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2歳児の抱っこは甘え・抱き癖?子どもの「抱っこして」の理由と対処法

2歳児の抱っこは甘え・抱き癖?子どもの「抱っこして」の理由と対処法

2歳になるとおしゃべりも上手になり、「◯◯したい!」という自我や自立心が芽生えるころです。

「いつでも抱っこをせがまれ、家事も思うように進まない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

今回は、2歳の子どもが抱っこをせがむ理由と対処法について紹介します。2歳児の発達状況についても紹介するので、お子さんの抱き癖で困っている人はぜひ参考にしてくださいね。

2歳になるとおしゃべりも上手になり、「◯◯したい!」という自我や自立心が芽生えるころです。

「いつでも抱っこをせがまれ、家事も思うように進まない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

今回は、2歳の子どもが抱っこをせがむ理由と対処法について紹介します。2歳児の発達状況についても紹介するので、お子さんの抱き癖で困っている人はぜひ参考にしてくださいね。

2歳児が抱っこをせがむのはなぜ?

2歳児の抱っこは甘え・抱き癖?子どもの「抱っこして」の理由と対処法

2歳児が抱っこをせがむ理由は、いくつか理由が考えられます。

2歳になるとできることも増えますが、まだまだ未熟な面も多いです。シチュエーションによって違ってくるので、お子さんをよく観察してあげましょう。

甘えたい・安心したい

抱っこをせがむのは、「甘えたい」「安心したい」という気持ちを満たしたいからです。

子どもは、パパやママなど信頼できる人と触れ合うことで安心します。

初めての場所や初めて会う人がいるときや、保育園から帰ってきたときは、安心したい、甘えたいという気持ちから抱っこをせがむことが多いかもしれませんね。

子どもを抱っこすることによる触れ合いや甘えを認めてあげることは、子どもの自立や自己肯定感が養われることにもつながるといわれています。

甘えや触れ合いは子どもの成長にとても重要な役割があるんですね。

歩きたくない・動きたくない

歩きたくない・動きたくないと、抱っこをせがむパターンもあります。

2歳になると自我が芽生える時期。自分でなんでもやってみたい!と思う反面、感情や欲求のコントロールが上手くいかないことがあります

「自分で靴を履いてみたい!」と思いチャレンジしたが上手く履けず、歩くのもイヤになる。という場面を目にすることもありますよね。

抱っこをせがまれたときは「今どんな気持ちなのかな?」と、お子さんの気持ちに寄り添ってみましょう。

眠い・疲れた

眠い・疲れたという気持ちを抱っこで表現する子どももいます。

2歳になれば歩ける距離も長くなり、体力もついてきますが、まだ脚力は未熟。公園でたくさん遊んだ帰りなど、「疲れた!」と、抱っこをせがまれるパパやママは多いでしょう。

2歳は筋力や体力も発達しますが、まだ疲れやすい時期。

公園などお子さんが疲れそうな場所に行く場合は、ベビーカーや抱っこひもを準備しておくとよいでしょう。

視線を変えたい

2歳になると、さまざまなものに興味を持ち始めます。

遊んでいるときや見たいものが見えないときなど、視線を変えたくて抱っこをせがむケースもあります。

  • 電車の音が聞こえた
  • お友達の声がした

2歳児はまだ身体も小さく、目にするものはいつも見上げてばかりの風景です。

子どもは大人が気にならないような音や声にも敏感なもの。遊んでいる時に突然「抱っこ!」という時は高い位置からの景色を見たいのかもしれませんね。

2歳児の発達は?どんなコミュニケーションがよいの?

2歳児の抱っこは甘え・抱き癖?子どもの「抱っこして」の理由と対処法

2歳になると、運動能力が大きく発達し、自分のことも主張できるようになります。

2歳児の発達を理解すれば、抱っこの対応もしやすくなりますよ。2歳児にどんなコミュニケーションをとればよいのか考えていきましょう。

自分のしたいことを主張するようになる

2歳児は自分のしたいことを主張できるようになります

いろいろなものに興味を持ち、自分でやってみたいと思うようになります。その反面、思い通りにならなかったり、できなかったりすると、癇癪を起こすこともあるでしょう。

1歳半ごろから自己主張が強くなるので「イヤイヤ期」とも呼ばれます。子どもが「イヤ!」と表現できるようになるのも大きな成長の証拠です。

できるだけ子どもの気持ちに寄り添い共感してあげましょう

「◯◯してみたかったんだね」と、言葉にしてあげるだけで、子どもは自分のことを理解してくれていると感じます。

二語文が話せるようになる

2歳になると、個人差がありますが「さんぽ行く」や「ママ抱っこ」など、二語文が話せるようになります。

子どもは二語文が話せるようになると、表現の幅が広がります。

一方で、自分の要求を伝えたり、質問をしたりしますが、伝えたいことがちゃんと伝えられないこともしょっちゅうです。

2歳児が抱っこをせがむのには、思いが伝えられないことが理由の可能性があることを配慮してあげましょう。

3歳に近づくとおしゃべりがより盛んになり、だんだんと自分の思いを伝えられるようになっていきますよ。

ごっこ遊び・大人の真似をする

2歳児は、大人の真似をしたりごっこ遊びをしたりするようになります。

目の前の物だけでなく、記憶にあるものも真似できるようになります。

「だっこ!」と訴えるのも、大人と同じことがしたい、同じものを見たい!という思いからかもしれません

まずは「抱っこで◯◯が見たかったんだね。」と、子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。

もし抱っこができない状況のときは「けど両手に荷物がいっぱいだから抱っこできないよ」など、できない理由を説明してあげるといいでしょう。

子どもの「抱っこして!」は受け入れるべき?我慢させた方がいい?

