【医師監修】妊婦は自転車に乗らない方がいい?赤ちゃんへの影響は? | MAMADAYS(ママデイズ)
MAMADAYS(ママデイズ)
妊婦 自転車

【医師監修】妊婦は自転車に乗らない方がいい?赤ちゃんへの影響は?

通勤や保育園の送迎に便利な自転車。
できれば妊娠中にも乗りたいママも多いはず。
とはいえ、気になるのはママの体や赤ちゃんへの影響ですよね。
妊婦さんが自転車に乗ることで考えられる影響についてまとめました。
通勤や保育園の送迎に便利な自転車。
できれば妊娠中にも乗りたいママも多いはず。
とはいえ、気になるのはママの体や赤ちゃんへの影響ですよね。
妊婦さんが自転車に乗ることで考えられる影響についてまとめました。

妊娠中の自転車って?

あまりおすすめはできない

妊婦さんの自転車は基本的にはあまりおすすめできません。

妊娠するとホルモンバランスの変化によりママの体は様々な変化が始まります。初期にはつわりや貧血などもあり、妊娠していない時より注意力が散漫になってしまう可能性があります。また中期から後期にかけてはお腹が大きくなり、バランスを崩しやすくなります。自転車の運転中ママの体は無防備な状態。万が一の転倒や事故は危険が伴います。

どうしても乗らなくてはならないとき

とはいえ、上のお子さんの送迎や通勤などで、どうしても乗らなくてはならないければならないときがあるのも事実。

「産婦人科診療ガイドライン−産科編2017」 によると、 妊娠中に好ましい運動として有酸素運動を進めており、ウォーキングや水泳などと共に固定自転車での運動をあげています。

しかし、外での自転車の運転はバイクなども走っており、また坂道や段差など危険があります。

妊娠中のママは外で乗るのはやめておいたほうが安心です。

どうしてもの場合は、ご家族の事情も含めて主治医に相談してみましょう。

また、代替案がないかもう一度ご家族や通勤先と話し合ってみてもよいかもしれません。

もし自転車に乗ってしまったら?

妊娠中に気がつかずに乗ってしまっていても、これまで事故にあわず、症状がなく検診で異常がなければ大丈夫だとされていますが、少しでも気になることがあれば主治医に相談しましょう。

妊娠中の自転車で一番心配なのは事故に遭うこと

自転車に乗ることで一番心配なのは妊婦さんが事故にあったり転倒したりすること。ママやお腹の赤ちゃんに影響が出る可能性があります。

また、妊娠中は各ステージでママの体に変化があり、自転車の運転が妊娠前のようにはいかないこともあります。

妊娠初期(〜15週)のママの体と影響

ママの見た目はあまり変わりませんが、つわりやホルモンバランスの影響で注意力が低下しやすい時期です。そのため、自身が思う以上に事故につながりやすいおそれがあります。

お腹が張る、腰が重く感じる、トイレが近くなる、便秘気味になるなどの症状もあります。

妊娠中期(16〜27週)

いわゆる安定期に入ります。つわりも改善するママが多く、活動的になりやすい時期です。

その反面、お腹が大きくなってくるため自転車に乗ってバランスを崩す可能性もあります。

貧血になりやすく、めまいや立ちくらみに注意する必要があります。手足や顔もむくみやすくなってきます。

妊娠後期(28〜39週)

ひと目で妊婦さんとわかるほどにお腹が大きくなってきます。体の負担はピークに達します。背中や腰が痛んだり、子宮が胃を押し上げて胃のむかつきを感じる人もいます。心臓や肺に負担も出てきて、少しの運動で動悸や息切れが生じます。

臨月で出産が近くなると破水や陣痛がいつ始まるかもわかりません。

万が一の事故。妊娠中に治療はできる?

レントゲン

妊娠中に絶対レントゲンを撮っていけない、というわけではありません。外傷などで緊急性がある場合、医師が必要と判断した場合には行うことができます。

妊娠時期や被ばく量によって影響は異なるものの、一般的な診断で使用されるレントゲンでの被ばく量はわずかなので、お腹の赤ちゃんへの影響は少ないとされています。(日本産科婦人科学会、日本産婦人科学会「産婦人科診療ガイドライン一産科編2017」「妊娠中の放射線胎児被曝についての説明」P67)

(社団法人日本アイソトープ協会 妊娠と医療放射線P10、11)

ですがレントゲンが必要な場合はできるだけ回数を減らし、遮蔽体(防護エプロン)を使用するなどしてお腹の赤ちゃんへのの被ばくを最小限にすることが一般的です。

また妊娠に気がつかず、レントゲン撮影を受けたママがリスクを過剰に評価する必要はないといえます。

薬は使えるの?

妊娠中、全ての薬が使えないわけではありません。

しかし種類によってはお腹の赤ちゃんに影響を与えるものもあり、使用には注意が必要です。たとえば、湿布や塗り薬などは影響が少ないと言われていますが、非ステロイド性の抗炎症薬を含む湿布を大量に連日使用したところ、赤ちゃんに影響が出てしまったという事例があります。(ロキソニンテープ 説明書 妊婦、産婦、授乳婦等への使用部分に記載)

妊娠中の薬の使用は、産婦人科の先生に確認しながら使用しましょう。

_______

万が一妊娠中の自転車の転倒や事故で、赤ちゃんやママの体に何か異常があった場合、後悔に苛まれてしまうかもしれません。妊娠中の大事な体だからこそ、医師や家族に相談し、なるべくママの無理のないように過ごせると良いですね。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当