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妊娠検査薬で陽性がでる仕組みを徹底解説!とるべき行動やリスクについても説明

妊娠検査薬で陽性がでる仕組みとは?とるべき行動や誤判定のリスクについても解説

  • 妊娠検査薬で陽性反応がでたけど、ほんとうに妊娠しているのかな?
  • 妊娠検査薬で陽性反応がでたら、いつ産婦人科に行くべき?

妊娠検査薬で陽性がでても、症状や体調によっては判定結果に戸惑ったり、陽性反応が出た後の対応に悩んでしまう人もいるでしょう。

また、妊娠検査薬は手軽に検査ができる方法ですが、誤った使い方をしてしまうと正しい結果が得られない可能性があります。

この記事では妊娠検査薬のしくみや、陽性反応がでた時の対応や注意点について解説します。

妊娠を望む人だけでなく、予定外の妊娠の可能性がある人も参考にして、妊娠検査薬を正しく使いましょう。

  • 妊娠検査薬で陽性反応がでたけど、ほんとうに妊娠しているのかな?
  • 妊娠検査薬で陽性反応がでたら、いつ産婦人科に行くべき?

妊娠検査薬で陽性がでても、症状や体調によっては判定結果に戸惑ったり、陽性反応が出た後の対応に悩んでしまう人もいるでしょう。

また、妊娠検査薬は手軽に検査ができる方法ですが、誤った使い方をしてしまうと正しい結果が得られない可能性があります。

この記事では妊娠検査薬のしくみや、陽性反応がでた時の対応や注意点について解説します。

妊娠を望む人だけでなく、予定外の妊娠の可能性がある人も参考にして、妊娠検査薬を正しく使いましょう。

妊娠検査薬が陽性!どうして妊娠がわかるの?

妊娠検査薬で陽性がでる仕組みを徹底解説!とるべき行動やリスクについても説明

妊娠検査薬はドラッグストアで購入でき、スティックに尿をかけるだけで検査できるので、誰でも簡単に妊娠の有無を検査できます。

妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるhCGホルモンに反応して、陽性反応がでるようにつくられています。

hCGホルモンは、受精卵が着床すると分泌されはじめ、妊娠の経過とともに増加し、尿中にも含まれるようになります。

一般的な妊娠検査薬は、尿中に含まれるhCGホルモンの量が50mIU/ml以上に達すると陽性反応を示します。

そのため、尿中のhCGホルモンの量が少ない時に検査をしても、陰性の判定が出てしまうことがあります。

妊娠検査薬は説明書どおりに正しく利用すれば、正確性が99%と信頼性が高い結果が得られます。

妊娠検査薬を使うタイミングはいつ?

妊娠検査薬で陽性がでる仕組みを徹底解説!とるべき行動やリスクについても説明

なんだか気持ち悪い、眠気が強い、生理が遅れているなど、少しでも妊娠の可能性がある症状がでてしまうと、早く妊娠の有無を確認したくなる人もいるでしょう。

しかし、妊娠検査薬は決められたタイミングよりはやく検査してしまうと、正確な検査結果がでない可能性があります。

ここで、妊娠検査薬を使う正しいタイミングについて説明していきます。

妊娠検査薬は妊娠4週目から検査が可能

最終月経日を0日として妊娠周期を算出すると、一般の妊娠検査薬の検査が可能な時期は、妊娠4週目〜5週目(生理予定日の約1週間後)にあたります。

妊娠の流れ

  1. 妊娠0週0日: 妊娠前最終月経初日

  2. 妊娠2週頃: 排卵、受精(性行為)

  3. 妊娠3週頃: 受精卵が子宮内に移動し着床(妊娠が始まる)

  4. 妊娠4週頃: 妊娠初期症状が現れ始める/妊娠検査で陽性になる

受精卵が着床するのは妊娠3週目頃。この時期から、血液や尿中にhCGが分泌され始めます。

妊娠3週目の終わり頃・妊娠4週目の始め頃が生理予定日にあたり、妊娠4週目の終わりから5週目の始め頃が生理予定日から1週間後の時期になります。

妊娠4週目といってもタイミングが早いと妊娠検査薬が陰性になることがあります。生理予定日から1週間後、妊娠4週目の終わりから5週目ごろに使うと正しい結果が得られるでしょう。

