
【妊娠中に気をつけたい感染症】トキソプラズマ症
妊娠中にはじめて感染した場合にだけ、赤ちゃんに影響があります。
妊娠中にはじめて感染した場合にだけ、赤ちゃんに影響があります。
赤ちゃんへの影響
猫や犬、鶏などに寄生しているトキソプラズマという原虫が、ふんや生肉を通して人間に感染することがあります。
妊娠初期に感染すると、赤ちゃんに障害が起きたり、流産の原因になったりすることがあります。
対処法
もし、妊娠中にトキソプラズマ症にかかったら、抗菌薬などの投与で出産までに治療しましょう。いずれにせよ、妊娠したからといってペットを手放したりする必要はありませんが、出産後もペットを飼う場合、左の囲みのようなことに注意して、清潔な環境で赤ちゃんを育てましょう。ガーデニングの土いじりでも感染のリスクがあるので、作業後はよく手を洗いましょう。
マタニティメモ
妊娠がわかったら、赤ちゃんのためにもペットとの接し方を少し変えていくことが大切です。具体的には下記のようなことに注意しましょう。
- トキソプラズマはペットのふんからうつることが多いので、ふんのあと始末はすばやくします。そして汚物にさわった手は石けんでよく洗います。
- ペットに口移しで餌を与える習慣をやめましょう。
- ペットのからだからノミ、ダニがなくなるように処置します。
ガーデニングの土いじりも感染のリスクがあるのでよく手を洗うことを心がけましょう。
写真提供:ゲッティイメージズ
※当ページクレジット情報のない写真該当