2歳児の抱っこは甘え・抱き癖?子どもの「抱っこして」の理由と対処法

子どもの「抱っこ」にはさまざまな理由があります。

意思表示をしているので、一方的に「我慢しなさい」「ダメ!」などと突き放してはいけません

2歳児は「自分でやってみたい」と、自主性が出てきますが、言葉はまだまだ未熟。

子どもの気持ちをママやパパが代弁できるようなコミュニケーションを心がけましょう

コミュニケーションのポイント

  • 何がしたいのか聞いてみる

    ・◯◯がみたかったのかな?

    ・◯◯が取りたかったのかな?

  • 子どものやりたいことを当ててみる

    ・◯◯がしたかったんだね

    ・こわかったよね

一方的に否定するのではなく、具体的にどうしたかったのかを聞いてあげるとよいでしょう。

自分で伝えることができなくても、ママやパパが声かけをしてあげることで子どもの気持ちを引き出すことができるかもしれませんよ。

余裕があれば、甘えさせてあげたり、抱っこの要求に応えてあげることも大切です。

一方で、ママやパパの手が塞がっている場合など、対応できない場合や対応が望ましくないと考える時は、なぜ抱っこできないのか、説明してあげましょう。

子どもの抱っこと上手に付き合うポイント

2歳児の抱っこは甘え・抱き癖?子どもの「抱っこして」の理由と対処法

毎日家事に仕事と、忙しいママやパパは多いはず。

子どものペースに合わせられないことも多いですよね。子どもの抱っこと上手に向き合うポイント紹介するので参考にしてくださいね。

時間や目的地を決める

ずっと抱っこをせがまれて困っている人もいるかもしれませんね。

抱っこが大変なときは時間や目的地を決めてみましょう

「あの信号のところまで歩いたら抱っこしてあげるから、もう少しがんばろうか」「抱っこして10数えたらご飯を食べよう」など、前向きな言葉をかけてあげると、すんなり受け入れてくれるのでおすすめです。

子どものペースに合わせる

子どものペースに合わせてあげると、歩けるようになることもあります。

2歳の子どもは80〜90cmほど。大人と比べると半分くらいの背丈しかなく、歩幅も体力も大きな差があります。

大人にはゆっくりのペースでも、子どもには速いと感じることでしょう。

一緒に歩く時は、いつも以上にゆっくりしたペースで、子どもに合わせてあげましょう。

幼稚園や保育園に行く時は、少し早めに余裕を持って出発できるとよいですね。

歌やゲームで気を紛らわせる

子どもの意識を「抱っこ」からそらすことも効果的です。

公園の帰りに抱っこをせがまれたときは、歌を歌ってみたり、ゲームをしながら歩いてみたりしましょう。

すると、子どもの意識は「抱っこ」から離れます。家まで楽しく歩いて帰ってくれるかもしれませんね。

歌やゲームで抱っこを忘れられる環境を作ってあげましょう。

ママ・パパが抱っこできない理由を説明する

抱っこできない理由をきちんと伝えてあげましょう

2歳になると物事への興味が高まり「なぜ?」「なんで?」が増える時期。

「晩ごはんを作らないとみんなでご飯が食べられないから、今は抱っこできないよ」など、理由を説明してあげましょう。

子どもだからこそしっかり説明してあげれば、理解してくれることもあります。「晩ごはん食べたら抱っこしようか!」と、前向きな言葉をかけてあげるといいですね。

時には思い切り甘えさせてあげる

ときには思い切り甘えさせてあげる時間をつくりましょう。

子どもが抱っこしてほしいときはママやパパに甘えているときが多いはず。

抱っこをはじめとしたスキンシップは「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌されます

抱っこで満たされることで、逆に「抱っこして」ということが減るかもしれませんよ。

2歳児の抱っこに関するよくある質問

2歳児の抱っこは甘え・抱き癖?子どもの「抱っこして」の理由と対処法

子どもの抱っこについて、抱き癖や抱っこを卒業させるべきか悩んでいる人は多いはず。

2歳児の抱っこに関して、気になる疑問をまとめました。

抱き癖がついてしまったら直した方がいい?

  • 子どもの抱っこの理由を探ってみましょう

    子どもにとって「抱っこ」は安心感を得るための大事な行為です。抱き癖は悪いことではないので、抱き癖を否定せずゆっくり付き合っていきましょう。抱っこの要望があったときは、何で抱っこをしてほしいのか理由を聞いたり、前向きな声掛けをしたりなどして、抱っこする・しないを上手に使い分けてみましょう。

子どもの抱っこはいつまでに卒業させた方がいい?

  • 抱っこの卒業時期に決まりはありません

    抱っこはいつまでに卒業しなければいけない決まりはなく、家庭・子どもによって対応もさまざまです。抱っこは大事なスキンシップの形です。できる限り抱っこをしてあげましょう。子どもが成長することで、子どもも自然と抱っこをせがまなくなり、すんなり卒業するかもしれませんよ。

2歳児の「抱っこ!」にも理由がある!上手に向き合おう

2歳児の抱っこは甘え・抱き癖?子どもの「抱っこして」の理由と対処法

抱っこは親子の大事なスキンシップです。

2歳児の発達を考えながら、抱っこしてほしい理由を理解してあげましょう。

抱っこをせがむのも幼い今しかみられない特別なものかもしれませんね。上手に声かけをしながら、抱っこと向き合っていきましょう。

  • 子どもの「抱っこして!」には「甘え」以外にも理由がある
  • 一方的に断らず抱っこしてほしい理由を確認しよう
  • 抱き癖はネガティブに捉えず抱っこの卒業も急がなくてOK
  • スキンシップの一つとして上手に向き合おう

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