【医師監修】妊娠14週(妊娠4ヶ月)|ママとおなかの赤ちゃんの様子 | MAMADAYS(ママデイズ)
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【医師監修】妊娠14週(妊娠4ヶ月)|ママとおなかの赤ちゃんの様子

【医師監修】妊娠14週(妊娠4ヶ月)|ママとおなかの赤ちゃんの様子

いわゆる「安定期」をもうすぐ迎える妊娠14週。つわり症状が和らいでいる人も多いことでしょう。この頃のママの体調や赤ちゃんの様子を見てみましょう。
いわゆる「安定期」をもうすぐ迎える妊娠14週。つわり症状が和らいでいる人も多いことでしょう。この頃のママの体調や赤ちゃんの様子を見てみましょう。

妊娠14週のママの体

つわりが治まる

吐いたり、気分が悪くなったりする頻度が減るので、マタニティライフを楽しむ余裕がでてくるでしょう。つわりがなかったり、また食べつわりだった人はすでに体重が増えていたりしませんか?

体調の改善とともに妊娠によるからだの変化を感じながら今後の妊娠生活を見通して生活習慣を立て直し、改善していきましょう。

つわりは個人差が大きいので、長引く場合もあります。無理はせず、自身の体調を見ながら日々を過ごしましょう。

おなかにふくらみがでてくる

赤ちゃんの成長とともに、子宮もどんどん大きくなっていきます。子宮は、妊娠前には恥骨(股の上あたりで触れる骨のこと)よりも下に収まっていますが、妊娠4ヶ月の後半には、恥骨より上に触れるようになります。下腹は少しふっくらした印象になることでしょう。ちょうど膀胱のあたりですね。朝起きると子宮もふくらみ、お小水も膀胱にたまって下腹はパンパン。ためすぎてしまうと痛いように感じることもあります。こまめにトイレに行きましょう。

メンタル面が不安定になるときも

ホルモンバランスが変化することで、イライラしたり、気分が落ち込んだりしてしまうことも。また次々と起こる妊娠による体の変化や今までと同じように体がいうことをきかないフラストレーション、漠然としたこの先の妊娠や社会的な状況に対する不安などが押し寄せてきます。

妊娠して嬉しい、楽しいばかりではないので自分でもどうしてよいかわからずメンタル面が安定しないことがあります。

相談できる人やサポートしてくれる人は誰でしょう? つらい時は助けてもらえるよう周りを見渡してみてください。家族のほかにも助産師さんや看護師さんなど、さまざまなサポートの手がきっと身近にあります。ひとりで抱え込まず頼ってみましょう。

赤ちゃんの様子

赤ちゃんの体はどう変化するのでしょうか?

キウイと同じぐらいの重さに

妊娠4ヶ月末の赤ちゃんの大きさは、下記のとおりになります。

成長には個人差がありますので、あくまでも目安として参考にしてみてくださいね。

妊娠4ヶ月末の赤ちゃんの大きさ/図

© 2015 every, Inc.

全身がおさまる時期は今だけ!

健診で超音波検査のときに見られる赤ちゃんの姿。じきに、1枚の超音波写真に全身がおさまらないほど大きくなってきます。今のうちに、かわいい全身写真を堪能しておくのもよいかもしれません。

性別はまだ?と聞かれて困るあなた。

超音波検査でたまたま見えることもありますが、多くの場合性別がはっきりとわかるまではもう少しかかりますので、楽しみに待ちましょう。

ママがこの時期気をつけるべきこと

つわりで体重が減ってしまった人は、今から数週間かけて(妊娠20週頃までを目安に)体重をもとにもどしていきましょう。また、食べつわりで食の内容や時間などに偏りができてしまった人は、食べ方を直していきましょう。

増えてしまった体重は当面維持するようにこころがけてください。妊娠20週から30週にかけて生理的に体重は増えていきますのでそれまでは増やさなくて大丈夫です。

外食やコンビニ弁当の多い方、いずれ離乳食をつくるつもりで、カロリーや栄養成分バランス、薄めの味付けなど食の健康を勉強してみるのもよいでしょう。

また歯磨きもできるようにもどった人も多いことでしょう。口の健康は食の基本です。妊娠中は虫歯がわるくなったり、詰めていたものがとれたりなどのトラブルが起きやすいです。歯科の健診や中断していた歯科治療も再開できます。母子手帳には「妊娠中と産後の歯の状態」というページがありますので、ぜひ歯科の先生に記入してもらいましょう。

