産後のママのトラブル | MAMADAYS(ママデイズ)
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産後のママのトラブル

産後のママのトラブル

身重から身軽に!と思いきや産後数週間は、ママのからだに急激な変化がおとずれます。また、ホルモンの分泌が激変するため、精神的に不安定になりがちです。まずは休養をとり、気分が落ちこんだときにはどんなことでもパパや周りの親しい友人に話をしてこの時期を乗り切りましょう。

子宮復古不全

 産後のママの子宮は、収縮によってだんだんともとの大きさに戻っていき、それによって、胎盤がはがれた面からの出血が止まるようになっています。

 産後1日めに子宮底はおへその高さまでありますが、2日めにおへそから指2本分ほど下がり、3日めに指3本分下に、5日めになると指5本分下がっています。1週間~10日たつと、子宮は完全に骨盤におさまる大きさになり、外からはふれることができなくなります。授乳していて痛みを感じるのは、オキシトシンというホルモンが分泌されるためです。赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうのは、ママの子宮の回復にもよいことなのです。こうして産後6~8週間で、子宮は妊娠前の大きさにまで収縮していきます。

悪露の異常

 悪露は茶褐色からだんだんとふつうのおりものに変化しますが、動き過ぎたあとや体調が悪い時に、少し血が混じったり、また白に戻ったりしながら、最終的に落ち着きます。

 鮮血がたくさん出たり、血のかたまりが混じっていたりした時や、においがある時には、細菌感染や子宮復古不全、胎盤遺残の可能性も疑われるので、病院にいきましょう。

産褥熱

 子宮内に残った傷が細菌感染により、炎症を起こした時に出る熱。このような時は抗菌薬を服用して感染を治療することもあります。

 おなかの痛みや熱が出ることもあります。感染症が起きた時期によって、産後1~2日で症状が出たり、4~5日で出たり、1週間くらいたってから出る場合もあります。退院後に症状が出たら、診察を受けましょう。

乳汁うっ滞

 乳房が張っていても、乳管の出口が開いていなかったり、乳管の途中でつまっていたりして、乳腺内に乳汁がたまってくることをいいます。

 赤ちゃんはまだ吸うことに慣れていないので、乳腺内の乳汁を十分吸いとれていないことからも起こります。乳房が赤くはれて痛みがあります。38℃くらいの熱が出ることもあります。

 はれている部分に冷湿布をし、乳管を開きます。痛くてもできるだけ赤ちゃんに吸ってもらうことで、たまっている乳汁が外に吸い出されます。

乳頭部亀裂症

 乳頭の皮膚がただれたり、亀裂ができてひび割れて出血したりすること。母乳の出が悪くて長時間授乳していたり、赤ちゃんの吸う力が強すぎて乳頭に傷ができることが原因です。

 症状が軽い時は、搾乳をし、医師から処方された軟膏を塗布します。痛みが強い時は、搾乳器でしぼってから哺乳びんで与えます。

 授乳のたびに乳腺内に残った乳汁をよくしぼり出し、乳首や乳房をさわる時はよく手を洗って清潔にし、乳腺炎を起こさないように予防します。母乳パッドもこまめに取り替えましょう。

乳腺炎

 乳頭にできた傷から化膿菌が侵入して乳腺に感染したり、たまった乳汁に含まれる細菌が繁殖したりして炎症を引き起こすと乳腺炎になります。

 乳房の一部や全体が赤くはれたりしこりができたりし、ズキズキと痛みます。わきの下のリンパ線がはれ、38℃以上の熱が出ることもあります。

 治療としては化膿している部分に注射をしてうみを吸い出したり、化膿している部分を切開してうみを出したりします。

 また抗菌薬を服用し、乳房を冷湿布で冷やしますが、この間も授乳を継続することができます。

膀胱炎・腎盂腎炎

 産後はからだの抵抗力が落ちていることや、尿が出にくい、尿意を感じにくいといったことがあるため、膀胱炎や腎盂腎炎などの尿路感染症になりやすい環境にあります。

 排尿時に痛みを感じる、残尿感が続く、恥骨のあたりがだるい、血尿や白く濁った尿が出た時には、水分をしっかりとり、症状が続く時は受診を。

マタニティブルーズ

 からだや環境が急激に変化することで、ママの心はとても不安定。ささいなことでも強い不安が生まれ、ゆううつな気分になります。このような産後の精神的な落ち込みをマタニティブルーズといい、はじめてママになった人の半数近くが経験するといわれます。

 パパをはじめ、周りの人は、赤ちゃんばかりに意識を向けずに、産後のママをやさしく気使ってあげてください。時期がくると自然によくなります。

貧血

 産褥期には多く見られ、めまい、息切れ、動悸、疲れやすく、だるいなどの症状を伴います。鉄剤を服用したり、鉄分を含む食品をとったりして治しましょう。

腰痛

 抱っこやおんぶ、授乳や沐浴など赤ちゃんの世話で、腰痛の慢性化する人がいるようです。腰が疲れたら、無理をしないで骨盤支持ベルトと腰痛体操を。

その他のトラブル

産後の高血圧、たんぱく尿

 妊娠高血圧症候群は、出産が終わると軽快しますが、産後12週間までは症状が消えず、高血圧やたんぱく尿が続くことがあります。

 その場合に放置せず、内科で引き続き治療を。塩分や水分を控え、適度なカロリーに抑えた食事をとる生活を続けましょう。また、赤ちゃんが眠っている時はできるだけママも睡眠をとって、疲れないようにします。

From mama 産後トラブルは突然やってきた!

  • 部屋中に抜け毛が散乱していた。産後6か月くらいまで抜けたかも
  • おなかに妊娠線ができてしまった。ビキニが着られなくなった
  • 赤ちゃんの抱っこのしすぎで腱鞘炎に。満足に抱っこできないのがいやで整骨院にいった
  • 赤ちゃんの吸う力で乳首がひび割れ。軟膏で治した
  • とにかく育児をするうえで大変だったのが腰痛。授乳を添い乳にするなどして負担を減らした

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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