
【小児科医監修】ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
黄色ブドウ球菌の毒素で高熱が出る。【主な症状】発熱・皮膚がむける ※ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群はSSSS(エスエスエスエス)ともいわれます。
黄色ブドウ球菌の毒素で高熱が出る。【主な症状】発熱・皮膚がむける ※ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群はSSSS(エスエスエスエス)ともいわれます。
【症状】高熱が出て、皮膚が大きくむける
突然38度以上の高熱が出て、口のまわりが赤くなります。この赤みは、まぶた、首、わきの下、足の付け根、そして全身に及びます。やがて、赤くなったところが水疱になり、触ると、やけどをしたようにズルズルと大きく皮がむけるなど激しい症状を起こします。
とびひや扁桃腺についている黄色ブドウ球菌の毒素が全身に回って起こる病気で、0〜3歳の乳幼児に多く見られます。とびひの後に続いてかかることもありますし、扁桃炎にかかっているときもかかりやすい傾向があります。
【治療】入院して抗生物質で治療
とびひや扁桃炎のときは、皮膚の状態に注意を。疑わしい症状が見られたら、すぐに皮膚科を受診。入院して抗生物質の点滴を行い、皮膚に抗菌薬などをぬった後、ワセリンと包帯で保護して治療します。適切な治療をすれば、1〜2週間で治ります。肌も元どおりに戻ります。
写真提供:ゲッティイメージズ
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