【管理栄養士監修】授乳中のママが生卵を食べても大丈夫? | MAMADAYS(ママデイズ)
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授乳中のママが生卵を食べても大丈夫?

【管理栄養士監修】授乳中のママが生卵を食べても大丈夫?

授乳中のママは生卵を食べても大丈夫です。ただし、生卵を食べるときは一般的に衛生面に注意が必要です。この記事では授乳中に生卵を食べてよい理由や、生卵を食べるときに気をつけたい衛生面についてなどを紹介します。
授乳中のママは生卵を食べても大丈夫です。ただし、生卵を食べるときは一般的に衛生面に注意が必要です。この記事では授乳中に生卵を食べてよい理由や、生卵を食べるときに気をつけたい衛生面についてなどを紹介します。

授乳中のママは卵かけご飯など、生卵を食べてもOK

授乳中に生卵を食べても、基本的には赤ちゃんに影響はありません

生卵を食べるときに気になるのは、生卵の食中毒の原因に多いサルモネラ菌ですが、母乳に移行することはないので授乳中のママが生卵を食べても問題はありません。

そのほかに、赤ちゃんが卵アレルギーになるのを防ぐ目的で卵を食べることを控えるママもいるようですが、食物アレルギー予防のために特定の食品を食べることを避けても、実際には予防効果はないといわれているため、卵を控える必要はありません。

赤ちゃんに食物アレルギーがあるとわかっている場合でも、授乳中のママが原因となる食品を避けなくてもよいことが多いです。ただし、場合によっては医師に相談が必要なこともあります。

これについて詳しくは、記事の後半で紹介します。

卵に含まれる栄養素

卵にはたんぱく質やビタミンA・ミネラルなど様々な栄養素が含まれています。

そのため、授乳中に食事に取り入れたい食品の一つです。

卵以外の食品も組み合わせながら、栄養バランスのよい食事を意識してみてくださいね。

生卵を食べる場合は、衛生面に配慮が必要

生卵には食中毒の原因となるサルモネラ菌が付着していることがあります。

サルモネラ菌がママの母乳から赤ちゃんにうつることはありませんが、ママが体調を崩してしまっては大変です。

食中毒を予防するためには、購入後の卵は消費期限内に使用し、卵をさわったあとは手洗いをしてからほかの食品や食器を手に取りましょう。

体調がすぐれないときは、体の抵抗力が落ちて食中毒になる可能性が高まるため、生卵は控えたほうが安心でしょう。たとえば、生のまま食べる卵かけご飯ではなく、チャーハンのように加熱してから食べるのがおすすめです。

妊娠中は生卵を控えたほうがよいといわれていた理由

生卵に付着していることがあるサルモネラ菌は、食中毒を引き起こす可能性のある細菌です。

妊娠中は妊娠していないときよりも、細菌やウイルスに対する免疫力が弱くなっており、食中毒になる可能性が高まります。

妊娠中のママが食中毒になると、腸が炎症をきたし激しい下痢を認め、その炎症が子宮に波及し子宮が収縮することによる流産や切迫早産につながる可能性があったため、生卵は控える必要がありました。

産後である授乳中のママは、衛生面に配慮をすれば母乳から赤ちゃんにサルモネラ菌が移行することはないため、生卵を食べても大丈夫です。

しかし、先述のように体調がすぐれないときは体の抵抗力が落ちて普段より食中毒になる可能性が高くなるため、生卵は控えたほうが安心です。

赤ちゃんの卵アレルギーへの影響はある?

食物アレルギー発症予防のために、卵をはじめ特定の食品を除去することは効果がないといわれています。

子どもに卵アレルギーがある場合でも、授乳中のママは原因となる卵を除去しなくてもよいことが多いといわれています。

もし授乳中のママが卵を食べたときに、子どもに食物アレルギーの症状が出ている疑いがある場合には、速やかに病院を受診して、医師の診断に基づいた必要最低限の食品を除去しましょう。

不安になることもありますが、不用意に食品の除去をおこなうと食事の栄養バランスを大きくかたよらせてしまいます。

心配な場合はかかりつけの医師に相談するようにしましょう。

参考 

・『日本人の食事摂取基準(2020年版) 』(厚生労働省)

・五十嵐隆(監修)、『授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)実践の手引き』公益財団法人 母子衛生研究会、2020年

写真提供:ゲッティイメージズ

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