妊娠検査薬のフライング検査とは?生理予定日から使えるおすすめ検査薬も解説
「もしかして妊娠したのかな?」と思ったとき、妊娠検査薬を使って妊娠の可能性を早く知りたいと考える人もいるでしょう。しかし、フライング検査をしても正しい結果が出るのか疑問に思いますよね。
この記事では、妊娠検査薬のフライング検査について解説します。早い時期でも検査ができる妊娠検査薬も紹介するので、妊娠可能性を早く知りたい人はぜひ参考にしてください。
「もしかして妊娠したのかな?」と思ったとき、妊娠検査薬を使って妊娠の可能性を早く知りたいと考える人もいるでしょう。しかし、フライング検査をしても正しい結果が出るのか疑問に思いますよね。
この記事では、妊娠検査薬のフライング検査について解説します。早い時期でも検査ができる妊娠検査薬も紹介するので、妊娠可能性を早く知りたい人はぜひ参考にしてください。
妊娠検査薬とは?
妊娠検査薬とは、妊娠の可能性が考えられるときに、妊娠している可能性があるかを判定できる試薬のことです。決められた位置に尿をかけることで、妊娠の可能性を手軽に判定できます。
病院に行かなくても、身近にあるドラッグストアや薬局で購入することができ、インターネットでも多くの種類が販売されています。
妊娠検査薬の仕組み
妊娠検査薬が尿のなかに含まれるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)に反応することで、妊娠の可能性を判定できます。
hCGとは、妊娠した際に分泌されるホルモンです。着床したタイミングから次第に増えていき、一定の量に達すると妊娠検査薬で陽性反応が出ます。
妊娠検査薬で正しい判定が出るほどの量が分泌されるのは、生理予定日の1週間後とされています。正しい結果を知りたいなら、生理予定日の1週間後に使うようにしましょう。
妊娠検査薬の使い方
妊娠検査薬の基本的な使用方法は以下のとおりです。
- 妊娠検査薬の所定の位置に尿をかける
- 妊娠検査薬を水平に置き、1〜数分待つ
- 妊娠検査薬の判定結果を確認する
尿をかける位置がずれていたり、尿の量が少なすぎたりする場合は正しい判定結果が出ないことがあります。
紙コップに尿を採取して検査できる妊娠検査薬もあるので、決められた位置に尿をうまくかけられない人は紙コップで採尿できる妊娠検査薬を選ぶとよいでしょう。
妊娠検査薬の精度
妊娠検査薬を正しく使用すれば、99%以上の精度で判定できます。
ただし、妊娠検査薬で陽性が出ても正常に妊娠しているかまではわかりません。子宮外妊娠や胞状奇胎など、正常でない妊娠でもhCGが分泌されるので、陽性反応が出ることがあります。
妊娠検査薬で陽性が出たらできるだけ早めに病院に行き、正常に妊娠しているかを検査してもらいましょう。
妊娠検査薬のフライング検査とは?
フライング検査とは、決められた時期よりも早く検査することです。
通常の妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後以降に使用することが推奨されています。この時期よりも早く検査をすると、フライング検査をしたということになるでしょう。
検査するタイミングが早すぎると、hCGがまだ十分に分泌されておらず正しい結果が出ない可能性があります。
妊娠検査薬は、できるだけ正しい時期に使用するようにしましょう。
フライング検査はどのくらい信用できる?
フライング検査をした場合、正しい結果を得られない可能性が高いといえます。早い時期に妊娠検査薬を使ってしまうと、hCGがまだ十分に分泌されていないことがほとんどです。本当は妊娠していても、陰性が出てしまうこともあるでしょう。
妊娠の可能性を早く知りたいなら、早期妊娠検査薬がおすすめです。早期妊娠検査薬は通常の妊娠検査薬よりhCGへの感度が高いので、生理予定日の前もしくは当日に使用できます。
生理予定日当日でも99%以上の精度で検査できるとされているため、生理予定日の1週間後まで待たなくても正確な結果を得られやすいでしょう。
生理予定日当日から使用できる妊娠検査薬
生理開始予定日当日から使用できる早期妊娠検査薬を1つ紹介します。できるだけ早く結果を知りたい人は使用してみるとよいでしょう。
CHECK ONE FAST
生理予定日当日から検査OK
正確性は99%以上
尿を2秒かけてからは1分で判定完了
紙コップ採尿の検査にも対応
コンパクトな鉛筆型で持ちやすい
妊娠検査薬で妊娠を早期に知るメリット
ここでは、フライング検査をするメリットを5つ紹介します。
妊娠中に控えたほうがよいお酒やタバコを避けられる
お酒やタバコはおなかの赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があります。妊娠していることに早く気づければ、妊娠中に控えたほうがよいものを早めに避けられるので、赤ちゃんへの影響を最小限に抑えられますよ。
妊娠していなかった場合でも、必要以上にお酒やタバコを気にかける必要がなくなり、安心して生活できるでしょう。
薬の服用やレントゲン検査に配慮できる
妊娠に早く気づければ、妊娠中に控えたほうがよい薬の服用や、レントゲン検査を避けることができます。
持病などで日頃から薬を服用している場合、妊娠していることを医師に伝えれば薬を変えてもらうことも可能です。
赤ちゃんへの影響を抑えるために、早い時期から対策を立てられる点が大きなメリットといえます。
なお、レントゲン検査を妊娠中に受けても赤ちゃんへの影響はないので、心配しなくても大丈夫です。ただし、妊娠中であることは医師に忘れず伝えるようにしましょう。
妊娠に配慮した生活を心がけやすくなる
早いうちから健康的な生活を心がけられるのも、妊娠を早期に知るメリットのひとつです。
食事や睡眠に気を配った生活に早くシフトできるので、ママも赤ちゃんも健康的に過ごせるでしょう。
早期から栄養面などに気を配りやすくなる
妊娠の可能性があるとわかったら、栄養バランスが整った献立を考えるようになるでしょう。
早い時期から良質な食事を摂るようにすれば、赤ちゃんに必要な栄養を早期に摂取できますね。
とくに、妊娠中は葉酸を積極的に摂取することで、赤ちゃんの先天的な奇形のリスクが下がるとされています。
早くから栄養面に気を配ることで、赤ちゃんの健やかな成長につながるでしょう。
妊娠初期症状への準備ができる
妊娠の可能性を早期に知ることで、妊娠初期症状への心がまえができます。
妊娠を知る前に吐き気や疲労感などの症状が出ると「もしかして病気?」と不安になってしまうかもしれません。
妊娠に早く気づければ、症状が出ても「これは妊娠によるものだ」と落ち着いて対応できるでしょう。
フライング検査をする際の注意点は?
