔することってありますよね…。

では、こどもを叱るとき、みなさんはどんなことを意識しながら伝えているのでしょうか?

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また、後から振り返った時に、あの伝え方はうまくいったな/失敗したな、という気づきもあると思います。こちらもトモニテユーザーのみなさんに聞いてみました。抜粋したものをご紹介します。

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突発的な場面や危険が潜むシーンでは、そんな悠長なことを言ってられないということも現実的にはあると思いますが、少しでも参考になると嬉しいです。

「誰かに相談したい」そんな時、どうしてる?

親だってひとりの人間。トモニテユーザーのママパパたちも、こどもへのしつけや叱り方について、時には後悔と反省も繰り返しながら、日々子育てに向き合っているようです。相談をする相手として最も多いのはパートナー。全体の過半数を超えました。それに次いで親、友人・知人という回答が並ぶ一方で、10人に1人以上は「相談する相手がいない」ということがわかりました。「悩み自体を周りの人に相談しづらい」と感じているママパパもいるのかもしれません。

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そんな時に活用したいのが、『親子のための相談LINE』。

相談LINE

「親子のための相談LINE」とは?

「親子のための相談LINE」は、子育てや親子関係について悩んだ時に、こども(18歳未満)とその保護者の方などが相談できる窓口。LINEで友だち追加をし、「チャットで相談」をタップ、居住地(市区町村まで)を選択します。その後、ニックネームなどの必要情報を入力するだけで相談員に気軽に相談ができるんです。相談内容については、もちろん秘密は厳守されるので安心です。

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もし、虐待に気付いたら?

もし「自分のパートナーがこどもに危害を加えている」「近所のこどもがベランダに締め出されていた…」「よく殴られているのを見かける」など、すぐにでも対処しなければいけない場面に遭遇した時には、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」に連絡を。法律*では児童虐待を、以下の4種類に分類し定義しています。

*児童虐待の防止等に関する法律

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「189(いちはやく)」は最寄りの児童相談所につながるもの。「虐待かも?」と思った時に、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号です。なかなか勇気のいることかもしれませんが、幼いこどもを守るために、何か異変を感じた際にはぜひ活用することを検討してみてください。

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「この程度での相談でもいいのかな?」と思わず、まずは気軽に相談を!

こどもの“しつけ”や“叱り方”などはナイーブな問題なので、悩むママパパはたくさんいることが今回の調査からわかりました。そんな時に「誰に相談ができるか」が大切です。家族のカタチや環境は家庭ごとに違うからこそ、「今はすぐに相談できる人が周りにいない」という方も多くいます。昨今、ニュースなどでも虐待による事件を目にしますが、令和4年度に全国の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は219,170件(速報値)と、3年連続で20万件を超え、その数は過去最多となっているそうです。

育児のことで悩みがあれば、まずはお気軽に「親子のための相談LINE」まで。そして、「虐待かも?」と思った時は「189(いちはやく)」までお問い合わせください。

<お知らせ>

★11月は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」実施中。詳しくは以下サイトからをご覧ください。

★キャンペーン標語は「あなたしか 気づいてないかも そのサイン」!

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提供 : こども家庭庁 支援局 虐待防止対策課