この時期にやっておきたいことリスト

妊娠4ヶ月でやっておきたいことをチェックしましょう。

必ずやっておくべきこと

  • 妊婦健診を受ける

妊娠11週~23週までは4週間に1回、妊婦健診を受けましょう。ママや赤ちゃんの健康状態を知るために必要なほか、子宮底長(子宮がどのくらい大きくなっているか)、腹囲、血圧、尿検査(糖やたんぱく)、体重などの検査や計測、血液検査、超音波検査などを受けられます。健診費用は、自治体の公費によって補助されますので、ぜひ利用しましょう。

  • 分娩先の病院を決める

分娩予約は、里帰りする場合、里帰り先の病院によって申し込み期限が設けられているところもあります。妊娠16週までの病院や、妊娠12週までの病院もありますので、早めに情報収集しておき、予約を入れましょう。

  • 安産祈願、帯祝いの準備をする

安産祈願や帯祝いは、妊娠5ヶ月の最初の戌の日に、安産を願ってお参りしたり、腹帯を巻いたりするお祝いの儀式です。パートナーや家族などと、いつどこでどんな風に祝うのか、事前に決めておきましょう。お互いの家族の意向を尊重しながら、自分の体調面もサポートしてもらえるよう相談しておくとよいでしょう。

戌の日の安産祈願については、こちらの記事も参考にしてみてください。

戌の日の安産祈願。何気なく聞いた事はあるけど、実際は「誰と行くの?」「どこに行けばいいの?」「持ち物は?」など、知らないことばかりという新米ママ・パパもいるのではないでしょうか。今回は、戌の日について知っておきたいことや安産祈願のポイントについてご紹介します。
赤ちゃんが元気に産まれてくれるように、いざ神社に安産祈願のお参りへ!でも、神社に納める初穂料の相場は?のし袋の書き方はどうする?など、祈祷を受ける場合疑問に思うこともありますよね。詳しくみていきましょう。

できればやっておきたいこと

  • マタニティショーツを購入する

おなかがふくらみ、大きくなってくるため、今までつけていた下着がきつく感じるのがこの時期です。小さくなった下着はからだを締め付けることになり、血行を悪くする原因になります。

そのため、少しでも下着がきつく感じたら、マタニティショーツを購入しましょう。マタニティショーツは、おなかを大きく包むように作られているので、締め付けることなくおなかにフィットしてくれます。

  • 赤ちゃんとの生活の準備をする

つわりが治まったら、赤ちゃんとの生活をイメージしてみましょう。ベビーベッドの置き場所やベッドのサイズ、沐浴する場所やベビーバスのサイズ、ベビー服やおむつの置き場所など、考えることはたくさんあります。

大きいものの移動や片付けはさておいて、まずは情報収集から始めましょう。

大柴葉子先生からの一言メッセージ

最近は母体年齢の高い妊娠が増えてきています。

いわゆる「高齢出産」と呼ばれる35歳以上の妊婦さんのなかには、様々な不安を抱えて心配な方もいらっしゃることでしょう。

高齢妊娠の方の心配に対して出生前診断という検査があります。検査の内容としては母体血清マーカー・母体DNA血液検査や絨毛検査・羊水検査・精密超音波検査といったものがあります。

赤ちゃんに異常はないのかという漠然とした不安はどなたもお持ちですが、一つの検査ですべての不安を解決できる検査はありません。検査の目的や意義、限界、また結果やその後などを十分医師と話し合って理解し、不安や疑問を解消してから検査をうけましょう。

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参考

・医療情報科学研究所(編)、『病気がみえる vol.10 産科 第4版』、株式会社メディックメディア、2018年

・武谷雄二・上妻志郎・藤井知行・大須賀穰(監修)、「第3版プリンシプル産科婦人科学②産科編」、メジカルビュー社、2017年

・安達知子(監修)、「はじめてママ&パパの妊娠・出産」(主婦の友社)、2018年

・「≪系統看護学講座 専門分野Ⅱ≫母性看護学[2]母性看護学各論」(医学書院)

・「妊婦健診 Q&A 」(厚生労働省)、2020年10月閲覧

・「マタニティショーツ オーバーショーツ 」(犬印本舗)、2020年10月閲覧

・「歯周治療の指針 2015/2.妊婦への予防処置(48 頁「2)妊婦の歯周治療」参照)」(特定非営利活動法人 日本歯周病学会 編)

写真提供:ゲッティイメージズ

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