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心拍確認とは?産婦人科でいつごろどうやって確認するの?確認できない場合に考えられる原因も解説!

心拍確認とは?産婦人科でいつごろどうやって確認するの?確認できない場合に考えられる原因も解説

妊娠検査薬が陽性になり産婦人科を受診したものの「まだ心拍確認できないので、後日改めて受診してください」といわれ、「心拍確認って何?」「どうやって心拍を確認するの?」などの疑問が浮かんでくる人もいるでしょう。

この記事では、心拍確認ができる時期や、心拍確認できたあとの流れを解説します。心拍確認できない場合に考えられる原因も解説するので、心拍確認について知りたい人は参考にしてみてくださいね。

妊娠検査薬が陽性になり産婦人科を受診したものの「まだ心拍確認できないので、後日改めて受診してください」といわれ、「心拍確認って何?」「どうやって心拍を確認するの?」などの疑問が浮かんでくる人もいるでしょう。

この記事では、心拍確認ができる時期や、心拍確認できたあとの流れを解説します。心拍確認できない場合に考えられる原因も解説するので、心拍確認について知りたい人は参考にしてみてくださいね。

心拍確認とは?

心拍確認とは?産婦人科でいつごろどうやって確認するの?確認できない場合に考えられる原因も解説!

心拍確認とは、胎児になる前の赤ちゃん「胎芽(たいが)」の心拍による揺らぎを確認することです。

心拍確認ができると、胎嚢しか確認できなかった頃より流産の確率が低くなり、8割以上の妊婦さんが妊娠を継続できるとされています。

心拍確認は、超音波を使っておこなうのが一般的です。モニター画像に心臓が動いている様子が映し出されれば、心拍確認ができたことになります。

心拍の確認は、正常に妊娠していることを確定する条件の1つです。

そのため、初診で心拍が確認できない場合は、妊娠確定とならず後日再診となります。

妊娠確定の3条件

  • 胎嚢の確認

  • 胎芽(赤ちゃん)の確認

  • 心拍の確認

心拍確認のタイミング

心拍確認とは?産婦人科でいつごろどうやって確認するの?確認できない場合に考えられる原因も解説!

心拍が確認できるタイミングは、妊娠6週以降といわれています

妊娠検査薬で陽性が出始めるのが妊娠3週の後半ごろ、多くの人が「妊娠したかも?」と感じて産婦人科を受診するのが妊娠4週ごろです。

そのため、検査薬が陽性になってすぐに産婦人科を受診しても、心拍はまだ確認できません。

受診のタイミングが早かった場合は、1〜2週間ほどたってから再度検査を受けましょう。

心拍が確認できない場合に考えられること

心拍確認とは?産婦人科でいつごろどうやって確認するの?確認できない場合に考えられる原因も解説!

ここからは、妊娠6週を過ぎても心拍が確認できない場合に考えられることを解説します。

妊娠週数の数え方が間違っていた

妊娠週数の数え方が間違っている可能性があります。

一般的な生理周期は28日とされていますが、ストレスがかかったり、体調を崩したりすると生理周期がずれることがあるでしょう。

生理周期がずれると排卵日もずれます。その結果、妊娠週数の数え方や産婦人科を受診するタイミングもずれてしまい、心拍確認できないことがあります

心拍確認ができなかった場合は、1〜2週間後に再度産婦人科を受診しましょう。

妊娠週数の数え方

妊娠週数は、最後の生理開始日を0週0日として計算します。受精や着床のタイミングを正確に把握するのが難しいため、生理開始日を基準とするのが一般的です。

流産してしまった

妊娠検査薬が陽性だったのに妊娠6週を過ぎても心拍が確認できない場合、流産してしまっている可能性もあるでしょう。

妊娠12週までに起こる流産のことを「早期流産」といいます。

早期流産のなかでも「産婦人科での検査で胎嚢は見えたものの心拍が確認できない」というケースが8〜9割を占めるとされています。

ただし、検査の時期が早かった可能性もあるので、流産と思いこまずに日をおいてもう一度検査をしてみましょう。

心拍確認後に行うこと

ここからは、心拍確認ができたあとにおこなうことを解説します。

母子手帳をもらう

住んでいる自治体の窓口に「妊娠届出書」を提出して母子手帳をもらいましょう

母子手帳をもらうときに、妊婦健診の補助券も一緒にもらえます。

補助券を病院の窓口に提示すれば、妊婦健診にかかる費用の一部が助成されるので、忘れずに受け取るようにしましょう。

出産する産院・病院を決める

出産場所は、総合病院、個人のクリニックや診療所、助産院などから自由に選べるので、どこで出産するかを決めましょう。

里帰り出産を希望する場合は、早めに里帰り先の病院に相談しておくとよいですよ。

心拍確認後の注意点

心拍確認ができたあとは、次のことに注意しましょう。

出血・腹痛などがあったときは早めに受診する

心拍確認後、出血や腹痛がある場合は早めに病院を受診しましょう。出血や腹痛は、流産の兆候かもしれません。

妊娠初期は、重い荷物を持ったり、立ちっぱなしの状態が続いたりするだけで腹圧がかかり、お腹の張りや出血につながることがあります

流産のリスクを抑えるために、できるだけ安静に過ごすようにしましょう。

積極的に葉酸を摂取する

ビタミンBの一種である葉酸には、赤ちゃんの神経管閉鎖障害を防ぐ働きがあるとされています。

妊娠前から妊娠3ヶ月ごろまでは、積極的に葉酸を摂るようにしましょう。妊娠3ヶ月ごろまでの摂取目安量は、1日あたり0.4mgです。

葉酸を多く含む食品には次のようなものがあります。

葉酸を豊富に含む食品

  • ほうれん草

  • ブロッコリー

  • アスパラガス

  • 枝豆

  • アボカド

  • いちご

  • マンゴー

  • 豆乳

  • 納豆

  • レバー

    ビタミンAも豊富に含むので食べ過ぎに注意しましょう。

心拍確認ができたら8割以上は妊娠を継続できる!妊娠が確定したらマタニティライフをスタートしよう

妊娠6週頃になると、胎嚢に包まれた胎芽の心拍が確認できるようになります。心拍が確認できたら、8割以上の人が妊娠を継続できます

妊娠届出書を提出して母子手帳をもらい、無理せず安静に過ごしましょう。

心拍確認後に少しでも不安なことがあれば、早めに医師に相談することが大切です。

  • 心拍確認とは胎芽の心拍による揺らぎを確認すること
  • 妊娠6週以降に超音波検査で確認できる
  • 心拍が確認できない場合、妊娠週数の数え方が間違っているのかも
  • 心拍確認ができたら母子手帳をもらいに行こう
  • 心拍確認後に不安なことがあれば早めに医師に相談しよう