【小児科医監修】事故の応急手当て・虫刺され、ペットにかまれた | MAMADAYS(ママデイズ)
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事故の応急手当て・虫刺され、ペットにかまれた

【小児科医監修】事故の応急手当て・虫刺され、ペットにかまれた

虫刺されは悪化しないかようすをよく見る

赤ちゃんや子どもの皮膚は薄くてデリケートです。大人には大したことのない虫刺されが、ほうっておくと症状が強くなることもあります。まずはどんな虫に刺されたか確認し、早めに対処して悪化を防ぎましょう。

ペットによるけがは小さな傷でも病院へ

犬やハムスターにかまれた、猫にひっかかれたなどのペットの事故は、赤ちゃんや子どもが不用意にペットに手を出すために起こる場合がほとんど。ペットは菌を持っていることが多いので、応急手当て後、必ず病院で治療を受けます。

応急ケアのポイント

1. ハチに刺されたら毒を吸い出す。

口で毒を吸い出し、とげが残っていたら毛抜きで抜きます。スズメバチに刺されたときや、ハチやアリに2回以上刺されたとき(過去にできたその虫の毒への抗体と新たに体内に入ってきた毒素が反発するため)、アナフィラキシー (下記リンクを参照)を起こすことがあるので、注意が必要です。

2. 蚊やブヨに刺されたら、虫刺されの薬をぬる。

刺された箇所をきれいに洗ってから、虫刺されの薬をぬります。赤ちゃんは刺されたところをかきこわして化膿させることがあるので気をつけましょう。

3. 毛虫に刺されたら、毛を取り除く。

皮膚に毛虫の細かい毛がつくと、かゆみのある発疹ができるため、粘着テープなどで患部に残った毛を取り除きます。その後に洗ってから皮膚科を受診します。

4. 犬にかまれたら、患部を洗って病院へ。

患部のまわりを強めにつまんで絞り、きれいに洗ってから病院へ。猫にひっかかれたり、ハムスターにかまれたりした場合も、患部を洗ってから病院へ行くようにしましょう。

受診の目安をチェック

救急車で大至急病院へ

□ ハチに刺されて呼吸困難やけいれんを起こしている。
□ 脈拍が弱くなった。
□ ペットにかまれて出血がひどい、傷口が大きい。

診察時間内に病院へ

□ ブヨやノミなど、かゆみの強く出る虫に刺された。
□ ペットにかまれたり、ひっかかれたりした。

家でようすを見る

□ 虫に刺されたが、応急手当てをしたら落ち着いた。

予防ポイント

【 虫 】

  • 虫の多い場所では、長袖、長ズボンで肌の露出を避ける。
  • 虫よけ剤を上手に利用する。使用時には赤ちゃんが吸い込まないよう注意。赤ちゃんには赤ちゃん用が安心。

【 ペット 】

  • 大人のいない場所で、赤ちゃんや子どもをペットと遊ばせない。
虫除けスプレー

浅羽ピピ

写真提供:ゲッティイメージズ

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