フライング検査にはさまざまなメリットがある一方、デメリットもあります。
ここでは、フライング検査のデメリットを3つ紹介します。
正しい判定が出ない可能性がある
検査をするタイミングが早いと、hCGが十分に分泌されていない可能性があります。
本当は妊娠しているのに陰性反応が出てしまい、「妊娠していない」と勘違いしてしまうかもしれません。
また、陰性が出たことで病院を受診するのが遅くなり、子宮外妊娠(異所性妊娠)や胞状奇胎などの正常でない妊娠に気づくのが遅れてしまうおそれもあるでしょう。
妊娠確定まで長く待たなくてはならない
通常、病院受診で妊娠が確定するのは、胎嚢や赤ちゃんの心拍が確認できる妊娠6週目頃です。
フライング検査はそれよりも前におこなうことが多いので、陽性が出てすぐに病院を受診しても妊娠確定とはなりません。妊娠確定までの1〜2週間は妊娠しているかわからない状態が続くので、気持ちが落ち着かないかもしれませんね。
知らなくてもよい化学流産を知ってしまう
化学流産とは、一度は受精できたものの、うまく着床できず出血とともに受精卵が排出されることです。
フライング検査で陽性反応が出て病院を受診したところ「妊娠していないですね」と言われ、化学流産が発覚してしまうことも。
フライング検査をしたことで、知らなくてもよい化学流産を知り悲しい気持ちになってしまう可能性があるでしょう。
生理予定日1週間後から検査できる妊娠検査薬
ここからは、生理予定日の1週間後から使用できる妊娠検査薬を4つ紹介します。
ドゥーテストhCGa2回用
Clearblue(クリアブルー)
ウー・マンチェック
妊娠検査薬のフライング検査に関するQ&A
ここからは、妊娠検査薬のフライング検査に関する疑問について解説します。
フライング検査で気になることがある人は、ぜひ参考にしてみてください。
妊娠検査薬はどこで買えますか?
ドラッグストア・調剤薬局・ネット通販などで購入できます
妊娠検査薬は、マツモトキヨシ・クリエイト・ウエルシアなどのドラッグストアのほか、ネット通販サイトでも購入できます。ただし、早期妊娠検査薬は薬剤師がいる薬局でしか買えません。早期妊娠検査薬を購入したい場合は、最寄りのドラッグストアで取り扱いがあるかを事前に確認しておくとよいでしょう。
妊娠検査薬の正しい使用時期はいつですか?
通常の妊娠検査薬は生理予定日1週間後以降に使用しましょう
妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後に使用することが推奨されています。hCGは生理予定日を過ぎた頃に一気に増え、さらに1週間たつと妊娠検査薬の基準値に達するほどのhCGが分泌されます。この時期に妊娠検査薬を使えば、99%以上の精度で妊娠可能性を判定できますよ。とにかく早く結果を知りたいなら、生理予定日の前もしくは当日から検査できる早期妊娠検査薬を使うとよいでしょう。
陽性反応が出なくてもこんな場合は病院へ
陽性でなくても、以下のような症状が見られる場合には病院で検査を受けましょう。
- 下腹部に痛みがある
- 妊娠検査薬で陰性が出てから2週間以上生理が来ない
- 高温期(起きてすぐの基礎体温が高い時期)が続いている
妊娠検査薬の使い方や使用するタイミングを間違えると、本当は妊娠しているのに陰性が出ることがあります。
場合によっては子宮筋腫や子宮がんなどの病気が隠れている可能性もあるので、気になる症状があったらすぐに病院を受診してください。
妊娠検査薬は生理予定日の1週間後に使おう!気になることがあれば病院へ
妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後に使用しましょう。この時期よりも早く使用してしまうと、正しい結果が出ないことがあります。妊娠しているかどうかをとにかく早く知りたいなら、生理予定日の前〜当日から使える早期妊娠検査薬がおすすめです。
妊娠検査薬で検査をしたあとは、できるだけ早く産婦人科を受診しましょう。陰性でも気になる症状があるなら早めに病院へ行き、必要な検査を受けてくださいね。
- 通常の妊娠検査薬は生理予定日の1週間後に使用しよう
- 妊娠検査薬が尿中のhCGに反応することで、妊娠可能性がわかる
- 生理予定日の前〜当日から使える早期妊娠検査薬もある
- 妊娠確定には医師による検査を受ける必要がある
- 妊娠検査薬はドラッグストア・薬局・ネット通販で購入できる
- 妊娠検査薬の判定にかかわらず、気になる症状があるなら病院を受診しよう
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