早いタイミングで使用すると正確な結果がでない

妊娠検査薬を早いタイミングで利用すると、正確な結果がでない可能性があります。

検査する時期が早いと、尿中のhCGの分泌量が妊娠検査薬で検出できる濃度に達していない可能性があるからです。

一般の妊娠検査薬はhCGを検出する基準値が50mlU/mLとなっています。尿中のhCGの濃度は、妊娠4週目で20〜50mlU/mLであるのに対し、妊娠5週目以降は500〜5000mlU/mLと大幅に上昇していきます。

分泌量は時期や個人差がありますが、妊娠4週目より妊娠5週目に検査するほうが確実でしょう。

早く妊娠の有無を確認したい場合は、一般妊娠検査薬を早い段階で使うのではなく、少ない量のhCGに反応する早期妊娠検査薬を使うようにしましょう。

妊娠していなくても妊娠検査薬で陽性反応が出る場合とは?

妊娠検査薬で陽性がでる仕組みを徹底解説!とるべき行動やリスクについても説明

妊娠検査薬は、正常の妊娠以外でも陽性を示すことがあります。

次のような場合でも、尿中のhCGの分泌量が上昇するので、妊娠検査薬が陽性反応を示すことがあります。

詳しくみていきましょう。

妊娠検査薬が陽性を示すケース

  1. 子宮外妊娠

  2. 胞状奇胎

  3. 稽留流産

子宮外妊娠

子宮外妊娠は、子宮内に受精卵が着床せず、卵管などに妊娠が成立することです。

全妊娠の1〜2%程度の頻度で起き、正常な妊娠と同じように胎盤をつくり始めるため、尿中のhCGが上昇します

しかし、子宮以外に受精卵が着床した状態では発育が困難なので、医学上の妊娠には当てはまりません。

つわりなどの妊娠の初期症状がでる場合もあるため、自覚症状や妊娠検査薬の結果のみでは正常妊娠と見分けがつかないケースも多いでしょう。

しかし、放置すると卵管破裂により大量出血に至り、最悪の場合、母体の死亡につながる可能性があります。

胞状奇胎

胞状奇胎は、絨毛細胞の増殖によって起きる異常妊娠のひとつとされています。

受精の異常によって発症し、尿中のhCGの値も上昇するため、妊娠検査薬を利用すると陽性反応を示す可能性があります。

胞状奇胎の場合、流産や胎児死亡につながるのがほとんどで、妊娠の継続は困難です。妊娠の初期症状の他、流産による性器出血や腹痛などもみられることがあります。

胞状奇胎は手術によって子宮内の内容物を取りのぞく治療が必要なので、放っておかずに病院に診察しに行くことが必要です。

治療をすることでほとんどが完治し、その後の妊娠も可能です。

妊娠検査薬の陽性反応が、胞状奇胎の発見につながる可能性があることも知っておきましょう。

稽留流産

稽留流産は、自覚症状がない状態で、胎児の発育の停止が超音波検査で診断される状態を指します。

胎盤をつくり出している時期にみられ、尿中のhCG濃度は上昇するため陽性を示すことがありますが、そのまま妊娠の継続はできません。

一般に胎児の心拍が確認できるのは、妊娠5週目頃からだといわれています。

そのため、妊娠8〜9週目ごろになるまでに超音波検査で心拍の動きが見られないと稽留流産と診断されることが多いです。

流産した胎児や胎嚢は自然に腟から流れるのを待つか、治療で取りのぞく必要があります。

稽留流産は、妊娠検査薬で陽性反応を示した矢先に診断されることも多いので、ショックを受ける人も多いものです。

このように、妊娠検査薬は自然妊娠以外でも陽性を示すことがあります。

あくまで妊娠の可能性を示すものなので、陽性がでたら正常妊娠化を確認するため、適切な時期に産婦人科を受診しましょう。

妊娠検査薬に関するよくある質問

妊娠検査薬で陽性がでる仕組みを徹底解説!とるべき行動やリスクについても説明

次に、妊娠検査薬のよくある疑問について解説します。

妊娠検査薬で陽性反応がでた場合、病院へいくのはいつ?

  • 妊娠6週目ごろに産婦人科を受診しましょう

    妊娠検査薬で陽性反応がでた場合は、心拍の確認に適した時期である妊娠6週目頃、生理予定日から2週間前後を目安に産婦人科を受診しましょう。妊娠検査薬で陽性反応がでると、はやく産婦人科に受診して妊娠を確定したい気持ちが強まるかもしれません。しかし、早い時期に受診すると心拍が確認できず、正常妊娠か稽留流産かの見分けがつかないため、再診となることがあります。しかし、出血や痛みがあるなど、心配な症状がある場合は早めに受診してくださいね。

妊娠検査薬で陽性反応がでたのに生理がきた場合は間違い?

