エコーに写る鼻骨はどれ？短いとどうなる？見えない場合に考えられることも解説！

妊娠11週頃のエコーでは鼻骨の大きさをチェックしますが、なかにはパッと見て鼻骨の位置がわからない赤ちゃんもいます。

赤ちゃんの鼻骨を自分で確認することはできるのでしょうか？

鼻骨とは、読んで字のごとく鼻の骨のことをいいます。私たちの鼻は上半分が薄い骨でおおわれています。この骨が鼻骨です。

とてもデリケートな骨で、少し力が加わっただけで折れてしまうこともあります。

鼻骨を確認できるのは妊娠11週頃からですが、とても小さくなかなか見つけにくいものです。赤ちゃんの向きによっては鼻の位置がわかりにくく、鼻骨が確認できないこともあります。

エコー写真では見つけにくいので、鼻骨が見えなかったり短く見えたりしてもあわてないようにしましょう。

鼻骨は、妊娠11～13週頃になると少しずつ硬い骨になってきます。ただし、赤ちゃんの発育スピードは個人差があるため一概には言えません。

鼻骨が見えなかったり短かったりしてもほとんどの場合は問題ないので、気にしすぎないようにしましょう。

超音波検査で、医師から「鼻骨が見えない」あるいは「極端に短い」と言われた場合、次のことが考えられます。

鼻骨が見えない、あるいは極端に小さい場合は、染色体異常が考えられます。

染色体異常があると、21トリソミー（ダウン症）や、18トリソミー、13トリソミーなどの先天性疾患を引き起こす可能性があります。

鼻骨が見えない・短いと言われても、多くの赤ちゃんは正常な妊娠経過をたどります。

赤ちゃんの鼻骨はとても小さいため、顔の角度によって見えなかったり、実際より短く見えてしまったりすることも珍しくありません。

鼻骨の見え方だけで赤ちゃんに先天的な病気や障害があるかどうかは診断できないので、不安なことがあれば医師に相談してみましょう。

妊娠12週頃になると、エコー写真で鼻骨が確認できるようになります。

鼻骨が見えない・極端に短い赤ちゃんは先天的な病気や障害を持って生まれてくることもありますが、多くは正常な妊娠経過をたどります。鼻骨が見えない・短いと言われても、心配しすぎないようにしましょう。

赤ちゃんの発育で何か不安なことがあれば、妊婦健診の際に医師に相談することをおすすめします。

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