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生まれてすぐの赤ちゃん

【小児科医監修】頭蓋内出血

出生時のトラブルによって脳内で出血する。【主な症状】無呼吸発作・チアノーゼ
出生時のトラブルによって脳内で出血する。【主な症状】無呼吸発作・チアノーゼ

【症状】頭蓋内のどこかで出血が起こる

頭蓋内の血管が切れて出血を起こすものです。出血が起こった部位によって、硬膜下出血(こうまくかしゅっけつ)、クモ膜下出血、脳室内出血などに分けられます。
難産などで出生時に外傷を負ったことなどが原因で起こります。また、低体重で生まれた赤ちゃんの場合、脳の血管が未熟な状態で生まれてくることや、出産のときに血液中の酸素が不足して低酸素状態になったことなどが原因で頭蓋内出血を起こすことがあります。
赤ちゃんはきげんが悪く、グッタリします。呼吸をしなかったり、呼吸をしたり止めたりを繰り返す無呼吸発作が現れます。顔色が悪くなり、唇やつめが紫色になるチアノーゼが見られます。

【治療】経過を観察したり、手術を行う

出血の場所や程度を診断し、軽症の場合は、対症療法を行い、出血した血液が体に吸収されるのを待ちます。重度の場合は、血腫を取り除く手術を行います。

写真提供:ゲッティイメージズ

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