  • 化学流産の可能性もあります

    妊娠のなかには、超音波検査で胎嚢を認める前の段階で流産するケースがあります。これを化学流産(生化学妊娠)といい、妊娠検査薬で陽性反応を示した後に生理がきた場合に起きるケースが多いです。化学流産は尿中のhCGが上昇しますが、すぐに妊娠の終了とともに減少し、生理が始まります。一時的な現象なので、妊娠検査薬を利用していない状態で化学流産が起こると、妊娠したことには気づかないでしょう。実際には「生理がいつもより遅れてやってきた」などと自覚される方も多いです。しかし、「出血や腹痛が長く続く」などといった、いつもどおりの生理と異なる症状がでている場合は、他の異常がひそんでいる可能性も否めません。少しでも心配であれば、産婦人科を受診して診察してもらいましょう。

妊娠検査薬で陰性だったら心配する必要はない?

  • 妊娠検査薬だけでなく、自覚症状も参考にしましょう

    妊娠検査薬で陰性がでたとしても、妊娠初期の症状や性器出血、腹痛などの症状がでている場合は注意が必要です。以下のケースによって、妊娠やその他の状態を見逃している可能性も考えられるからです。・生理の周期がいつも不規則である・生理予定日の算出が間違っている・スティックに尿が十分にかかっていない・子宮外妊娠や稽留流産などでhCGが十分に分泌されていない・胞状奇胎によりhCGが異常に高くなっている不安を感じるようなら、時間をおいて再び妊娠検査薬で検査するか、産婦人科で診察を受けましょう。

検査の結果がうっすら出て、わかりにくい場合はどうすればいいの?

  • 尿中のhCGが薄い可能性があります

    妊娠検査薬の陽性反応がでている場合は、線がうすくても妊娠している可能性があります。陽性の線が薄い場合、尿中のhCGの濃度が低いことが考えられます。尿中のhCGの濃度が低くなる原因は、早い週タイミングで検査したり、検査前に水分を多く摂ったりすることが挙げられます。線がうすくて検査結果がわかりにくい場合は、2〜3日後に再び妊娠検査薬で検査するとよいでしょう。

検査薬で陽性・hCGが異常に高い場合に疑われる疾患

妊娠検査薬で陽性がでる仕組みを徹底解説!とるべき行動やリスクについても説明

妊娠以外にhCGが上昇する疾患として、胞状奇胎の他に、同じ絨毛性疾患である侵入奇胎や絨毛がんがひそんでいる可能性があります。

侵入奇胎や絨毛がんは悪性腫瘍として扱われ、化学治療や手術が必要となります。絨毛性疾患はhCGの濃度が50万〜100万mlU/mLとなり、正常な妊娠よりも異常に高いのが特徴です。

そのため、病院の診察ではhCGの値を腫瘍マーカーとして利用します。また、胞状奇胎を放置しておくことによって、侵入奇胎や絨毛がんに進展するケースもあるので、はやめに発見して治療に移すことが望ましいです。

これらの疾患がひそんでいる可能性を考えると、妊娠検査薬で陽性反応がでても自己判断でとどめておかず、適切な時期に産婦人科で正常妊娠か病気かの判断を仰ぎましょう。

妊娠検査薬はあくまで参考に!必ず産婦人科を受診しよう

妊娠検査薬が陽性を示したら、生理予定日から2週間後を目安に産婦人科を受診し、妊娠確定の診断を受けましょう。

妊娠検査薬は、あくまでhCGホルモンの有無を判定するものなので、正常妊娠か異常妊娠かはわかりません。

重大な病気が隠れていることもあるため、望んだ妊娠・想定外の妊娠、どちらの場合でも、検査薬が陽性を示したら必ず産婦人科を受診して診察を受けるのをオススメします。

  • 妊娠検査薬は尿中のhCGを検出して妊娠を判定する
  • 妊娠検査薬はhCGが大幅に上昇する妊娠4〜5週目頃に検査できる
  • 妊娠検査薬で陽性反応がでた場合は正常な妊娠に限らない
  • 妊娠検査薬で陽性がでたら妊娠6週目頃に産婦人科を受診しよう

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