トモニテ
きみどり

【保育士てぃ先生のつぶやき日誌】きみどり色

Twitterのフォロワー数が49万人を超える人気保育士のてぃ先生。子どもたちと過ごす日常が詰まった書籍『きょう、ほいくえんでね…!!』から、思わずくすっと笑えたり、はっと本質に気づかされたり、きゅんと感動したり、そんなエピソードの数々をご紹介します。
Twitterのフォロワー数が49万人を超える人気保育士のてぃ先生。子どもたちと過ごす日常が詰まった書籍『きょう、ほいくえんでね…!!』から、思わずくすっと笑えたり、はっと本質に気づかされたり、きゅんと感動したり、そんなエピソードの数々をご紹介します。

クレヨンでお絵描きをしているのぼるくん(5歳)

のぼる「きみどりってなににつかうんだろうね〜!?」

先生「何に使うかな〜?」

その後のお散歩で、

先生「いろんな色の葉っぱがあるね!」

と初夏の若葉を一緒に見ていたら、

のぼる「きみどり!!!」

一緒に見て伝えられるって最高!

色には「人気のある色」と「人気のない色」があります。赤・青・ピンク色などは人気ですが、茶・黄土・ねずみ色などは人気がない色ですね。子どもたちは、「茶色は木にしか使わないじゃん!」「黄土色ってこれ何に使うの?」って言ったりします。きみどり色は人気がない色ではないのですが、のぼるくんは「きみどりって何に使うんだろう?」と疑問に思ったんですね。お絵描きのあとの散歩中に、初夏の青葉を見て「いろんな色があるね」と言いながら歩いていると、「あっ!きみどり!」ってのぼるくんがきみどり色を発見!一緒に見つけることができて、最高の気分でした!

ぽいんと

色彩感覚を身につけさせるには、外の景色から色を見つけるという遊びがおすすめです。「保育園に行くまでに、赤色が何個あるか見つけよう」など、日常生活でも簡単にできます。また、子どもにお洋服を選ばせてあげるのもいいかもしれません。色彩感覚やおしゃれのセンスは、子どもの頃から養われますので、日頃から実践してみてはいかがでしょうか。「その組み合わせはちょっと…」というときもあるでしょうけど、それもその子のセンスです。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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