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【医師監修】授乳中に赤ちゃんが寝たら?ゲップさせなくていい?

【医師監修】授乳中に赤ちゃんが寝たら?ゲップさせなくていい?

授乳中に寝てしまったとき、そのまま寝かせてしまってもいいのか気になるママやパパは多いのではないでしょうか。今回は、授乳中に赤ちゃんが寝てしまったときに気になることをQ&A形式でまとめました。
授乳中に寝てしまったとき、そのまま寝かせてしまってもいいのか気になるママやパパは多いのではないでしょうか。今回は、授乳中に赤ちゃんが寝てしまったときに気になることをQ&A形式でまとめました。

授乳中に赤ちゃんが寝てしまっていいの?

授乳中に赤ちゃんが寝てしまいました。このまま寝かせてよいのでしょうか?

  • 授乳中に赤ちゃんが寝てしまっても大丈夫です。

    新生児には、ちょっと飲んですぐに寝てしまう赤ちゃんがいます。その場合は、起こしながら授乳するようにしましょう。何度か起こしても寝てしまう場合は、そのままで大丈夫です。また、おなかがすいてくるのを待ちましょう。中にはおなかがすいても泣いて知らせてくれない赤ちゃんもいます。生後2ヶ月くらいまでは、寝てしまった場合、3〜4時間ほどで起こして授乳するようにするといいですね。

赤ちゃんが寝てしまうのはよくあること

月齢が低い赤ちゃんが、母乳やミルクを飲みながら気持ちよさそうに寝ることはよくあります。正常に成長していれば、寝てしまうことに対して気にしすぎる必要はありません。生後2ヶ月頃までは、赤ちゃんの胃袋は小さくすぐにおなかいっぱいになってしまったり、授乳に慣れておらず飲み疲れから寝てしまったりすることがあります。

でも、授乳のあとのゲップやおむつ交換はどうしたらよいか迷いますね。眠っていても吐き戻しが多い赤ちゃんはゲップをさせてあげたほうがよいでしょう。おむつが汚れている場合は、おむつかぶれが心配なのでおむつ交換をしても大丈夫です。深い眠りに入ると、多少のことでは赤ちゃんは起きないため、眠ってしまってもゲップやおむつ交換は必要に応じておこなってあげてくださいね。

授乳中に赤ちゃんが寝てしまったときに気になること

授乳中に寝てしまってゲップをさせていません。このままで大丈夫でしょうか?

  • ゲップが出なくて苦しそうにしていたり、吐いたりしていなければそのままで大丈夫です。ゲップが出なかった場合、そのガスはのちにオナラとして排出されるので、必要以上に心配することはありません。

授乳中に眠ってしまった赤ちゃんを起こすにはどうしたらいいですか?

  • 飲み始めてあまり時間がたっていないようなら、授乳の姿勢を変えてみたり、手足やほっぺをくすぐったりして優しく刺激を与えて起こしてみましょう。

授乳しなくてはならない時間ですがなかなか起きてくれません。

  • 赤ちゃんの体重増加が少なく、どうしても時間通りに飲ませたい場合は、おむつを替えたりゲップの姿勢にしたりしてみてください。それでも起きない場合は、もう少し待ってから授乳してみましょう。それでも寝てしまったり体重増加が少ない場合には、助産師や医師と相談し、授乳方法を考える必要があります。

赤ちゃんが授乳を嫌がったら?

赤ちゃんが授乳を嫌がる場合は、無理をして授乳する必要はありません。なぜ授乳を嫌がるのかを探ってみましょう。たとえば、前の授乳から時間がたっていない、便秘でおなかが張っているからあまり飲めない、眠い、具合が悪いなど、様々なことが考えられます。しばらく待って飲むようならそれで大丈夫です。

授乳中に赤ちゃんが泣く理由

授乳中に赤ちゃんが泣いたり暴れたりする原因は、乳首が赤ちゃんの口の奥まで入っていない、母乳が出ない・出すぎ、おなかがすきすぎて怒っている、などが考えられます。

詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。

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授乳はママと赤ちゃんにとって幸せで穏やかな時間……なんてイメージしていたのに、実際に授乳をしようとすると赤ちゃんが泣いたり暴れたりして授乳どころじゃない!今回はそんなときに考えられる原因と対処法を、助産師さきさんに解説していただきました。

授乳するママが寝てしまいそうなときは注意が必要

授乳中にママが眠くなることがありますね。特に夜中の授乳は眠いものです。楽そうだからと、添い乳をしてしまうことがあるかもしれません。しかし添い乳は、ママが眠ってしまい、赤ちゃんに覆いかぶさってしまうなどのリスクがあるので注意が必要です。

添い乳の方法やリスクなどを動画で解説しているので、詳しくはこちらを参考にしてみてください。

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添い乳って心配…そんなママに、助産師直伝の正しい授乳のやり方をご紹介します。

授乳中に寝てしまい、授乳回数や量が減ることで、不安に感じるママもパパも多いのではないでしょうか? その場合は、授乳のことだけではなく、排尿の回数、排便状態(水分が多い便が出ているか)、機嫌、睡眠時間、なども観察してみましょう。変わったことがなければ、眠ってしまうことはよくあることなので、必要以上に心配することはありません。どうしても気になることがあれば、助産師や医師に相談しましょう。

参考

AAP(米国小児科学会)、"SIDS and Other Sleep-Related Infant Deaths: Updated 2016 Recommendations for a Safe Infant Sleeping Environment"、Pediatrics138(5)、2016 Nov

一般社団法人 日本周産期・新生児医学会、母子同室実施の留意点 - 日本周産期・新生児医学会  P8、2019年9月5日

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