出産内祝いの「熨斗(のし)」ってどうする? | MAMADAYS(ママデイズ)
MAMADAYS(ママデイズ)
出産内祝いの「熨斗(のし)」ってどうする?

出産内祝いの「熨斗(のし)」ってどうする?

今回は、出産内祝いの「熨斗(のし)」の使い方を中心にご紹介します。贈りものを包むときの「のし」や「水引」の使い方には、それぞれに大切な意味が込められています。その意味を知ることで正しく感謝の気持ちを伝えられるようおさらいしましょう。
今回は、出産内祝いの「熨斗(のし)」の使い方を中心にご紹介します。贈りものを包むときの「のし」や「水引」の使い方には、それぞれに大切な意味が込められています。その意味を知ることで正しく感謝の気持ちを伝えられるようおさらいしましょう。

出産内祝いとは?

本来の内祝いとは、身内でのお祝いごとや喜ばしいことを「お裾分けする」という意味合いで、贈りものをすることとされています。つまり本来の出産内祝いとは、「出産」という祝いごとの喜びを身内やお世話になった方々へお裾分けする贈りもののことであるといえます。

しかし昨今では、そういった自主的な「お裾分け」ではなく「お返し」の意味が強くなってきており、いただいた出産祝いへのお返しであることが多数でしょう。内祝いの捉え方は地域によって異なるため、住んでいる地域の習慣に合わせましょう。

「熨斗(のし)」とは?

「熨斗(のし)」とはフォーマルな贈答の場面で添えられる飾りのことです。その由来は、薄く削いで乾燥させたアワビを伸ばして作られた「アワビのし」からきているとされています。現代では主に、紙に「のし」と「水引」が一緒に印刷され、簡略化された「のし紙」として目にしたことがあるのではないでしょうか。また、のしには袋状の「のし袋」もあり、お祝い用や葬儀や法事などのお悔やみ用など、贈る目的、品物によって使い分ける必要があります。

© 2015 every, Inc.

出産内祝いの「のし」で注意するポイント

出産内祝いを贈るときの水引の結び方、表書き、のしのかけ方など注意すべきポイントを紹介します。

水引は蝶結びを選ぶ

出産など何回あってもうれしいお祝いごとには蝶結びを使います。これはほどいてもまた結び直すことができることから「また機会がありますように」という願いが込められています。

水引の色や素材については、紅白や金銀などが一般的です。

© 2015 every, Inc.

のしの書き方

のしは水引を境に上側をのし上、下側をのし下と呼びます。

© 2015 every, Inc.

  • 「のし上(表書き)

のし上は「表書き」とも呼び、贈る名目を書きます。出産内祝いの場合は「出産内祝」や「内祝」と書きます。表書きは、のし紙の上段の中央に記します。このとき、文字がのしや水引にかからないように気をつけましょう。

  • のし下(名入れ)

のし下は「名入れ」とも呼ばれ、出産内祝いの場合、基本的には赤ちゃんの名前を書きます。名前が読みにくいときは、読み仮名を付けましょう。名入れは、表書きより少し小さい字で書きます。

出産内祝いの主役は、赤ちゃんです。生まれてきた赤ちゃんの名前をお披露目し、多くの人と喜びを共有するのが目的です。また生まれたての赤ちゃんが初めて感謝の気持ちを伝える機会でもあります。これには内祝い本来の意味である、お祝いごとや喜ばしいことを「お裾分けする」という思いが込められているのではないでしょうか。

のしのかけ方

出産内祝いの「のし」は「内のし」のしのかけ方には、内のしと外のしの二種類があります。

  • 「内のし」:贈りものに直接のし紙をかけ、その上から包装したもの
  • 「外のし」:包装後にのし紙をかけたもの

これらは贈るシーンに応じて使い分けられます。出産内祝いでは「内のし」が一般的です。というのは、内祝いには、品物を贈る相手を祝うものではなく「自分のお祝いごとをお裾分けする」という本来の意味があります。自分の祝いごとなので、控えめにしたいという奥ゆかしさから、内のしをかけることが選ばれるようです。「外のし」の場合は、直接内祝いを渡せるシチュエーションに用いられることがあるようです。その場合は紙袋や風呂敷に入れるなどして、手渡しする直前までのしが見えないようにするといいでしょう。紙袋ごと、風呂敷ごと渡すのは避け、中身を出して相手にのし紙の名前が正しく見えるように渡すのがより丁寧です。「内のし」「外のし」のどちらを使うかは地域によっても異なるため、住んでいる地域の習慣に合わせるのがいいでしょう。

内祝いに添えるお礼状やメッセージカードの注意点

内祝いでは、お礼状やメッセージカードなどを添えて贈ることがあります。その際の特に避けたい言葉について紹介します。

  • 「お返し」は使わない

出産内祝いは、お祝いごとや喜ばしいことを「お裾分けする」という本来の内祝いとともに、出産の報告やあいさつをするという意味合いが含まれています。そのため出産祝いの有無にかかわらず、「お返し」という言葉を使ってしまうと、「お祝いをいただいたからお返しした」という義務的なイメージになってしまう

  • 「忌み言葉(いみことば)」は使わない

忌み言葉とは、お祝いごとでは使ってはいけないとされる言葉で、注意が必要です。出産祝いの場合は、生まれてきた子どもにとって縁起が悪いことを連想させる「切る」「流れる」「諦める」「落ちる」「絶つ」「避ける」「病む」「死(四)」「苦(九)」などが挙げられます

出産内祝いを正しく準備して気持ちを正しく伝えよう。

出産内祝いには、出産の報告と幸せをお裾分けするという意味合いがあることが、おわかりいただけたでしょうか。現代では「お返し」の意図が強いですが、正しい作法を知ることで、感謝の気持ちが相手にきちんと伝わるでしょう。新しく家族に加わった赤ちゃんと共に、今後もよいお付き合いを続けるために、親しい相手でもマナーを踏まえて出産内祝いの準備をしてみてはいかがでしょうか。

参考:

主婦の友社、『冠婚葬祭はじめてのマナー』、主婦の友社、2015年

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

関連する記事

お気に入り

関連する記事