衣類などを留めるときに用いられるホック（引っかけるようにして留める金具のこと）の一種。ホックには、カギホックとスプリングホックの2種類があります。

カギホックもスプリングホックも「アイ」（カギとも呼ばれる）部分と「ホック」部分でワンセットになっています。

制服などに使われるカギホック。自分で付けられますか？ 入学準備に知って役立つ、カギホックの付け方について工程ごとに紹介します

1. 糸を1本取りにします

※1本取りとは：針に通した糸の片側を玉結びにし、糸1本で縫う方法のこと

2. 金具を留める位置にマーキングします

3. 布地に糸を通し玉結びを表に出す

4. 布をひとすくいにしたあと、金具の穴に針を刺します

5. 糸を通しきる前に、糸の輪をつくって針をくぐらせます

6. これを何度も繰り返し放射線状に縫い付けます

7. 反対側も同様に繰り返します

このとき、放射線状にしっかりと縫い付けるようにすると、ほどけにくくなります。

8. 玉結びをして、余分な糸をカットしましょう

9. ホック側をアイ側と同様に縫い付けます。

10. ホック本体の部分に2～3回糸を縫い付けてから裏側で玉結びをします

こうするとホックがぶれずに安定します。

制服のウエストサイズが変わってしまった、ホックが壊れてしまったというときにも、カギホックの縫い方を覚えておけば、制服を買い直さずもう少し長持ちさせられるかもしれませんね。